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「山口放送」の版間の差分

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2022年9月25日 (日) 05:15時点における版

山口放送株式会社[1]
Yamaguchi Broadcasting Co., Ltd.[2]
山口放送 社屋(周南市)
種類 株式会社
略称 KRY[1]
本社所在地 日本の旗 日本
745-8686[1]
山口県周南市大字徳山5853番地の2
[1][3]
設立 1956年昭和31年)3月6日
(株式会社ラジオ山口)[4]
業種 情報・通信業
法人番号 6250001009332
事業内容 放送時間の販売
番組の制作販売[2]
代表者 代表取締役会長 岩田幸雄
代表取締役社長 林延吉[1]
資本金 2億3000万円
(2021年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 46万株(2021年6月30日現在)[2]
売上高 51億4262万2000円(2020年度)
営業利益 2532万1000円(2020年度)
経常利益 6834万3000円(2020年度)
純利益 6891万3000円(2020年度)
純資産 118億3453万8000円
(2021年3月31日現在)[2]
総資産 139億6807万3000円
(2021年3月31日現在)[2]
従業員数 126人 (2021年3月31日現在)[2]
決算期 3月31日[2]
会計監査人 朝長慎弥[2]
主要株主 日本テレビホールディングス 10.4%
(2020年7月1日時点)[5]
主要子会社 株式会社KRYプロモーション[1]
外部リンク https://kry.co.jp/
特記事項:経営指標などは2017年3月期、有価証券報告書より
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山口放送
基本情報
英名 Yamaguchi Broadcasting Co., Ltd.[1]
略称 KRY[1]
本社 〒745-8686[1]
山口県周南市徳山5853番地の2
[1][3]
演奏所 本社と同じ
公式サイト https://kry.co.jp/
ラジオ
放送対象地域 山口県
系列 JRNNRN
愛称 KRYラジオ
呼出符号 JOPF
呼出名称 やまぐちほうそう
開局日 1956年4月1日
親局 / 出力 周南 765kHz /  5kW
主な中継局
テレビ
放送対象地域 山口県
ニュース系列 NNN
番組供給系列 NNS
呼出符号 JOPF-DTV
開局日 1959年10月1日
リモコンキーID 4[6]
デジタル親局 周南(大平山) 20ch
アナログ親局 周南(大平山) 11ch
ガイドチャンネル 11ch
主な中継局
主なアナログ中継局
特記事項:
○テレビの下関(関門)中継局は、1964年9月30日まで

本局(周南)とは別内容の編成だった。

○2006年10月1日に地上デジタル放送を開始。
(親局は周南局のみ)
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山口放送株式会社(やまぐちほうそう、Yamaguchi Broadcasting Co., Ltd.)は、山口県放送対象地域とした中波放送(AM放送)事業とテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。

概要

山口県下で一番最初に放送を開始し、民間放送局にして唯一のラジオ・テレビ兼営局である。テレビネットワークはNNN/NNS日本テレビ系列)で、ラジオは全国ラジオネットワーク(NRN)・ジャパン・ラジオ・ネットワーク(JRN)のクロスネット局。略称のKRYは、1956年にラジオ専業局として開局した当初、「株式会社ラジオ山口」(KK.RADIO YAMAGUCHI)という社名であったことに由来する。テレビ放送開始後の1961年に現在の社名となった。

本社(演奏所)は開局当初から県東部の周南市(旧・徳山市)にあり、県庁所在地山口市ならびに県内最大の都市である下関市には支社は設けているものの、放送機能としては報道スタジオがあるのみで演奏所の機能を有しない。ただし、かつての関門テレビジョン放送局(下関市)は、番組編成上の経緯(詳細後述)からコールサインを持った独立した親局だった(放送内容は一貫して本社で制作)。

開局当初、朝日放送(現:朝日放送グループホールディングス朝日放送テレビ朝日放送ラジオ)から支援を受けていた関係で、JNNTBS系列)やANNテレビ朝日系列)とも関連があり、1978年10月テレビ山口 (tys) がテレビ朝日系列(非報道系番組のネット保証契約のみ結び、ニュースネットワークのANNには非加盟)から離脱するまでは、テレビ山口の編成から外れたTBS系列(1975年3月30日まで朝日放送が加盟)・テレビ朝日系列の一般番組を購入していたほか、テレビ山口のテレビ朝日系列離脱後、1993年山口朝日放送 (yab) が開局するまでは、日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネット局となっていた[注釈 1]。テレビ朝日系列においては一般番組で同時・遅れネット番組をスポンサードネット・個別の番販購入を合わせて相当数編成するだけでなく一定のネット保障を受けた一方、報道面では入中や素材送りがメインで、年末のANN特番である『全国おもしろニュースグランプリ』にも参加していた。

FNN・FNSには一貫して加盟していなかった一方、過去にフジテレビジョンと資本および人的関係があったことから、テレビ山口の編成から外れたフジテレビ系列の番組を相当数編成し、山口朝日放送の開局後も若干の番販購入を継続している。

後述の通り、ドキュメンタリー制作に力を入れており『NNNドキュメント』の自社制作分については幾度か日本民間放送連盟賞を受賞したほかラジオのドキュメンタリーなどでも同賞を受賞した。また、当局発の全国ネット番組もテレビでは『三宅裕司のワークパラダイス』(1999年10月 - 2000年3月)、『三宅裕司のドシロウト』(2000年4月 - 2006年3月)などを制作した。ラジオでは『松村邦洋のOH-!邦自慢』(2014年10月 - )が現在も放送中である。

開局以来基本的にCIを行っていない。ラジオ山口開局当初は徳山局の"JOPF"をモチーフにしたもの。"J"の頂点から6つの輪を放射線状に描き電波をイメージ、"J"の横に"OPF"を表記したロゴがあった。略称ロゴは1994年当時小文字の "kry" を平行四辺形で囲んだものであった。現在は大文字 (KRY) ベースの斜体で表記しており、"Y" の字が小文字の "y" をモチーフとしたものとなっている。

本社所在地

事業所

山口放送 山口支社
  • 支社 : 山口、下関、東京、大阪、広島、福岡
  • 支局 : 岩国、宇部、萩
出典[1]

支社・支局所在地

資本構成

概要

テレビ放送のキー局である日本テレビ放送網が筆頭株主。関連自治体である山口県や周南市防府市、さらには周南市に主力拠点を置くトクヤマ出光興産東ソーなどが大株主として参加している。山口フィナンシャルグループの2社(山口銀行ワイエムリース)で9.04%の株式を保有する実質第2位の株主となる。なお、宇部興産はテレビ山口、トクヤマは山口朝日放送の大株主でもある。また、フジテレビジョンが山口放送の上位株主だった一方、読売新聞大阪本社が一時期フジテレビ系列でもあったテレビ山口の大株主という新聞資本と加盟系列のねじれが発生していた時期もある。

