「バーチ・ディ・ダーマ」の版間の差分
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'''バーチ・ディ・ダーマ'''(''Baci di dama'')は[[イタリア]]、[[ピエモンテ州]]の州都である[[トリノ]]の郷土菓子。 |
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'''バーチ・ディ・ダーマ''' ({{lang-it|baci di dama}}) は、[[ピエモンテ州]][[トリノ]]発祥の[[ホイップクリーム]]を[[クッキー]]生地でサンドした[[イタリア]]の焼き[[菓子]]。「貴婦人のキス」を意味し、クッキー生地を[[唇]]になぞらえ名付けられている<ref name="cibo360">{{cite web|url=http://www.cibo360.it/alimentazione/cibi/dolci/baci_dama.htm|title=Baci di dama|publisher=cibo360.it|accessdate=2017-7-6}}</ref><ref name="Gioffre">{{cite book|author=Rosalba Gioffrè|title=Cioccolato. Nuove armonie |editor=Giunti Editore|ISBN=88-09-04283-2|year=2005|pages=82|url=https://books.google.it/books?id=ecmYQbB8hOoC&pg=PA82}}</ref>。 |
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[[アマレッティ]]と呼ばれるアーモンドクッキーをチョコレートクリームで貼り付けて、[[どら焼き]]のような形状にしたもの。 |
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[[Image:Baci_di_dama_al_cacao.jpg|thumb|right|270px|チョコレート生地のバーチ・ディ・ダーマ]] |
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[[Image:Baci di dama.jpg|thumb|right|270px|バーチ・ディ・ダーマの調理風景]] |
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バーチ・ディ・ダーマは[[19世紀]]の[[トリノ]]発祥であり、当時は[[アーモンド]]よりも安価であり、[[ピエモンテ州]]の特産品であった[[ヘーゼルナッツ]]を用いて作られていた<ref name="Bacidorati">{{cite web|url=http://www.pasticceriavercesitortona.it/baci-dorati|title=Baci dorati|publisher=pasticceriavercesitortona.it|accessdate=2017-7-6}}</ref>。1800年代の終わりに、[[ステファノ・ベルチェッシ]]がアーモンドを用いてレシピを改良し、これはバーチ・ドラーティ ({{lang-it|baci dorati}}、「金色のキス」) と呼ばれた<ref name="Bacidorati" />。[[1906年]]には[[ミラノ万国博覧会 (1906年)|ミラノ万国博覧会]]で披露され、金賞を受賞している<ref name="AlessandriaNews">{{cite web|url=http://www.alessandrianews.it/societa/i-baci-dama-23215_p.html|title=I Baci di Dama|publisher=AlessandriaNews|accessdate=2017-7-6|urlarchivio=https://web.archive.org/web/20160304071032/http://www.alessandrianews.it/societa/i-baci-dama-23215_p.html|dataarchivio=4 marzo 2016|urlmorto=sì}}</ref>。 |
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== 種類 == |
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その名前は横から見るとキスマークのように見えることから、イタリア語で「マダムのキス」や「貴婦人のキス」という意味がある。 |
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現代では、バーチ・ディ・ダーマには様々なバリエーションが存在する。よく知られているものとしては[[アラッシオ]]版のバーチ・ディ・アラッシオ ({{lang-it|baci di Allasio}}) が挙げられ、クッキー生地にチョコレートと蜂蜜を混ぜたものである。バーチ・ディ・アラッシオは、考案者の[[パスクアーレ・バルツォラ]]により[[1919年]]に特許が取得されている<ref>{{cite web|url=http://www.balzola1902.com/?page_id=80|title=Balzola : Il brevetto|publisher=balzola1902.com|accessdate=2017-7-6}}</ref>。今日においても、パスクアーレと、その息子である[[リナルド・バルツォラ|リナルド]] ([[1932年]]-[[1938年]]の[[ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世]]の専属パティシエ) のレシピは広く用いられている。 |
