コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「IntelliCAD」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m cewbot: ウィキ文法修正 1: Template contains useless word template
69行目: 69行目:
{{CADソフトウェア}}
{{CADソフトウェア}}
{{CAE software}}
{{CAE software}}
{{Template:3D software}}
{{3D software}}


{{DEFAULTSORT:IntelliCAD}}
{{DEFAULTSORT:IntelliCAD}}

2019年5月11日 (土) 01:13時点における版

IntelliCAD
開発元 IntelliCAD Technology Consortium
最新版
IntelliCAD 8.1b[1] / 2015年10月14日 (9年前) (2015-10-14)
使用エンジン Open CASCADE[2]
対応OS Microsoft Windows
ライセンス プロプライエタリ・ソフトウェア
公式サイト http://www.intellicad.org/
テンプレートを表示

IntelliCAD(インテリキャド)は、IntelliCAD Technology Consortium(ITC)が開発する汎用CADソフトウェア。

概要

IntelliCADの歴史

  • IntelliCADの歴史は1990年まで遡る。黎明期から紆余曲折を経て、1998年2月にVisio社英語版インドネシア語版が"IntelliCAD98"として市場に投入。
  • Visio社は、対Autodesk戦略としてCADのオープン化を推進。AutoCADのDWGファイルへ直接アクセスできるツールキットを開発していたMarComp社を買収し、非営利団体のODA(OpenDWG Alliance)を設立。
  • 買収したMarComp社の資産をODAに無償で提供し、世界中のCAD/CAM関連企業に参加を呼びかける。
  • Visio社は、IntelliCADをオープンソースにするため、1999年6月にその運営団体として非営利組織のIntelliCAD Technology Consortium(ITC)を設立。この団体にIntelliCADの資産を無償で提供する。
  • Visio社がマイクロソフト吸収合併される。
  • ITCがソースコードを管理。その後、2000年にV2にあたる"IntelliCAD2000"をリリース。ITCのコマーシャルメンバーとなった企業がIntelliCADの販売を行う。
  • ITCは、2001年2009年までにIntelliCAD V3~V6までのバージョンをリリースし、2011年には1から書きなおされた IntelliCAD 7 をリリースしている。
  • ODA は、2002年AutoCAD2004フォーマットに対応した新ツールキットのDWGDirectを発表。2003年OpenDWG Allianceは、Open Design Allianceに組織名を変更する。現在、世界570社以上のCAD/CAM関連の企業がOpen Design Allianceの会員になっている。

IntelliCADの機能

  • IntelliCADはDWGDXFファイルの互換性だけでなく、オートデスク社のAutoCADのコマンドと同様の設定になっている。そのため、AutoCADユーザーが違和感なくIntelliCADを操作できるようになる。
  • IntelliCADにはAutoLISPCOMVisual Basicの各APIが提供されている。AutoCADのADSに該当するC言語プログラミングAPIはSDSと呼ばれ、ソースファイルレベルでの互換性が高い。
  • IntelliCAD 7 からは AutoCAD の ObjectARX に該当する API(IRX)が提供されている。
  • AutoCADで使用する以下のリソースもそのまま利用でできる。
    • コマンドライン
    • メニューファイル(MNUファイル)
    • スクリプト(SCRファイル)
    • ハッチングパターン
    • フォントファイル
    • 線種ファイル
    • フォントファイル
    • 印刷スタイル

IntelliCAD Technology Consortium

  • ITCは非営利団体で、本拠地はオレゴン州ポートランドにある。
  • ITCは直接IntelliCADを販売せず、ITCの「コマーシャルメンバー」になった企業が年会費を支払うことを条件に、OEM製品として販売している。[3]

外部リンク

脚注

  1. ^ "IntelliCAD Technology Consortium Announces Release of IntelliCAD® 8.1b" (Press release). IntelliCAD Technology Consortium. 14 October 2015.
  2. ^ Marketing Materials - opencascade.org
  3. ^ 2009年末時点では約50社。