2021年3月31日

資本金 発行済株式総数 株主数
2億3000万円 460,000株 379

[2]

株主 株式数 比率
日本テレビ放送網 48,000株 10.43%
山口県 40,000株 08.70%
周南市 37,000株 08.00%
赤尾知子 26,000株 05.63%
トクヤマ 24,000株 05.22%
山口銀行 23,000株 05.00%
ワイエムリース 19,000株 04.04%
宇部興産 17,000株 03.74%
出光興産 17,000株 03.61%
東ソー 16,000株 03.48%
防府市 16,000株 03.48%

過去の資本構成

企業・団体は当時の名称。出典:[7][8][9][10][11]

沿革

周南地区に位置する徳山市(現・周南市)・下松市光市の3市は、1951年頃から公営ラジオ局の設立を構想していた。しかし先例となったはずだった「姫路市営放送」(兵庫県)が、予備免許が交付されながらも開局出来なかったことから(開局を断念した放送局一覧を参照)、下松・光両市は「実現は困難」として離脱、残された徳山市は単独で計画を進め、免許申請に至ろうとした矢先の1953年(昭和28年)3月26日に防府市にラジオ九州(現在のRKBラジオ)が中継局を設置する免許申請を行い、ラジオ山口(KRY)の周南放送局開局申請との競願となる。その後、山口県知事の斡旋でKRYはRKBと業務協定を行う事となり、RKBは申請を取り下げた。しかし、1956年の開局時はライバルの九州朝日放送KBCラジオ)の協力を取り付けたため、業務協定は結局実現しなかった。これらの調整が長引いた結果、全国的にも後発となる1956年の開局となった。 関門地区のテレビ免許でもRKBとKRYは競願の末、両社で西部毎日テレビジョン放送を設立。RKBがこれを合併した事で、一時KRYがRKBの経営に携わっていた時期があった。

  • 1956年(昭和31年)
    • 3月 - 徳山市(当時)に「株式会社ラジオ山口」設立。当時の略称はJOPFだった。
    • 4月1日 - 全国38番目の民放ラジオ局として放送開始。
    当初は、徳山市久米(くめ)に本社・送信所・ラジオアンテナがあり、当時現地に残っていた旧海軍通信学校の建物を改修した社屋だった[12]。当時の久米を象徴する建物と言われていた。当初の周波数は 560kc(のちに940kc)
  • 1957年(昭和32年)9月4日 - 略称をJOPFからKRYと改める。
1961年頃の本社屋(当時:徳山市公園区)
  • 1959年(昭和34年)10月1日 - 「ラジオ山口テレビ」としてテレビ放送開始、テレビ演奏所を現在の公園区に設置。
  • 1961年(昭和36年)
    • 6月1日 - 「山口放送株式会社」に社名を変更。
    • 7月14日 - 下関市に関門テレビ局を開局。以後、複雑なネットワーク変遷をたどる(別項参照)。
  • 1965年(昭和40年)5月3日 - ラジオ、NRNに加盟。
  • 1966年(昭和41年)4月1日 - テレビ、NNNに加盟。
  • 1967年(昭和42年)10月1日 - テレビ、カラー放送開始。
    この頃、山口放送の久米本社付近に山陽新幹線の線路が建設されることになり、本社を現在の公園区へ移転。旧本社ならびに旧送信所は解体された。
  • 1972年(昭和47年)6月14日 - テレビ、NNSに加盟。
  • 1978年(昭和53年)11月23日 - ラジオ、周波数変更。これは国際電気通信連合 (ITU) の取り決めにより、AM放送の周波数ステップ(間隔)が10kHz間隔から9kHz間隔に変更(通称:9キロヘルツセパレーション)されることに伴うもの。徳山本局では940kHzから現在の765kHzに変更され、同時に本局は指向性解除。周波数も低くなったことでエリアが拡大された。
  • 1979年(昭和54年)12月1日 - テレビ音声多重放送開始。(山口県内の民放テレビ局及び、当時のANN系列局及びクロスネット局では初めて)(HTV広島テレビとFBS福岡放送と同日)
  • 1982年(昭和57年)10月26日 - ラジオ、JRNに加盟。同時期に、RFラジオ日本との回線として、「RFライン」開設。いくつかのRF制作番組の放送開始。
  • 1989年(平成元年) 4月1日 - 現在のロゴに変更。
  • 1990年(平成2年)4月2日 - ラジオ、24時間放送を開始。
  • 1993年(平成5年)10月1日 - YAB山口朝日放送が開局し、テレビ朝日の番組が完全移行される。これにより日本テレビ系列フルネット局になり、クロスネットは解消された。
  • 2000年(平成12年)1月1日 - テレビ、24時間放送を開始。
  • 2005年(平成17年)3月31日 - テレビ、主調整室(マスター)設備をデジタル放送対応のものに更新。
  • 2006年(平成18年)10月1日 - 地上デジタル放送開始。
  • 2011年(平成23年)7月24日正午 - アナログテレビジョン放送終了。デジタル一本化。これに伴い、関門テレビ局(KRY関門テレビジョン放送支局)のコールサイン「JOPM-TV」は、総務省の取り決めにより中継局扱いとなったため返上された。なお、ラジオの下関放送局(下関ラジオ放送支局)のコールサイン「JOPM」は、従来通り維持。
  • 2012年(平成24年)
  • 2015年(平成27年)7月21日 - FM補完放送の本放送開始[13]
  • 2016年(平成28年)5月9日 - 「radiko.jp」および「radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)」にて、インターネットでのラジオ配信を開始[14]
  • 2019年(平成31年、令和元年)4月8日 - テレビ放送の主調整室(マスター)設備を更新。

ラジオ

周波数

AM放送[6]
親局 呼出符号 周波数 出力 備考
周南 JOPF 765kHz 5kW [15]
予備送信所 - 1kW 周南本社屋上に設置。2012年4月12日に免許を受けた[16]
中継局 呼出符号 周波数 出力 備考
山口 (JOPO) 765kHz 300W 2009年4月27日に周波数変更(1458kHzから)と増力(100Wから)を実施し、呼出符号を返上。
須佐田万川 - 300W
JOPL 1485kHz 1kW
下関 JOPM 918kHz
岩国 JOPN
放送開始(起点)時と、日曜付け放送終了(月曜1時)の局名アナウンスの際、周南の親局のみ「周南本局」、コールサインがない山口、須佐田万川の2つの中継局については「〇〇局」としてアナウンスし、それ以外のコールサインがある放送支局については一律「〇〇放送局」とアナウンスする。
FM補完放送 (エフエムKRY[17])
中継局呼出名称 周波数 出力 放送開始日[18] 備考
KRY山口FM 92.3MHz 1kW 2015年7月21日 2015年6月16日予備免許[19]
KRY柳井FM 100W 2016年10月12日
KRY岩国FM 2017年4月23日
KRY下関FM 2017年5月21日 [20]
KRY阿東FM 2017年9月23日 [21]
KRY宇部FM 2018年4月11日 [22]
KRY山口鴻ノ峯FM 2018年11月12日 [23]
KRY周防大島FM 20W 2018年12月5日 中継局は東和TV局と同一[24]
KRY美祢FM 86.4MHz 100W 2015年11月29日 [25][26]
KRY長門FM 20W 2016年4月18日
KRY萩FM 100W 2016年8月2日
KRY豊浦FM 20W 2017年10月23日 [27]
KRY須佐田万川FM 50W 2018年8月29日 [28]
KRY豊田FM 20W 2021年8月25日 [29]
FM補完放送技術実験局
中継局呼出名称 周波数 出力 放送期間 備考
豊北エフエム実験局 86.4MHz - 2020年7月20日[30] - 2021年内 同一周波数での放送波中継を可能にする“FM回り込みキャンセラー”の開発と
フィールド試験を行うための局。[31]
錦エフエム実験局 92.3MHz - 2022年9月16日[32] -