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現在の[[マカロン]]の原型と言わており、16世紀に[[カトリーヌ・ド・メディシス]]が[[アンリ2世 (フランス王)|アンリ2世]]のもとへ輿入れする際に[[イタリア]]から持っていったとされ、現在のマカロンはバーチ・ディ・ダーマを発展させたものだと言われている。 |
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== 起源に関する説 == |
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バーチ・ディ・ダーマの起源には様々な説が存在し、一説では、 [[ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世]]が新しい[[デザート]]を要求した際に、[[サヴォイア家]]の料理人が[[1852年]]の秋に考案し<ref name="AlessandriaNews" />、この時期から[[イタリア]]と[[ヨーロッパ]]の王族に嗜まれ始めたとされる。 |
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== 脚注 == |
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2021年12月27日 (月) 04:25時点における版
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バーチ・ディ・ダーマ | |
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ヘーゼルナッツのクッキー生地とチョコレートクリームのバーチ・ディ・ダーマ | |
種類 | クッキー |
発祥地 | イタリア |
地域 | ピエモンテ州トリノ |
主な材料 | 小麦粉、ヘーゼルナッツ、砂糖、バター、チョコレート |
バーチ・ディ・ダーマ (イタリア語: baci di dama) は、ピエモンテ州トリノ発祥のホイップクリームをクッキー生地でサンドしたイタリアの焼き菓子。「貴婦人のキス」を意味し、クッキー生地を唇になぞらえ名付けられている[1][2]。
歴史
バーチ・ディ・ダーマは19世紀のトリノ発祥であり、当時はアーモンドよりも安価であり、ピエモンテ州の特産品であったヘーゼルナッツを用いて作られていた[3]。1800年代の終わりに、ステファノ・ベルチェッシがアーモンドを用いてレシピを改良し、これはバーチ・ドラーティ (イタリア語: baci dorati、「金色のキス」) と呼ばれた[3]。1906年にはミラノ万国博覧会で披露され、金賞を受賞している[4]。
種類
現代では、バーチ・ディ・ダーマには様々なバリエーションが存在する。よく知られているものとしてはアラッシオ版のバーチ・ディ・アラッシオ (イタリア語: baci di Allasio) が挙げられ、クッキー生地にチョコレートと蜂蜜を混ぜたものである。バーチ・ディ・アラッシオは、考案者のパスクアーレ・バルツォラにより1919年に特許が取得されている[5]。今日においても、パスクアーレと、その息子であるリナルド (1932年-1938年のヴィットーリオ・エマヌエーレ3世の専属パティシエ) のレシピは広く用いられている。
他にも、チョコレートクリームを使ったトリノのウンベルティーニ (イタリア語: umbertini) や[6]、リンゴとラズベリーのジャムを用いたベーネ・ヴァジエンナ版のベイズィン・ディ・マダマ・ラッキア (イタリア語: basin di Madama Racchia)[7]、ラメーツィア・テルメ版のチョコレートコーティングを施したものなどがある[8]。
起源に関する説
バーチ・ディ・ダーマの起源には様々な説が存在し、一説では、 ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世が新しいデザートを要求した際に、サヴォイア家の料理人が1852年の秋に考案し[4]、この時期からイタリアとヨーロッパの王族に嗜まれ始めたとされる。
別の説では、パティシエのアウグスト・マネリにより、ノーヴィ・リーグレ地方で考案され、その後トリノに入ったとも言われている[9]。
脚注
- ^ “Baci di dama”. cibo360.it. 2017年7月6日閲覧。
- ^ Rosalba Gioffrè (2005). Giunti Editore. ed. Cioccolato. Nuove armonie. pp. 82. ISBN 88-09-04283-2
- ^ a b “Baci dorati”. pasticceriavercesitortona.it. 2017年7月6日閲覧。
- ^ a b “I Baci di Dama”. AlessandriaNews. 2017年7月6日閲覧。
- ^ “Balzola : Il brevetto”. balzola1902.com. 2017年7月6日閲覧。
- ^ “Il pasticcino squisitamente piemontese che tanto piaceva a re Umberto I”. ????閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ “Baci di dama, i dolci nati a Tortona che hanno conquistato il palato degli italiani”. ????閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ Giulia Cosenza (2019年1月14日). “Baci di dama alla calabrese, una specialità della pasticceria lametina” (イタリア語). Il calice di Ebe. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “Libro del 1933 assegna la paternità dei baci di dama a Novi Ligure”. lastampa.it (2012年12月21日). 2020年1月9日閲覧。