「長岡亮介 (ギタリスト)」の版間の差分
Apple Incidents 8 (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
m cewbot: ウィキ文法修正 26: HTMLの<b>タグの使用 |
||
22行目: | 22行目: | ||
|著名使用楽器 = テレファントム(Song Bird製) |
|著名使用楽器 = テレファントム(Song Bird製) |
||
}} |
}} |
||
'''浮雲'''(うきぐも、[[1978年]][[10月7日]] - )は、[[日本]]の[[ミュージシャン]]、[[ギタリスト]]<ref name="emirecords1">{{Cite web |date= |url= http://www.tokyojihen.com/sp/bio/ukigumo/|title=東京事変 BIOGRAPHY 浮雲 ウキグモ|publisher= [[EMIミュージック・ジャパン]]|accessdate=2017-03-31}}</ref>。[[千葉県]][[千葉市]]出身。バンド・ |
'''浮雲'''(うきぐも、[[1978年]][[10月7日]] - )は、[[日本]]の[[ミュージシャン]]、[[ギタリスト]]<ref name="emirecords1">{{Cite web |date= |url= http://www.tokyojihen.com/sp/bio/ukigumo/|title=東京事変 BIOGRAPHY 浮雲 ウキグモ|publisher= [[EMIミュージック・ジャパン]]|accessdate=2017-03-31}}</ref>。[[千葉県]][[千葉市]]出身。バンド・'''[[東京事変]]'''の元メンバー。本項では、本名の'''長岡 亮介'''(ながおか りょうすけ)名義の活動についても併せて記述する。 |
||
== 概要 == |
== 概要 == |
2018年5月11日 (金) 01:11時点における版
浮雲/長岡 亮介 | |
---|---|
出生名 | 長岡 亮介 |
生誕 | 1978年10月7日(46歳) |
出身地 | 日本・千葉県 |
ジャンル |
カントリー・ミュージック ソウル ファンク ブラック・ミュージック ジャズ オルタナティヴ・ロック[1][2][3] |
職業 |
ミュージシャン ギタリスト シンガー 作詞家 作曲家 音楽プロデューサー |
担当楽器 |
ボーカル ギター マンドリン カウベル |
活動期間 | 2000年 - 現在 |
共同作業者 |
ペトロールズ(2005年 - ) 東京事変(2005年 - 2012年) |
著名使用楽器 | |
テレファントム(Song Bird製) |
浮雲(うきぐも、1978年10月7日 - )は、日本のミュージシャン、ギタリスト[4]。千葉県千葉市出身。バンド・東京事変の元メンバー。本項では、本名の長岡 亮介(ながおか りょうすけ)名義の活動についても併せて記述する。
概要
長岡亮介名義で自身がフロントマンを務めるバンド「ペトロールズ」でリード・ボーカルとギターを担当するほか、2005年から2012年までは浮雲名義でロックバンド「東京事変」の2代目ギタリストとして活動していた。同バンドではギターのほかに、曲によってはリード・ボーカル、コーラス、ラップ、マンドリンなどを担当することもあった。また東京事変解散後も、同名義で同バンドのボーカルだった椎名林檎のサポートを務める。その椎名林檎以外にも、サポートギタリストとして星野源[注 1]、RADWIMPSの野田洋次郎のソロプロジェクトillion、大橋トリオ、ORIGINAL LOVE、LOVE PSYCHEDELICOなど、錚々たるアーティストたちから重用される[6]。メジャー進出後も、アマチュア時代から出演していた[注 2]赤坂のカントリーミュージックの店にカントリー・バンドのメンバーとして不定期に出演している[7]。
来歴
千葉県の公団住宅に生まれ、幼い頃から父親が趣味でたしなむブルーグラス、カントリーなどの音楽が日常的に流れる環境で育つ[8][9][10][11]。9歳からピアノを習い、中学1年生の時に部活動のバレーボール部とは別に必修クラブ活動でギタークラブに所属してギターを始める[注 3][4]。友人たちとバンドを組む一方で高校時代より父親のカントリーバンドにも参加し[注 4]、様々なミュージシャンとの演奏を重ねる[10]。大学在籍中にプロのカントリー歌手のバックバンドなどギタリストとしての活動を始め、忙しいときには月の半分ほど音楽の仕事をしていた[8]。ソニーミュージック主催のR&B、AOR系のオーディション「NEWDIGSOUL Audition」に参加し、本格的なプロミュージシャンへの道を歩み出す。
- 2000年
- 2002年
- 4月と5月、椎名林檎・椎名純平兄妹らとともに「邪(よこしま)」というバンド名でTOTOの楽曲「Georgy Porgy」をカバーし、ネット配信する。担当はリード・ボーカル(メイン・パートのスティーヴ・ルカサー役)で、これが初のボーカル仕事。[12][13]
- 2003年
- 椎名林檎の3rdアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」の制作に参加。ギターやボイスパーカッションを担当したほか、同作のアナログ盤に収録されたボーナス・トラック「映日紅の花」(作・編曲)を提供し、収録曲の「迷彩」のミュージック・ビデオにも出演。また椎名とともにアルバムの文字デザインも行う。
- 2004年
- 東京事変の1stアルバム「教育」において、椎名林檎のデモテープ制作に協力する[注 5]。2ndシングル「遭難」では、イントロ部分のギターリフにデモで彼が弾いていた案が採用された。この年、半年ほどロンドンに語学留学[7]。
- 2005年
- 2月、ペトロールズを結成。