FM放送について

FM補完放送の実施にあたっては、瀬戸内側(92.3MHz)と日本海側(86.4MHz)で、それぞれ複数の送信所が同一の周波数を用い、複数の送信局からの電波が受信できるエリアで波長を同期させる「FM同期放送」を実施している。これの実現には日本通信機との共同開発による、電波の到達時刻を高精度に調整する「高精度デジタル方式FM同期放送送信機」を用いており[33]、同様の実証実験を行ったNHKアイテック(現・NHKテクノロジーズ)と3社共同でFM同期放送システムに関する特許(特許第6196277号)を取得している[34]。また、日本海側(86.4 MHz)の各局の整備は総務省の「民放ラジオ難聴解消支援事業」(外国波混信及び地理・地形的難聴対策)[注釈 2]の認定を受け、国庫補助事業対象となっている[36]。2021年の豊田FM放送開始をもって、FM補完中継局は14局運用開始している(局数は全国最多[18])。

従来FM同期放送にはいくつか課題が残されており、同じ周波数が重なる干渉エリアでは雑音が発生し聴こえ辛くなり、親局と中継局の距離を保ちながら設置せねばならず、その中間点で電波の届かないエリアが発生していた。このデジタル同期放送では、GPS衛星等により常時、周波数と電波発射のタイミングを1/100万分秒の精度で合わせ、課題であった「同一電波による干渉エリアでも、クリアなFM放送の聴取」を行わせるもので、周波数を逐一変える手間を省き[注釈 3]、周波数の有効活用が進むことを目指している。山口放送においては特に前述の混信・弱出力のため特に反応が弱かったとされる県北部からのリスナーの反応が増えたとされる[37]。兵庫県のラジオ関西(神戸局・姫路局)ではこのシステムを取り入れている。また、同一周波数で複数の中継局を置く南海放送でも別の形であるがFM同期放送を実現させている。

新技術に対するフィールド実験にも積極的で、これまで2局の運用実績がある。ただし、あくまで「実験局」であるため、サービスエリアマップなどには掲載はなく、実験が終了次第機材などは撤去される[38]

ラジオネットワークの変遷

現在は、JRNとNRNの両方に加盟している。

このうち、NRNには1965年5月3日の結成とともに加盟。これは、山口放送がラジオ山口として開局した頃に、ニッポン放送朝日放送ラジオ、KBCラジオからの協力を多く受けていたことに起因する。この中でも、隣の県にあるKBCラジオとの結びつきが強く、当初はKBCラジオ発のニュースをサイマルネット(後述)していた。

一方、JRNへの加盟は開局時に軋轢のあったRKB毎日放送(RKBラジオ)も幹事社となっていることもあり長らく実現しなかったが、ラジオ関東(現・RFラジオ日本)が独占していたプロ野球読売ジャイアンツ主催ゲーム(ラジオ日本ジャイアンツナイター#JRN・NRNとの関係参照)のラジオの放送権が、1979年4月以降、JRNにも与えられたことでクロスネットへの動きを強める。山口放送三十年史によると、1982年のJRN加盟に向けては周囲の系列局の判断が必要であったが、山口放送のテレビのメインネットがNNNであるのに対し、まわりのラテ兼営局である山陰放送中国放送、RKB毎日放送の各局は、テレビ部門がいずれもJNN系列であるため、難航が予想された、とある[要ページ番号]。加盟が実現したのは1982年10月26日(JRNラインネットがスタートするのは1983年4月1日)のことである。

ラジオニュース

元は、朝日新聞毎日新聞中国新聞の3社が提供していた。一時期、平日11時、12時、16時、22時、0時などの『朝日新聞ニュース』は、KBCラジオとのサイマル放送で、KBCラジオのニュースをそのまま放送していた。これは、放送開始当初に山口放送に全国ニュースを集めるまでの力がなく、当時、開局や制作に協力のあったニッポン放送やKBCラジオの力を借りたもののうちのひとつである。しかしその後、1976年に毎日新聞の提供が終了、1993年には朝日新聞も規模を大幅に縮小し(事実上撤退)、その穴を埋めるように読売新聞も提供するようになり、現在は読売新聞をメインとしている。

現在放送中のラジオ番組

  • 放送時間は日曜 25:00 - 28:00を除く24時間(月曜のみ4:00開始、他は5:00基点)。選挙特番や年末年始は臨時の終夜放送を行うことがまれにある。選挙特番についてはラジオテレビ同時放送の件もあるため#現在放送中のテレビ番組の選挙特別番組の項に詳述。
  • 放送時間は2021年9月29日現在時点のもの(参考:ラジオ基本番組表

