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'''議員'''(ぎいん、{{lang-en-short|Congressman}})とは、[[国家|国]]や[[地方公共団体|地方自治体]]に設置されている[[議会]]を構成し、[[表決|表決権]]を行使することを通じて、直接選挙民の意見を国または地方自治体の[[政策]]に反映させることのできる立場にある人<ref> {{Cite web|title=議員とは|url= https://kotobank.jp/word/議員-49866|website=コトバンク|accessdate=2021-08-17|language=ja|first=ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典|last=第2版}}<br />{{Cite web|title=政治家とは|url=https://kotobank.jp/word/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6-85850|website=コトバンク|accessdate=2021-08-17|language=ja|first=ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典|last=第2版}}<br />{{Cite web|title=政治家とは|url= https://www.13hw.com/jobcontent/05_05_01.html|website=13歳のハローワーク|last=村上|first=龍|accessdate=2021-08-17|language=ja}}<br />を参考に記述</ref>。 |
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原則として議員の選出は公選制であり、その国の[[法律]]の定めるところの[[選挙権]]を有する[[有権者]]による[[選挙]]によって選出される。なお、[[日本]]の[[公職選挙法]]第10条では、[[被選挙権]]は[[日本国民]]が有するものと定められている。 |
原則として議員の選出は公選制であり、その国の[[法律]]の定めるところの[[選挙権]]を有する[[有権者]]による[[選挙]]によって選出される。なお、[[日本]]の[[公職選挙法]]第10条では、[[被選挙権]]は[[日本国民]]が有するものと定められている。 |
2021年10月28日 (木) 23:59時点における版
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議員(ぎいん、英: Congressman)とは、国や地方自治体に設置されている議会を構成し、表決権を行使することを通じて、直接選挙民の意見を国または地方自治体の政策に反映させることのできる立場にある人[1]。
原則として議員の選出は公選制であり、その国の法律の定めるところの選挙権を有する有権者による選挙によって選出される。なお、日本の公職選挙法第10条では、被選挙権は日本国民が有するものと定められている。
以下、本記事では、特記がない限り、議会の議員について述べる。
概要
国の最高議決機関として国会に相当する議会あるいはそれに類する組織を設置している国には定員の数こそ違えど議員としての権限を有する者がいることになる。また、その国の地方自治体にも議会が存在し、それを構成する議員がいる。ほとんどの議会制民主主義国家では、国民による選挙によって選出された議員によって議会が構成されている。議会は「国民の代表」である議員によって構成されていることから、国民が政策決定の現場に直接関与していなくても、国民全てが関与したと擬制される(「議会の審議機能」)。
議員は「議院自律権」を持ち、議長や事務局の選出、議員の資格争訟、懲罰、会議運営等について議会が自ら行うこととされ、他からの干渉を受けないというもので国権として独立した機関を保っている。
議員は有権者の代表として、予算や法律の制定(立法)、政府の監視(行政監督権)の権能を有している。
現在のほとんどの議会制民主主義国家では、権力分立の観点から議会と政府との役割は分担され政治権力の分散が図られている。多くの場合、議員は「議決機関」、政府は「執行機関」と位置づけられ、それによって基本的に議員は立法を、政府は行政を司ることとされている。
役割
主な仕事は、自らが所属する議会や委員会で議案の審議に参加し、修正などの作業に関わり最終的に表決することである。また、陳情を聞いたり集会に参加することで選挙民の意見を聞き国や地方自治体の政策に反映させることである[2]。
議員は議決機関として立法を司っており、法治国家の根幹である法律を制定する機関として、国家における最高機関として位置づけられていることが多い。
行政に対しては、予算承認権をはじめとして、行政機関である政府に対する監視・監督のための様々な権限を持つ。議会の立法権能に付随したものと言われることもあるが、国政全般について質問し、そのために証人を呼び、資料を提出させる「国政調査権」は重要な権能である。また議会が制定する法律が本来的な上位の法であり、政府が定める政令は補完的・従属的である。
司法に対しては、裁判官の選任または在任につき、何らかの関与をすることが多い。日本の場合は国会が国会議員で構成された裁判官弾劾裁判所と裁判官訴追委員会を設置する。
議員の公務遂行においては、資質(立法能力、質問能力)だけではなく、廉直性(汚職に関与しないなど)、さらには私生活上の道徳性についてまで、国民の厳しい監視を受けるに至っている。議員の権限は、行政府の権力集中に対する重要な牽制となっている。
議員の種類
国の最高議決機関を両院制としている国では、上院と下院にわかれていることが多い。これらに所属している議員をそれぞれ上院議員、下院議員と呼ぶ。世界的な視点で見れば、日本の参議院議員が上院議員にあたり、衆議院議員が下院議員にあたるが、日本の国会議員を指す場合には上院議員、下院議員という言葉は用いない。ただし、上院と下院はいずれも便宜的な名前であり、英語でも upper house, lower house などと呼ぶが、正式名が各国それぞれ別にある。例えば、アメリカ連邦議会のアメリカ合衆国上院は直訳すると「合衆国元老院」であるし、アメリカ合衆国下院は「合衆国代議院」である。日本の新聞やニュースではほとんどの国の上下院議員を「アメリカ上院議員」などと国名を付けて呼ぶことがほとんどで、大統領選挙の場合など国名が自明である場合や複数の議員の名前を挙げる場合など繰り返しになる場合は国名を省略する。
所属する議会の権限によって議員の権利や権限も大きく変わる。日本でいえば、国会議員には不逮捕特権や免責特権があるが、地方議会議員にはこれがない。
日本の議員
議会の議員以外の議員
皇室会議[3]や皇室経済会議[4]には「議員」が置かれている。
脚注
関連項目
- 議員に関する言葉