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[[俳優]]や[[タレント]]などは、演技や芸など内面的な特徴が重要視されるためモデルには含まない。ただしCMモデルなど境界線的な種別もあり、またカリスマモデルや[[グラビアアイドル]]など、各々の個性も売りにするモデルも存在する。
[[俳優]]や[[タレント]]などは、演技や芸など内面的な特徴が重要視されるためモデルには含まない。ただしCMモデルなど境界線的な種別もあり、またカリスマモデルや[[グラビアアイドル]]など、各々の個性も売りにするモデルも存在する。


卓越した世界的知名度とトップデザイナーとのキャリアのあるファッションモデルが、[[スーパーモデル]]と言われている。スーパーモデルの[[人種]]比率は、[[白人]]が圧倒的多数を占め<ref>常木暎生、「[http://hdl.handle.net/10112/888 ブランド広告の特徴とイメージ]」『関西大学社会学部紀要』 2008年 40巻 1号 p.59-85, {{Hdl|10112/888}}, 関西大学社会学部</ref><ref>栂野志帆, 河本真理子, 高林将史、「[https://doi.org/10.18910/57210 CM広告における外国人モデル起用の有効性について]」『大阪大学経済学』 2016年 66巻 p.70-71, {{issn|2424-0397}}, 大阪大学経済学会・大阪大学大学院経済学研究科</ref><ref>諸上茂光、{{国立国会図書館のデジタル化資料|10353990|現代広告における外国人モデル起用についての考察 : コケージアン・モデル使用広告の認知的・心理的効果の検証}}, 『国際ビジネス研究学会年報』 2005年 11巻 p.77-88, {{naid|110004498629}}, 国際ビジネス研究学会</ref>[[黒人]]や[[モンゴロイド]]の比率は低い<ref>[https://jezebel.com/5990201/worlds-top-fashion-weeks-nearly-90-white World's Top Fashion Weeks Nearly 90% White.]</ref>。
卓越した世界的知名度とトップデザイナーとのキャリアのあるファッションモデルが、[[スーパーモデル]]と言われている。スーパーモデルの[[人種]]比率は、[[白人]]が圧倒的多数を占め<ref>常木暎生、「[http://hdl.handle.net/10112/888 ブランド広告の特徴とイメージ]」『関西大学社会学部紀要』 2008年 40巻 1号 p.59-85, {{Hdl|10112/888}}, 関西大学社会学部</ref><ref>栂野志帆, 河本真理子, 高林将史、「[https://doi.org/10.18910/57210 CM広告における外国人モデル起用の有効性について]」『大阪大学経済学』 2016年 66巻 p.70-71, {{issn|2424-0397}}, 大阪大学経済学会・大阪大学大学院経済学研究科</ref><ref>[http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10353990_po_ART0007278725.pdf?contentNo=1&alternativeNo= コケージアン・モデル使用広告の認知的・心理的効果の検証]</ref>[[黒人]]や[[モンゴロイド]]の比率は低い<ref>[https://jezebel.com/5990201/worlds-top-fashion-weeks-nearly-90-white World's Top Fashion Weeks Nearly 90% White.]</ref>。


人物全体でなく、特定の部分だけを露出する[[パーツモデル]]という職業もある(手タレ、足タレなど)。
人物全体でなく、特定の部分だけを露出する[[パーツモデル]]という職業もある(手タレ、足タレなど)。

2020年2月24日 (月) 14:16時点における版

ファッションショーの女性モデル(ジゼル・ブンチェン
ゴシック系ファッション写真の女性モデル
ウェディングドレスの広告を行うブライダルモデル
セクシー系下着写真の女性モデル(サラ・ブレイク
金髪碧眼ポートレートモデル

モデル (model) は、美術写真・映像・CMなどの被写体や、ショーやイベントの出演者のうち、容姿を主体とする人物。単にモデルという場合にはファッションモデルを指すことが多い。

俳優タレントなどは、演技や芸など内面的な特徴が重要視されるためモデルには含まない。ただしCMモデルなど境界線的な種別もあり、またカリスマモデルやグラビアアイドルなど、各々の個性も売りにするモデルも存在する。