自社制作番組は太字

平日

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
5 00 5:00 岡村孝子 あの頃ミュージック(かしわプロダクション
10 5:10 今日は何の日!?
20 5:20 世の光太平洋放送協会
25 5:25 心のともしびカトリック善き牧者の会
30 5:30 生島ヒロシのおはよう一直線TBSラジオ
6 00
30 6:30 おはよう体操!630
35 6:35 アーティストBOX(かしわプロダクション)
45 6:45 ENEOSプレゼンツ あさナビニッポン放送
55 6:55 森卓のいま知り(かしわプロダクション)
7 00 7:00 KRY Morning Up
▽7:10 お早う! ニュースネットワーク(ニッポン放送)
▽7:40 SUZUKIハッピーモーニング・羽田美智子のいってらっしゃい(ニッポン放送)
▽7:45 歌のない歌謡曲JRN系企画ネット番組)
▽8:00 話題のアンテナ 日本全国8時です(TBSラジオ)
▽8:50 武田鉄矢・今朝の三枚おろし文化放送
▽9:40 山口合同ガス Presents ミュージックアラカルト
8 00
9 00
10 00
11 00 11:00 テレフォン人生相談(ニッポン放送)
20 11:20 快適生活ラジオショッピング
25 11:25 河村通夫の大自然まるかじりライフマール
35 11:35 DJボビー 洋楽玉手箱(かしわプロダクション)[39]
40 11:40 氷川きよし 限界突破RADIO(文化放送)
50 11:50 ドクターごとうの熱血訪問クリニック(マール)
12 00 12:00 お昼はZETTAI ラジTIME[40]
▽14:50 GIFT〜未来への贈り物〜(TBSラジオ)
13 00
14 00
15 00
16 00 16:00 読売新聞ニュース
05 16:05 今旬!インフォメーション 16:05 まいどあり〜。 16:05 ときめきショッピング 16:05 今旬!インフォメーション
20 16:20 ミュージック・ジグソーパズル(文化放送)
30 16:30 かきくけこじせいご(かしわプロダクション)
35 16:35 元気スイッチ 16:35 耳より健康便り 16:35 健康とっておき 16:35 まいどあり〜。 16:35 新・流行音楽堂(かしわプロダクション)
50 16:50 あなたにハッピー・メロディ(ニッポン放送)
17 00 17:00 ニュース・パレード(文化放送)
15 17:15 KRYニュースジャンクション
▽17:30 ネットワークトゥデイ(TBSラジオ)
▽17:45 時東ぁみの危機耳ラジオ〜その時のために!〜(かしわプロダクション)
18 00
20 18:20 山下くに子の「見酒、きき酒、語り酒」(マール) 18:20 KRYエキサイトナイター
30 18:30 かが屋の鶴の間中国放送[41]
19 00 19:00 松村邦洋のOH-!邦自慢(再放送)
30 19:30 問わず語りの神田伯山(TBSラジオ)
20 00 20:00 髭男爵 ルネッサンスラジオ(文化放送)
30 20:30 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo(ニッポン放送)
21 00 21:00 水城なつみのなつみ館 21:00 ベストミュージックコレクションジャパン 21:00 ミュージックブルペン(かしわプロダクション)
30 21:30 あにまにあ北陸放送
22 00 22:00 オールナイトニッポン MUSIC10(ニッポン放送) 22:00 オールナイトニッポンGOLD(ニッポン放送)
23 00
0 00 0:00 レコメン!(文化放送) 0:00 嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス(文化放送)
1 00 1:00 Creepy Nutsのオールナイトニッポン(ニッポン放送) 1:00 星野源のオールナイトニッポン(ニッポン放送) 1:00 乃木坂46のオールナイトニッポン(ニッポン放送) 1:00 ナインティナインのオールナイトニッポン(ニッポン放送) 1:00 霜降り明星のオールナイトニッポンシリーズ(ニッポン放送)
2 00
3 00 3:00 フワちゃんのオールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送) 3:00 ぺこぱのオールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送) 3:00 佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送) 3:00 マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送) 3:00 三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送)
4 00
30 4:30 上柳昌彦 あさぼらけ(ニッポン放送)

週末

土曜日 日曜日
5 00 5:00 由紀さおりのハッピーモーニング(かしわプロダクション) 5:00 ベストミュージックコレクション
20 5:20 世の光(太平洋放送協会)
25 5:25 心のともしび(カトリック善き牧者の会)
30 5:30 介護あんしん手帖 5:30 ミュージックフォトブック(スバルプランニング
45 5:45 1万年堂出版の時間 5:45 小松亮太の音楽世界旅行
6 00 6:00 土曜朝6時 木梨の会。(TBSラジオ)
▽但し、最終週のみ『今日もいきいき はつらつ人生』を6:00から放送する為、6:30飛び乗り。
6:00 西本願寺の時間
10 6:10 荻原次晴のニッポン応援団
25 6:25 たんぽぽの綿毛time♪
35 6:35 天理教の時間
50 6:50 週刊 なるほど!ニッポン(ニッポン放送) 6:50 おはよう!ニッポン全国消防団(ニッポン放送)
7 00 7:00 林家たい平 たいあん吉日!おかしら付き♪[42](文化放送) 7:00 水森かおりの歌謡紀行(ラジオ大阪
最終週のみ『みんなの中にKRY』(テレビの音声をそのまま放送)
15 7:15 藤田恵美の「かみつれ雑貨店」(マール)
30 7:30 週刊 ENJOY♪ランニング
45 7:45 サウンドスケッチ 7:45 身近なことからSDGs
8 00 8:00 話題のアンテナ 日本全国8時です(TBSラジオ) 8:00 地方創生プログラム ONE-J (TBSラジオ)
15 8:15 モーニングコール やさしく歌って
30 8:30 平野融〜メディカルストリングス〜(マール)
45 8:45 まいどあり〜。
9 00 9:00 どよーDA!
10 00 10:00 鈴木久美の日曜日のクラシック
30 10:30 奥様なんでも大学
11 00 11:00 テレフォン人生相談(ニッポン放送)
20 11:20 録音風物誌火曜会
30 11:30 大人のラジオバラエティ ご昭和ください
12 00 12:00 ネッツトヨタ山口 Happy★Paradise 12:00 高松綾香恋する☆オンガク
13 00 13:00 ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB(文化放送)
▽13:55 KRYニュース
13:00 林哲司&半田健人の昭和音楽堂静岡放送
30 13:30 志の輔&雷鳥のなんでか?ニッポン北日本放送
14 00 14:00 ちひろDEブレイク
30 14:30 ドラマってムジカ(かしわプロダクション)
45 14:45 わくわくお届け便
55 14:55 アナログタロウ 痛快!アナログヒッパレ〜♪
15 00 15:00 松村邦洋のOH-!邦自慢 15:00 GOGO競馬サンデー!MBSラジオ
30 15:30 純烈 スーパー銭湯!!(かしわプロダクション)
16 00 16:00 ラジKING GOLD 16:00 KRYニュース
05 16:05 荻原次晴のニッポン応援団(かしわプロダクション)
20 16:20 銀シャリのおむすびラジオ
30 16:30 昭和歌謡セレクションラジオNIKKEI
55 16:55 道路交通情報 16:55 週刊くるまなび
17 00 17:00 音楽☆とらのアナ火曜会 17:00 ヤスベェの人生100歳満点![43]
30 17:30 宮下草薙の15分 (文化放送) 17:30 亀渕昭信のお宝POPS(火曜会)
45 17:45 ウィークエンドネットワーク(TBSラジオ)
50 17:50 KRYニュースサタデー
18 00 18:00 林部智史の「あいたいラジオ(山形放送 18:00 中四国ライブネット(中国放送・中四国民放AM局持ち回り制作)
20 18:20 KRYエキサイトナイター
19 00
20 00 20:00 流れ星☆のキッズスクール(ぎふチャン
30 20:30 田中編集長のサントラ大作戦(福井放送
21 00 21:00 ベストミュージックコレクションジャパン 21:00 みょ〜なラジオ(山陰放送
30 21:30 大人の音楽堂〜ういろう、ひねってみました〜 21:30 キョートリアル!コンニチ的チュートリアルKBS京都
22 00 22:00 なりカル! 22:00 STU48のちりめんパーティー(中国放送)
30 22:30 ukkaり娘の浮かれでぃお
23 00 23:00 中居正広 ON&ON AIR(ニッポン放送) 23:00 ジャニーズWEST もぎたて関ジュース[44]ラジオ関西
30 23:30 SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル(ニッポン放送) 23:30 ミューコミVR (ニッポン放送)
0 00
30 0:30 岩本公水 星の語りべ
1 00 1:00 オードリーのオールナイトニッポン(ニッポン放送) 1:00 お休みメモ 
02 1:02 放送休止
2 00
3 00 3:00 オールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送)
55 3:55 オープニング
4 00 4:00 吉田照美の森羅万SHOWかしわプロダクション制作)
不定期・特別番組
自社制作
KRYテレビで『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』が放送される日に5~10分で編成。2021年は土曜18:00-18:10、日曜6:55-7:00、日曜8:55-9:00(『ONE-J』に内包)で放送された。ラジオ版の担当は深澤朝香藤澤達弥
2019年までは日中にも30分程度枠が設けられ、テレビの長時間ローカル枠に出演するチャリティパーソナリティらを迎えたこともあったが、2020年・2021年は山口放送社内のみの完全非公開のため、ラジオ版も放送時間が縮小されている。
なお、ラテ兼営で、テレビ部門が日本テレビ系列の局で、ラジオ部門においても枠を設けて24時間テレビについて扱うのは山口放送が唯一である[45]
ネット番組
TBSラジオ制作
文化放送制作
ニッポン放送制作
かしわプロダクション制作
その他各局制作番組

