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「誓い (宇多田ヒカルの曲)」の版間の差分

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2020年11月11日 (水) 01:10時点における版

誓い
宇多田ヒカル楽曲
収録アルバム初恋
リリース2018年6月27日
録音RAK Studios英語版
Metropolis Studios英語版
Air Studios
ジャンルJ-POP
R&B
ソウル
時間4分33秒
レーベルエピックレコードジャパン
作詞者宇多田ヒカル
作曲者宇多田ヒカル
プロデュース宇多田ヒカル
その他収録アルバム
Face My Fears
チャート順位
初恋収録順
初恋
(3)
誓い
(4)
Forevermore
(5)

誓い』(ちかい)は、宇多田ヒカルの7枚目のアルバム『初恋[注 1]に収録された楽曲。英語詞バージョンは『Don't Think Twice』で、「誓い」とともに22枚目のシングル『Face My Fears』(2019年)に収録された。

背景

2018年2月10日午後6時、宇多田ヒカルが、ゲームソフト『キングダム ハーツ』シリーズの正統続編『キングダム ハーツIII』のテーマソング「誓い」を書き下ろしたことが発表された。これは、東京ディズニーリゾート(R)にてディズニーファン向けに開催されているイベント〈D23 Expo Japan 2018英語版〉会場にてゲームの最新トレーラーとともに発表されたもの。また、本楽曲が宇多田の2018年の7枚目のアルバムに収録されることも明かされた[1]

宇多田にテーマソングのオファーが入ったのは6枚目のアルバム『Fantome[注 2]の発売から間もない頃だった[2]。『Fantome』完成直後は本人曰く「抜け殻」状態だったが、いざ「誓い」を作り始めると、すぐに意欲的なモードに入ることができたという[2]。宇多田と親交のあるSkrillexによると、2016年に一度宇多田から「誓い」のリミックスを頼まれていたという。しかし彼は「ジャジーなメロディがダンス・リミックスには向いていない」と判断し、新たな曲を一緒に作ることを宇多田に提案、それが「Face My Fears」の制作につながったとインタビューで語った[3]

制作、録音

「誓い」は、宇多田が、2018年のアルバム『初恋』で屋台骨を担うことになるドラマー・クリス・デイヴと関わるきっかけとなった楽曲である。完成したデモテープをミュージシャン仲間に聴かせたときに、「ドラムの遅れ気味のノリ方」に合うというクリスを薦められ、アメリカにいる彼に実際にオファーすることになった。セッションでは、宇多田によると、クリスは「デモのパターンを覚えるまで何度も聴いて再現し、(宇多田が)こだわっていたタメやアクセントの置き方も説明なしに自然に汲んでくれた」という[2]

レコーディング・エンジニアは前作『Fantome』に引き続きスティーヴ・フィッツモーリスが担当。また、小森雅仁がボーカル・レコーディングを手掛けている。

音楽性

「誓い」は、8分の6拍子としても4分の4拍子としても聴くことができるという「ポリリズム」がリズムの面で取り入れられている[4]。また、4分の4拍子のドラムにはスウィングがついているのも特徴的[2]。2番めのサビのあとに現れる〈たまに堪えられなくなる涙に…選択肢なんてもうとっくにない〉のパートでは、ワルツ的なリズムの上にストレートな16ビートをかぶせる変則的な譜割りが見られる[4]

宇多田はインタビューで、「誓い」について次のように語った[2]

「『KINGDOM HEARTS III』で曲の一部が公開されたんですけど、その際、「リズム感がよく分からない」、「どう拍子を取れば良いか、難しい」って声や反応が多くて、私自身、単純明快な6/8拍子のつもりで制作していた分、とても驚きましたね。それで、改めて自分のアレンジ、プログラミングの仕方がかなり独特で、それらが複雑化させてることに気付いて、これらは誰もがそう感じられるものではなかったんだなって思いましたね。今回のアルバムは大半のドラムをクリス(クリス・デイヴ)に委ねてるんですが、これが彼でなければ、おそらくこの曲はちゃんと成り立たなかったかもしれないですね。」

リリース、プロモーション

「誓い」は、2018年5月27日に発売された宇多田ヒカルの7枚目のオリジナルアルバム『初恋』に収録された。その後、2019年1月に発売された宇多田ヒカルのCDシングル「Face My Fears」にも、英語詞バージョン「Don't Think Twice」とともに収録された。

2018年の9月に出演した『ミュージックステーションウルトラFES 2018』では、司会者タモリとの対談の収録前に「誓い」を歌唱した[注 3][5]

チャート成績

「誓い」は、シングルとしてリリースされていないにも関わらず、初動5日間で7,964DLを稼ぎ、7月9日付の「オリコン週間デジタルシングルランキング」で8位をマークした[6]。また、「Billboard Japan Hot 100」では初登場51位にランクイン[7]米ビルボードでは、「ワールド デジタルソング セールス」にて最高位3位を獲得した[8]

収録アルバム

クレジット

  • Recorded by Steve Fitzmaurice at Air Studios and RAK Studios
  • Vocals Recorded by Masahito Komori at Metropolis Studios
  • Additional Engincering by Darren Heelis
  • All Vocals and Programming: Hikaru Utada Drums: Chris Dave
  • Electric Bass: Jodi Milliner
  • Guitar Atmosphere: Ben Parker
  • Acoustic Piano and Conductor: Simon Hale Additional Drum Programming: Darren Heelis and Steve Fitzmaurice
  • String Arrangement: Simon Hale and Hikaru Utada
  • Strings Leader: Perry Montague-Mason

チャート

チャート (2018) Peak
position
Billboard Japan Hot 100[7] 51
Billboard Japan Download Songs[9] 10
オリコン週間デジタルシングル[6] 8
US Billboard World Digital Song Sales[8] 3

脚注

注釈

  1. ^ 2018年6月27日リリース
  2. ^ 2016年9月28日リリース
  3. ^ 収録。この時宇多田は、最初の歌唱で歌詞が飛んでしまい、演出の紙吹雪を拾っているスタッフに申し訳なかったとタモリとの対談で語った。

出典

  1. ^ 宇多田ヒカル、新曲「誓い」がゲーム『KINGDOM HEARTS III』テーマ曲に+トレーラー公開”. BARKS (2018年2月10日). 2020年10月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e 宇多田ヒカル Real Sound 『初恋』インタビュー 宇多田ヒカルが語る、“二度目の初恋” 「すべての物事は始まりでもあり終わりでもある」”. 2020年5月14日閲覧。
  3. ^ スクリレックスが語る、宇多田ヒカルとの出会い&『キングダム・ハーツ』への思い「公開された時は夢が叶った感じだった」”. Billboard JAPAN. 2020年10月17日閲覧。
  4. ^ a b リズムから考えるJ-POP史 第9回:宇多田ヒカル『初恋』に見る「J」以後の「POP」”. Real Sound (2019年8月4日). 2020年10月17日閲覧。
  5. ^ 宇多田ヒカル、タモリと共に“『Mステ』との20年”を振り返る”. BARKS (2018年9月13日). 2020年10月12日閲覧。
  6. ^ a b 週間 デジタルシングル(単曲)ランキング” (Japanese). Oricon (July 9, 2018). July 4, 2018閲覧。
  7. ^ a b Hot 100” (Japanese). Billboard Japan (July 9, 2018). July 4, 2018閲覧。
  8. ^ a b World Digital Song Sales”. Billboard (July 7, 2018). February 3, 2020閲覧。
  9. ^ Download Songs” (Japanese). Billboard Japan (July 9, 2018). July 4, 2018閲覧。

外部リンク