卓越した世界的知名度とトップデザイナーとのキャリアのあるファッションモデルが、スーパーモデルと言われている。スーパーモデルの人種比率は、白人が圧倒的多数を占め[1][2][3]黒人モンゴロイドの比率は低い[4]

人物全体でなく、特定の部分だけを露出するパーツモデルという職業もある(手タレ、足タレなど)。

歴史

モデルの分類

従事ジャンルによる分類

登場媒体による分類

  • 写真モデル - 写真の被写体となるモデル。
    • 雑誌モデル - 雑誌の写真ページなどに登場するモデル。
    • 撮影会モデル - 撮影会の被写体となるモデル。
  • ショーモデル - ファッションショーなどのイベントに出演するモデル。
  • CMモデル - テレビCMに出演するモデル。CM俳優も参照。

内容による分類

立ち位置による分類

日本のモデルの始まり

戦前第二次世界大戦前)には映画女優がモデルの仕事をしており、モデルは女優のアルバイト的な仕事であった。

戦後に繊維産業の活況と共にファッションショーが開催されるようになった。当初は日劇のダンサーがモデルを務めたりしたが、昭和26年(1951年)に『英文毎日』がファッションコンテストを開催する際に出演する女性を募集し、応募者の中から東京20名、大阪15名が選ばれ、これらが日本のファッションモデル第一号と言われている。この中の伊東絹子が昭和28年(1953年)、アメリカで開催された第2回ミス・ユニバース世界大会で第3位に入賞して大きな話題となり、ファッションモデルという職業が社会的に認められるようになった。

昭和28年(1953年)、相島政子を代表に伊東絹子や岩間敬子、香山佳子らがファッション・モデル・グループ (FMG)を結成。FMGと前後して、TFMC(東京ファッション・モデル・クラブ)、スミレ・モデル・グループ、SOS(ソサエティ・オブ・スタイル)などのモデル事務所がつぎつぎと設立され、昭和33年(1958年)頃にはモデルという職業が一般化しはじめた。

職業モデルの誕生は日本が一番早く、世界で最初に職業として成立した国である。なぜ日本でモデルという職業が世界に先駆けて成立したかといえば、ヨーロッパではマヌカンと呼ばれる売り子がオートクチュールの店でモデル的な役割を昔から果たしており、モデルとして専業になる必要がなかったことがいえる。ところが日本の場合、一般大衆にファッションを見せて大衆に買ってもらわなければビジネスが成り立たないという戦後の経済状況があり、これが日本のファッションモデルに活躍の場を提供することになったのである。

曖昧な用語

  • ポートレートモデル
    • 写真などでメインの被写体として扱われるモデル。衣服を引き立たせるためファッションモデルなどとは概念上、対になる。
    • ヌードモデルなどと対になる概念として、着衣で行うモデル。広義には水着モデルなども含める。
  • 素人モデル
    • モデルとしての訓練を全く受けていない、もしくは不十分であるモデル。
    • 正規の就労状態にないモデル。またはプロダクションなどに所属していないモデル。

脚注

  1. ^ 常木暎生、「ブランド広告の特徴とイメージ」『関西大学社会学部紀要』 2008年 40巻 1号 p.59-85, hdl:10112/888, 関西大学社会学部
  2. ^ 栂野志帆, 河本真理子, 高林将史、「CM広告における外国人モデル起用の有効性について」『大阪大学経済学』 2016年 66巻 p.70-71, ISSN 2424-0397, 大阪大学経済学会・大阪大学大学院経済学研究科
  3. ^ コケージアン・モデル使用広告の認知的・心理的効果の検証
  4. ^ World's Top Fashion Weeks Nearly 90% White.
  5. ^ 男女で異なる“理想の体型”にも対応 「モグラ」のカラダ作り eltha(エルザ)|忙しいオトナのためのお役立ちビューティー・ライフ (2016年12月17日) 2016年12月21日閲覧

参考文献

関連項目

外部リンク