過去に放送したラジオ番組

自社制作番組

朝ワイド
  • 採れたて生出荷!勝津正男の情報畑(月曜 - 木曜、1993年10月 - 1995年3月)
  • 池内博子の風に吹かれて(金曜、1993年10月 - 1995年3月)
  • 朝は採れ生パパラジオ(1995年4月 - 1999年4月)
  • 勝津正男・徳本恵子の情報畑〜勇気栽培〜(1999年4月 - 2002年3月)
  • ほっとゾーンおはようKRY→おはようKRY(2002年4月 - 2021年3月26日)
昼ワイド
  • 歌謡曲リクエストタイム(1969年2月 - 1973年9月)
  • KRYジョイジョイ・アフタヌーン(1973年10月 - 1988年3月)
  • あんたのんたの昼からワイド(1988年4月 - 1993年10月)
  • 治美のそれっちゃそれそれ!!→それッチャ Sole! Sole!(1993年10月 - 1999年4月)
  • KRYわくわくワイド“ひるらじ”(1999年4月 - 2001年6月)
  • きららWave(2001年7月 - 2002年3月)
  • 昼休みほっとサイト(2002年4月 - 2003年3月)
  • ホットバザール〜ランチのあとで〜(2002年4月 - 2003年3月)
  • 宇宙船かたつむり発進!!(1993年11月 - 2001年3月、放送開始時は平日のみの帯番組。のちに週末の放送も開始。下記参照。)
  • 吉田治美の今日もハッピー(2001年4月 - 2003年9月)
その他平日の番組
  • KOIKAN(第1期:1999年4月 - 2000年3月、第2期:2007年4月 - 2009年3月)
  • KRYミュージックセンター(1962年5月 - 1965年12月)
  • マツダハイウエイミュージック(1965年8月 - 1993年10月)
  • きのうかな!きょうかな?(1978年4月 - 1981年3月)
  • ミッドナイトブレイク(1982年4月 - 1999年9月)
  • KRYニュースウェーブ6(1999年4月 - 2017年3月30日)
週末の番組
  • 土曜の午後はあなたごのみの演歌大行進(1979年4月 - 1993年9月)
  • 演歌パラダイス(1993年10月 - 2005年3月)
  • もっとパラダイス(2005年4月 - 2011年3月)
  • サタデーミュージックコミック(1993年10月 - 1997年3月)
  • 宇宙船かたつむり発進!!土曜スペシャル 週刊サタデーストリーム(1998年4月 - 2002年3月)
  • Oh!家ィ(2002年4月 - 2005年3月)
  • KRYナビ(2005年4月 - 2007年3月)
  • さたてん(2002年4月 - 2009年3月)
  • 土曜電話リクエスト「キッスオンザフォン」(1979年10月 - 1984年3月)
  • サタデー音楽でNIGHT(1986年10月 - 1988年3月)
  • 大きなくすの木学校で(1990年10月 - 1992年4月)
  • 電リクZACBARAN!(1992年10月 - 1995年3月)
  • 電リクjamjamjam(1995年4月 - 2000年3月)
  • Neo Colla!〜ネオコラ〜(2001年10月 - 2002年3月)
  • 笑福亭小つるのネットDEドタキャン(1998年4月 - 2000年4月1日)
  • ヤスベェの沸騰王-フッキン-(2000年4月 - 2002年3月)
  • VOICE(2002年4月 - 2003年3月)
  • STUDIO C2 SQUARE(1991年4月 - 1994年3月) - TBSラジオ発の企画ネット番組
  • クラクラ&ひろこのDo Hot Wave(1994年4月 - 1995年3月) - 上記の引継ぎとなるTBSラジオ発の企画ネット番組。クラクラは現在記者の倉重悟、ひろこは池内博子
  • Coke Teens Club Wヒロのスクールデイズ OH!(1995年4月 - 1998年) - 上記のスポンサードを引き継いだニッポン放送発の企画ネット番組
  • Gon(1994年4月 - 1995年3月)
  • なべ&やすべぇの向かうところ敵なし(1994年4月 - 1997年3月、当初はGonに内包されていた)
  • らじQ(1995年4月 - 1997年3月)
  • 宇宙船かたつむり発進!!日曜スペシャル KRYウィークリーチャート SUNDAY KISS(1998年4月 - 2002年3月)
  • からくりじゃもん(2000年10月 - 2003年3月)
  • やまぐち(西暦)(ラジオドキュメント)
  • Swing Saturday ねぎって行こう!(1975年10月 - 2006年9月23日)
  • Boon!Boon!(2003年 - 2006年10月)
  • 治美姫じゃ(1977年6月 - 1981年7月)
  • わっしょい!にちようび(1981年12月 - 1993年10月3日)
  • 日曜治美ランド(1995年4月 - 2002年3月)
  • こりゃーえーが(2000年1月 - 2011年)
  • オールウェイズ・フォーク
  • 友ラジ(2013年 - 2014年)
  • 京太郎・噂のラジオ(2000年4月 - 2016年3月)
  • なべ&ヤスベェの元・motto・みゅーじっく(2015年4月 - 2017年9月)
  • 丹黑香奈子のGOKU旅!→丹黑香奈子のGOKUナビ!(2017年4月 - 2019年3月)
  • 土曜いい朝おはようワイド→DO!ASA(1984年4月7日 - 2021年3月27日)
  • KRYニュースウェーブ ウィークエンド(2006年10月 - 2021年3月27日)
  • おはようショット!ゴルフざんまい(? - 2022年3月27日)

