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* 最初に夢中になった漫画作品は石ノ森章太郎の『[[サイボーグ009]]』であり、それから自然にSF漫画に接するようになった。デビュー作がSFであるのもそこから来ている。また、作品の主人公が少年であるのは、少年が好きだからであり、発展途上の人間の魅力を感じているからである<ref name="たらさわ1/>。 |
* 最初に夢中になった漫画作品は石ノ森章太郎の『[[サイボーグ009]]』であり、それから自然にSF漫画に接するようになった。デビュー作がSFであるのもそこから来ている。また、作品の主人公が少年であるのは、少年が好きだからであり、発展途上の人間の魅力を感じているからである<ref name="たらさわ1" />。 |
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* SF作品の中でも、未来社会やスペース・オペラのような華やかなものよりも、人間内部の宇宙、いわゆる超能力者をテーマにしたものに惹かれるという<ref name="たらさわ2"/>。 |
* SF作品の中でも、未来社会やスペース・オペラのような華やかなものよりも、人間内部の宇宙、いわゆる超能力者をテーマにしたものに惹かれるという<ref name="たらさわ2"/>。 |
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* 尊敬する漫画家は[[手塚治虫]]である。子供の頃、『[[火の鳥 未来編]]』にも夢中になったことがあるという。 |
* 尊敬する漫画家は[[手塚治虫]]である。子供の頃、『[[火の鳥 未来編]]』にも夢中になったことがあるという。 |
2020年1月11日 (土) 01:16時点における版
たらさわみち | |
---|---|
生誕 |
1954年4月3日(70歳) 日本 東京都 |
国籍 | 日本 |
活動期間 |
1975年 - |
ジャンル | 少女漫画 |
代表作 |
『シドニー・ボーイ』 『バイエルンの天使』 |
たらさわ みち(1954年4月3日[1] - )は、日本の漫画家。東京都目黒区出身、血液型はO型。いわゆる、ポスト24年組の一人。
ペンネームは旧姓の「桵沢」をひらがな表記にしたもの[2]。
来歴
2人姉妹の次女として誕生[3]。子供の頃は、石ノ森章太郎の影響を受け、いわゆるお絵描きノートに読み切りの漫画から長篇まで取りそろえた作品を描き、友人に見せていた、という[4]。
高校卒業後、ベビーシッターなどをしつつ、投稿をつづけ、その間に、萩尾望都・竹宮惠子・ささやななえこなどのアシスタントを経験[3]。1975年11月号からの「メルヘン」四部作(「メルヘン」・「プラネタリウムより」・「シルバーマン」・「パラダイス」)(『別冊少女コミック』)でデビュー。コンピュータ、マリアの支配下における世界で、「童話」を求め続ける少年の姿を鮮烈に描く。初連載長篇は、「エーデルワイス」(『別冊少女コミック』)。
1977年『ただいまポップコーンエイジ』、1978年『逃げろ!アイドル』、1979年『シドニー・ボーイ』を連載し人気を得る。『シドニー・ボーイ』では、継母のジェラルディンに人気が集まり、彼女を主人公としたスピンオフ作品が、『週刊少女コミック』・『プチフラワー』に掲載される。
代表シリーズ、『バイエルンの天使』は、小学館『プチフラワー』、新書館『グレープフルーツ』などで発表され、音楽漫画の嚆矢の一つとなる。
その他のシリーズ物に、JUNE掲載の「サイレンと薔(しょう)」シリーズなどがある。
その後は少女誌からレディスコミックまで幅広く活躍[5]。1990年代後半以降は、動物病院ものに注力している。
2018年、『僕とシッポと神楽坂』がテレビドラマ化した[6]。
備考
- 最初に夢中になった漫画作品は石ノ森章太郎の『サイボーグ009』であり、それから自然にSF漫画に接するようになった。デビュー作がSFであるのもそこから来ている。また、作品の主人公が少年であるのは、少年が好きだからであり、発展途上の人間の魅力を感じているからである[3]。
- SF作品の中でも、未来社会やスペース・オペラのような華やかなものよりも、人間内部の宇宙、いわゆる超能力者をテーマにしたものに惹かれるという[4]。
- 尊敬する漫画家は手塚治虫である。子供の頃、『火の鳥 未来編』にも夢中になったことがあるという。
- 理想の男性像は『白バイ野郎ジョン&パンチ』のジョンのような性格の人間であると語っている。
- 好きなSF作家はロバート・ハインラインであり、好きなSF映画は『スター・ウォーズ』であり、好きなSF漫画は石ノ森章太郎の『ミュータント・サブ』である。SFに少年の魅力を感じているという[7]。
主要単行本
- エーデルワイス(スタジオ・シップ、1979年)
- シドニー・ボーイ(小学館、1980 - 1981年、全4巻)
- 眠れる翼(東京三世社、1981年)
- マドンナボーイ(東京三世社、1982年)
- ジェラルディン in N.Y.(小学館、1983年)
- 海からきたホリー(朝日ソノラマ、1983年)
- バイエルンの天使(新書館、1983 - 1985年、全4巻)
- 同上(講談社、2003年、全3巻)
- 同上セレクション(光風社出版、1994年)
- こんにちは天使たち バイエルンの天使スペシャル(新書館、1986年)
- グッバイ・チャイルド(新書館、1985年)
- ウェディング狂想曲(少年画報社、1985年)
- オクタヴィアン幻想曲(朝日ソノラマ、1985年)
- 瞳の奥に恋(少年画報社、1986年)
- 世界名作まんが1・小公子(小学館、1988年)
- 兄妹ゲーム(双葉社、1989年)
- ガラスの時代(少年画報社、1989年)
- 高嶺の花は一人ぼっち(双葉社、1989年)
- シ・ン・メ・ト・リ・ィ(新書館、1990年)
- 長女の結婚(双葉社、1990年)
- オーディション(少年画報社、1991年)
- ベッドの中の天女(双葉社、1991年)※ 霊界水先案内人、白金ヨシキシリーズ
- もしかしてシンデレラ(講談社、1991年)
- LIKE A MOZART(少年画報社、1992年)
- かける月満つる月(少年画報社、1993年)
- キララ星にかえて…(双葉社、2001年)
- MF動物病院日誌(少年画報社、1994 - 2006年、全26巻)
- おいでよ動物病院!(集英社、2007 - 2012年、全15巻)
- 僕とシッポと神楽坂(集英社、2012 - 2017年、全12巻)
- しっぽ街のコオ先生(集英社、2017年 - 、既刊5巻)
単行本未収録作
- 願いの森(『プチフラワー』(1985年5月号・7月号・9月号・11月号)
脚注
外部リンク
- たらさわみちのアトリエ - 公式サイト
- たらさわみち (@m_tarasawa) - X(旧Twitter)
- たらさわみち (@m.tarasawa) - Instagram