テレビ

県内での視聴率は、ゴールデンタイムプライムタイム全日ノンプライムの4部門すべてにおいて第1位で、年度視聴率で1996年度から16年連続で首位を達成している[46]

ジャーナリストの坂本衛によれば、1960年3月から極一時期、子供たちの夜更かしをしての視聴を極力控えることを目的に、20時の時報の前に「子供の皆さんの時間はおわりました」との字幕フリップを表示したことがあったという[47]

山口県内のテレビ局の中では自社制作番組の比率が比較的高く、平日朝は『Oha!4 NEWS LIVE』『ZIP!』の一部を差し替えて、『KRYさわやかモーニング』を放送しているほか、夕方は10年以上自社制作枠としている。また、かつてはNNN全国ネット番組の制作も手がけており、1999年10月からは「ZZZ」枠で全国ネットの深夜番組『三宅裕司のワークパラダイス』を制作。2000年4月からは同枠で『三宅裕司のドシロウト』( - 2006年3月)を放送していた。1991年には、開局35周年記念事業の一環として、2時間ドラマ『炎の如く 吉田松陰』(風間杜夫主演)を制作、「水曜グランドロマン」枠で全国放送された。

ドキュメンタリー制作にも力を入れており、『NNNドキュメント』の自社担当分については幾度か日本民間放送連盟賞を受賞している。また、現在は同賞に一本化された日本放送文化大賞[48]もグランプリ3本[49][50][51]、グランプリ候補番組4本[50][52][53][54](うち3本はラジオ)と最多の受賞歴を誇る。

テレビアニメの放送に関しては、「丸久サンデー劇場」のタイトルでフジテレビ系のテレビアニメを時差放送していた以外は原則日本テレビ系同時ネット番組のみとなっていた。2010年春の改編で、『それいけ!アンパンマン』のネット再開とあわせて、初のUHFアニメクプ〜!!まめゴマ!』の放送を開始、既存の『夢色パティシエール』(NNS同時ネット番組、番組そのものは2009年10月から放送されていた)とあわせて「日曜朝はKRYのアニメをどうぞ」とPRしていた。深夜アニメについては、『デジタル所さん』、『NANA』、『花田少年史』、『ONE PIECE』、『HUNTER×HUNTER』、『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』、『ワンダーエッグ・プライオリティ』(特別編は非ネット)、『EDENS ZERO』、『ルパン三世 PART6』、『転生したらスライムだった件』と計10作放送している。

送信所

デジタル放送

日本テレビ系列のリモコンキーID地図

リモコンキーID:4[6]

アナログ放送

2011年7月24日停波時点

関門局

テレビネットワークの変遷

山口放送は地理的状況から、複雑なネットワーク変遷をたどった。

開局当初

開局当初は、日本テレビ系列をメインとしたオープンネットであった。そのため、ニュースも以下に上げる各系列から供給された。

ラジオ山口テレビの開局当時、山口を通る電電公社ネットワーク回線は2本しかなく、1本はNHKが既に使用中。もう1本は広島では中国放送(RCC)が、福岡ではRKB毎日放送がそれぞれ本線を使用し、かつ両局ともメインネットがラジオ東京系列(当時。今のTBSテレビ/JNN系列)だったため、順当に行くならば、山口放送はラジオ東京の系列を選ばざるをえない所であった。

ただ、仮にTBSテレビ系列に入ると、県東部ではTBS系列の中国放送、県西部では同じくTBS系列のRKB毎日放送が受信可能であったことから、山口放送と番組がかぶることとなり、営業上こうした点が危惧された。そのため、先発局がすべて日本テレビ系列である四国地方周りで、九州を経由するという複雑な経路ではあったものの、日本テレビ系列への加入を決定した。

関門テレビ局開局

1961年7月14日、KRYは下関市火の山で4チャンネルの予備免許を受け、関門局は徳山本局と異なる番組を放送する独立した親局として放送を開始した。これがいわゆる「関門テレビ局」である。このことは、民放1社が2つの独立する親局を受け持つ(1局2波体制)という、全国初の出来事であった。そのため、当時の県内向けの新聞のラテ欄は、『山口テレビ(徳山・萩・岩国)』と『山口放送関門』のように並列で掲載された。

この当時のニュースも、徳山本局と関門局とで別のものが放送された。

これには当時の電波事情と、山口と福岡を取り巻くネットワーク事情が複雑に入り組んでいる。KRYにとって、下関市をサービスエリアとする「関門局」は待望の開局であったが、郵政省からは、電波送信と番組放送に規制がかけられた。主な規制は、以下のとおり。

  1. 当時はVHF1~12チャンネルと、テレビ送信に使用できる周波数帯域に限りがあったため、関門局と同一の4チャンネルを使用していた、RKB・RCCなどとの混信を抑制するため、西と南方向の電波送信を規制(=「指向性をかける」)する。
  2. 徳山(現・周南)本局からのフィルム番組・自主制作番組を、50%以上放送する[注釈 4]
  3. エリアを共通とする他地域の民放局(RKB毎日放送 (RKB、TBSテレビ系)、テレビ西日本 (TNC、当時は日本テレビ系)、九州朝日放送 (KBC、当時はフジテレビ系・NET系クロス)と内容を同じくする番組は、1日の放送時間に対して3分の1以下とする。

関門局は、当初40%の番組がマイクロネットだったが、次第に減り、2〜3年後にはすべてフィルム番組となり、山口放送の経営をかなり圧迫した。この事態は1964年10月1日にTNCが日本テレビ系を離脱し、徳山本局と同じ番組が流せるようになるまで続いた[注釈 5]

周南・関門局編成1本化

1964年10月1日に、テレビ西日本はフジテレビ系列にネットチェンジし、九州朝日放送がNETのフルネット局になった。したがって、福岡県から日本テレビ系列局が消滅した。これにより関門テレビの番組規制(前項 3.)が無くなったため、山口放送テレビの番組は、徳山本局・関門テレビ同時ネットになった。

ネットチェンジにより日テレ系列局が消滅したしたことに伴い、北部九州地区へカバーする目的で日本テレビは山口放送と業務協定を結んだ[56]。なお、九州におけるNNNのニュース取材については福岡放送が開局するまで日本テレビが福岡に九州分室を設置していた[57]

このように、1969年に福岡地区に、日本テレビ系の福岡放送 (FBS) が開局するまでは、事実上、KRYが福岡県での日本テレビ系列を補完する役割を持っていたといえる。

なお、当時の名残はその後も残り、山口放送からのコールサインは、『JOPF-TV山口放送テレビジョン』『JOPM-TV山口放送関門テレビジョン』と並列してアナウンスされる状態が1990年代後半まで続き、関門テレビでも、ごく一部ではあるが、番組差し替えが行われていた。24時間放送開始後も、「オープニング」「クロージング」画面上は、『JOPF-TV』『JOPM-TV』と、周南・関門両局のコールサインが並列表示されていた。地上デジタル放送では周南本局のみが親局となったため、2011年7月24日の地上アナログ放送終了をもって、関門テレビ『JOPM-TV』の送信が終了した。

1970年代以降、ネットの変動・NNNとの関係

※テレビ山口と山口朝日放送の英表記の小文字変更は2005年以降のため、この項では開局当時の大文字を使用する。

  • 1970年4月、テレビ山口が開局した。同局はTBSテレビ系列メインのフジテレビ系列およびNET(現テレビ朝日)系列のトリプルネットとして開局したため、以降、山口放送では日本テレビを中心に、テレビ山口の編成から漏れたフジテレビ・NET・TBSテレビの番組も放送する形態となった。
  • 1972年1月、『NNNニュース』大改編に伴い、18時台の『テレビ夕刊』(第2世代、12分)を軸に昼前、午後にそれぞれ、『KRYニュース』をおいた。
  • 1975年6月、山口県出身の佐藤栄作元首相が死去した際、山口放送はNNNキー局の日本テレビに報道特別番組の制作を打診したが、当初はNNNでの報道特番制作の予定はなかった。この間に早々とFNN(フジテレビ系)で2時間の報道特番が放送されることが決定し、山口放送は「FNN特番のネットを了解してほしい。その際にニュースのネットを求められれば応ぜざるを得ない」旨を申し合わせのうえ伝えた。これを受けた日本テレビは急遽報道特番を制作。当然のことながら山口放送はNNNの報道特番を同時ネットした。
  • 1976年、『テレビ夕刊』(第3世代)が、30分に拡大。『毎日新聞ニュース』終了。
  • この頃、日本テレビで放映されていた『11PM』『ウィークエンダー』『ミセス&ミセス』『お昼のワイドショー』などの内容が低俗化が進んでいることを訴えたが改善されなかった。これに対して日本テレビ側が善意を尽くしたものの、山口放送は最終的に1978年に『11PM』と『ミセス&ミセス』の放送を打ち切った(『ウィークエンダー』はゴールデンタイム番組のため継続、『お昼のワイドショー』は打ち切り保留)。なお、朝番組のネット再開は1979年4月スタートの『ルックルックこんにちは』から、深夜11時台の日テレバラエティのネット再開はテレビ朝日系脱退(クロスネット解消)に伴う『EXテレビ』放送開始からである。
  • その後、山口放送では『11PM』の後番組として、当時テレビ山口がクロスネットを組んでいたフジテレビ系の『プロ野球ニュース』をネットした。山口放送でこうした措置を取ることができたのは、当時テレビ山口はTBSテレビ系メインのクロスネット(ただしフジテレビ系は番組ネットのFNSのみの加盟)で、この時間帯にJNN協定適用番組の『JNNスポーツデスク』を編成していた時期がある他、『JNNニュースデスク』が編成によっては繰り下がるケースがあり、『プロ野球ニュース』の編成が物理的に難しかったことや、当時山口放送がフジテレビとも資本関係があったためとも考えられる。ただし、山口放送は系列外であることから周辺系列局から難色を示された他、『きょうの出来事』との間に別番組を挟まず、5分間のディレイネットを行うために遅れ放送の時間を調節するための機械[注釈 6]をこの為に開発したという必要に迫られるなど、ネットは予想以上に難航した。
  • 1978年10月、テレビ山口のネット系列からテレビ朝日が外れる。そのため、『ANNニュースライナー』などの新規ネット開始とともに、テレビ山口で放送されていたテレビ朝日系列番組の一部が翌年4月までに山口放送へ移行してくる。逆に山口放送で放送されていたTBSテレビ系列の番組が全てテレビ山口へ移行する。
  • 1993年10月1日、ANNフルネット局である山口朝日放送が開局したことにより、民間放送教育協会(民教協)関係以外のテレビ朝日制作の番組が全て山口朝日放送へ移行。これを以って、山口放送は日本テレビのフルネット局となった。現在は日本テレビ系列局である一方、テレビ山口では放送されない一部のフジテレビ系列・テレビ東京系列の番組も番組販売で放送している。
  • 氏家齊一郎と親交のある赤尾嘉文(後の会長、2019年死去)が社長に就任して以降、日本テレビとの関係は急速に改善された。赤尾は日本テレビの社外取締役も務めたことがある。
  • フジテレビの社長・会長を務めた浅野賢澄が、系列外でありながら一時山口放送で社外取締役を務めたことがあった。また、フジテレビがテレビ山口にFNN加盟を打診したことで端を発したテレビ山口のFNS脱退の際、それと前後する形でフジテレビは山口放送にFNS-FNN加盟を打診したことがあったという[58]

現在放送中のテレビ番組

自社制作番組

ブロックネット番組
ローカル番組

ネット番組

日本テレビ系列局制作番組・全編ローカルセールス枠の番組
フジテレビ系列局制作番組
テレビ東京系列局制作番組
民教協制作番組
その他

過去に放送したテレビ番組

自社制作番組

全国ネット番組(レギュラー、いずれも東京支社制作)
ローカル番組

ネット番組

※印は現在も放送している番組。 〇印は「丸久サンデー劇場」枠での放送

NNS系列局制作番組 (時差ネットのみ)
テレビ東京系列局制作番組

ほか多数

フジテレビ系列局制作番組

ほか

テレビ朝日系列局制作番組

☆は山口朝日放送開局と同時に移行された番組。

ほか

TBSテレビ系列局制作番組(テレビ山口開局前)
TBSテレビ系列局制作番組(テレビ山口開局後)
民間放送教育協会(民教協)制作番組
その他

ケーブルテレビ再送信局

以前は以下のケーブルテレビで区域外再送信が行われていたが、いずれもアナログ放送のみだったため2011年7月24日の終了と同時に廃止された[67]

アナウンサー・レポーター等

在籍中

☆は山口県出身者

気象予報士

パーソナリティ

出典[69]

以前の在籍者

他部署へ移籍したものも含む。 ●アナウンス部長経験者。

男性

女性

イメージキャラクター

  • マウ」は放送開始40周年の時に制定(1995年8月25日)。
  • ミウ」は2001年に放送開始45周年を記念してマウのガールフレンドとして登場。名前は視聴者からの一般公募で命名された。

キャッチフレーズ

  • 「地域果汁100%」
    放送開始40周年の時に制定
  • 「夢中・熱中・放送中」
    「ミウ」の登場時に変更。(2001年には「夢中・熱中・感謝中」とアレンジ)
  • 「TRY KRY」
    2009年春の改編時に変更。
  • 「ギュッ!っとやまぐちKRY」
    2015年春の改編時に開局60周年記念として変更。
  • 「みる。きく。つながる。KRY」
    2020年10月に開局65周年を前に変更。現在使用中。

情報カメラ設置ポイント

  • 本社屋上(周南市・2001年に発生した芸予地震でカメラが落下してしまい、発生から数ヶ月間設置していなかった。2007年10月からHD)
  • 海峡ゆめタワー(下関市) - 1996年7月の開業と同時に設置(2007年2月からHD)
  • 萩本陣(萩市)
  • 山口支社屋上(山口市) - 1985年1月設置
  • 和木ゴルフ倶楽部(場所は和木町だが、主に岩国市内を映す)
  • 山口宇部空港(宇部市)
  • やまぐちフラワーランド(柳井市) - 2006年の開業と同時に設置
  • 大平山(防府市) - 2008年3月17日設置
  • 笠戸島(下松市)‐ 2012年設置※
  • 岩国国際観光ホテル(岩国市) - 錦帯橋周辺を映す 2013年1月23日設置※
  • 岩国医療センター(岩国市) - 岩国(愛宕山)周辺を映す。2013年に設置
  • 仙崎(長門市) - 仙崎周辺を映す。2013年に設置。※
  • NTT徳山ビル(周南市) - 周南冬のツリーまつりの期間中のみ設置※
  • 長野山(周南市) - 2013年設置(冬季のみ)※
  • 徳山医師会病院(周南市) - 2014年6月設置
  • 東京スタジオ - 2014年6月設置
かつての設置場所
  • 火の山(下関市) - 2008年廃止

映画

近年、山口放送は映画制作にも積極的に参加している(実写映画はいずれも佐々部清監督作品)。

  • チルソクの夏(2003年)
  • カーテンコール(2004年)
  • 出口のない海(2006年)
  • 夕凪の街 桜の国(2007年)
  • マイマイ新子と千年の魔法(2009年、アニメーション映画)
    • 『チルソクの夏』と『カーテンコール』には、井上雪彦アナが端役ながら出演している。『出口のない海』にも同様の出演が予定されていた(佐々部監督の公式サイトでの日記による)が、井上アナの急逝のため叶わなかった。『マイマイ新子と千年の魔法』には脇田美代アナが声の出演を果たしている。

このほか、2016年には開局60周年記念事業として、過去に放送したドキュメンタリーを再構成した映画「ふたりの桃源郷」を制作している。

脚注

注記

  1. ^ 「山口放送三十年史」では、山口放送はあくまでも「日本テレビ系列局」であるとして、1978年当初はニュースネットワークとしてのANNには加盟していない、としていた一方、1983年9月30日付「毎日中学生新聞」の新番組案内別刷りでは、「ANN加盟20社」の中に山口放送も掲載されていた。
  2. ^ 韓国・ロシア波の影響を受けやすいことと[35]、山岳部などが多いわりに中波局の出力が弱いため聴取が難しいことがあげられる。
  3. ^ 山口県には中心となる都市がなく、自動車での長距離移動が多くなる傾向がある。このため、運転中に周波数を逐一変えていると安全上の問題が生じることが懸念された[35]
  4. ^ 当時他社では、80%のマイクロネットが通常だった。
  5. ^ 1964年9月時点の関門局の番組編成は、徳山本局と比べて日本テレビ系からのマイクロネットは少なく、他系列については徳山局とほぼ同じで、それに代わり自主的なフィルム番組が半数に至る(徳山本局は平均並み)編成であった。(東京放送のあゆみ・1965年東京放送
  6. ^ 放送中の番組を録画しつつ数十分遅れで放送させる装置で最大2時間前後まで可能だった。現在の家庭用レコーダー等でも使用されている追っかけ機能の放送機器版。「山口放送三十年史」によれば、2つのリールテープ(片方はカラのもの)を装置にはめ込み、片方のリールでFNSのネットワーク上に流れてくる『プロ野球ニュース』を録画し、山口放送側の放送時間になったら、右側のリールを回転させながらオンエアに乗せる、というもの。
  7. ^ 読売テレビなど一部は時差ネット
  8. ^ 1965年から1969年の福岡放送開局までの間、福岡県にNNS/NNN系列がなかったため、それを補完する意味で放送された。
  9. ^ 放送枠の関係上、準々決勝以降の中継にとどまった。山口朝日放送開局に伴い、1994年度より移管。山口放送ラジオでは引き続き中継。
  10. ^ 山口放送では、第5シリーズの前半まで放送
  11. ^ 但し、提供クレジットとエンドカードはブルーバックで、自社で送出していた。
  12. ^ 1970年4月のテレビ山口開局後も、「水戸黄門・第9部」までは、本放送・再放送共に、引き続き山口放送で放送していた。

出典

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  43. ^ 2022年4月にヤスベェのあした「転機」になぁれ!から改題
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  60. ^ 一時期は日曜6時にレギュラー放送。その後は不定期放送化されスポーツ番組等の「つなぎ」で放送するか、旅人が山口県を訪れた放送回のみの放送にとどまっていた。2021年9月で同じ読売テレビ制作の『クチコミ新発見!旅ぷら』が終了したため、その後番組として定時番組へ昇格。制作局が読売テレビであることと、旅行番組であることが共通である。
  61. ^ 山口代表が出場する日の試合と準々決勝以降の試合の生中継を受ける。『サッカー魂』は一部局向けのハイライト番組。
  62. ^ もともと、地場スーパー・丸久一社提供枠で日曜11時から放送していた「丸久サンデー劇場」として放送していたもの。なお、前番組の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と同じくフジテレビの3時間アニメスペシャル放送の際、テレビ山口で『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』がネットされていたので両局間の調整の関係で「丸久サンデー劇場」で放送された番組のみ(最後に放送されたのは『ONE PIECE』)を放送するという特殊な形をとっていた。
  63. ^ 番組表では『日曜バラエティ』として扱っているが、ほとんどの場合は再放送である。
  64. ^ UHFアニメ、字幕放送あり
  65. ^ 中国新聞、1964年11月3日・4日、テレビ・ラジオ欄。4日には「アンテナ」に番組の寸評を掲載。
  66. ^ a b 西日本新聞、1973年6月2日(土曜日)、16ページ、テレビ・ラジオ欄。
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  69. ^ アナウンス室 - 山口放送
  70. ^ “磯野恭子さん死去 83歳 山口放送で反戦番組”. 中国新聞 (中国新聞社). (2017年8月3日). http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=74698 2017年9月23日閲覧。 
  71. ^ “訃報:磯野恭子さん 83歳=前岩国市教育長、元KRY山口放送常務取締役”. 毎日新聞山口東版 (毎日新聞社). (2017年8月3日). https://mainichi.jp/articles/20170803/ddl/k35/060/497000c 2017年9月23日閲覧。 

関連項目

外部リンク

過去