- 夏、脱退した初代ギタリストの晝海幹音に代わって2代目ギタリストとして東京事変に加入する[注 6]。その際、椎名林檎によって「浮雲」というステージネームが与えられた[13]。
- 2007年
- 2月、椎名林檎が椎名林檎×斎藤ネコ名義でリリースしたアルバム「平成風俗」に参加。収録曲の「ギャンブル」ではギターを弾き、「花魁」では日本語詞と作曲を担当した。
- 7月、東京事変の4枚目のシングル「OSCA(オスカ)」で、同バンドでは初めて作詞・作曲を担当。
- 8月18日、『J-WAVE LIVE 2000+7』の平井堅のステージにシークレット・ゲストとして登場した椎名林檎が東京事変のシングル曲「キラーチューン」を歌った際にメンバーの伊澤一葉と2人で演奏を担当[14]。
- 2009年
- 6月、椎名林檎の4枚目のソロ・アルバム「三文ゴシップ」の収録曲「丸の内サディスティック(EXPO Ver.)」で編曲・コーラスを担当。また、同時に発売されたともさかりえの3枚目のアルバム「トリドリ。」に「目覚め」(作詞・作曲)を提供。
- 2011年
- 12月31日、東京事変として「第62回NHK紅白歌合戦」に出場する椎名林檎のバックバンドを務める。
- 2012年
- 2013年
- RADWIMPSのフロントマン野田洋次郎のソロプロジェクト「illion」のサポートで、ロンドンとハンブルクで海外でのライブを経験する。
- 元東京事変の亀田誠治がプロデュースする星野源の5枚目のシングル「ギャグ」のレコーディングに参加。以後、サポートギタリストとして星野のライブやレコーディングに参加するようになる。
- 2014年
- 3月から4月にかけて、星野源のライブツアー「星野源の復活アアアアア!」に参加。
- 10月、自身初のソロ作品「LOUNGE LOVER」(3曲入りCD)発表。
- 11月から12月にかけて、椎名林檎のアリーナツアー「(生)林檎博'14_―年女の逆襲―」のバックバンド「The Mighty Galactic Empire(銀河帝国軍楽団)」に、元東京事変のH ZETT Mと共に浮雲として参加。
- 12月28日、星野源のバックバンドのメンバーとして「COUNTDOWN JAPAN 14/15」に出演[16]。
- 12月31日、第65回NHK紅白歌合戦に出場する椎名林檎のバックバンドのメンバーとして出演し、トロンボーン(当て振り)やコーラスなどを担当。
- 2015年
- 4月、台湾でソロライブを行う。
- 7-8月、椎名林檎のバックバンド「MANGARAMA(マンガラマ)」及び星野源のバックバンドのメンバーとして、夏フェス「FUJI ROCK FESTIVAL '15」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」などに参加。
- 8月、椎名林檎初の海外公演となる台湾ライブ「椎名林檎 (生)林檎博'15 -垂涎三尺-」に「MANGARAMA」のメンバーとして参加。
- 10月から12月にかけて、椎名林檎のホールツアー「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」に「MANGARAMA」のメンバーとして参加。
- 11月、LOVE PSYCHEDELICOの香港・台湾のアジアツアー[注 7]のためのスペシャルバンドに参加[17]。
- 12月31日、第66回NHK紅白歌合戦において、椎名林檎のステージではサブボーカル、星野源ではサポートギタリストを務める。
- 2016年
- 1月から3月にかけて、星野源の全国ツアー「YELLOW VOYAGE」にサポートで参加。
- 4月から6月にかけて、大橋トリオの全国ツアー「ohashiTrio 2016 TOUR 〜10 TEN〜」に再び伊澤一葉とともにサポートで参加。
- 7月、ORIGINAL LOVEの25周年記念ツアーに参加[18]。
- 9月19日(日本時間)に行われたリオデジャネイロパラリンピック閉会式において、「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」中に使用された「東京は夜の七時」の歌唱を担当[19]。
- 12月31日、第67回NHK紅白歌合戦にて、ギタリストとして椎名林檎と星野源をサポートする。
2017年
- 1月23、24日、星野源の「新春Live 2days YELLOW PACIFIC」にサポートで参加。
- 5月から9月にかけて 星野源のアリーナツアー「Continues」にサポートで参加。
- 10月28日にNHK総合テレビで放送された東京オリンピック・パラリンピック大会1000日前記念番組『内村五輪宣言!』にて、2016年リオ五輪閉会式でリメイクした曲「東京は夜の七時」を浮雲(本人)、小雨(MIKIKO)、林檎(椎名林檎)のスペシャルユニット「HUMAN ERROR」として披露[20]。
人物
- 同じオーディションの出身である椎名純平のバンド「The Evil Vibrations」にギタリストとして参加していた[21]。それが縁で、彼の妹でシンガーソングライターの椎名林檎との交流も始まった[13]。また同バンドには、のちに東京事変で一緒になるドラマーの畑利樹も在籍していた。
- 椎名林檎にボーカルの仕事を依頼されるまで、歌は歌っていなかった[注 8][12][13]。また作詞作曲についても、椎名に「曲や詞を書いたらいいと思う」とアドバイスされるまで歌詞は書いておらず、曲もたまに思いついたように書く程度だった。しかし彼女にそう言われたことで、「世の中で高く評価されている人にそう言ってもらえるのなら自分にも曲作りの脈があるのかもしれない」と考えるようになった[22]。
- それまでも曲のおおまかな構成を作ったりしたことはあったが、本格的に楽曲を作り始めたのはペトロールズを結成してから。きっかけは、その当時共演して、天才的でそのセンスには敵わないと思わされたkatokunnlee(pLAYAのリーダー)というアーティスト。すでにサポートで色々な現場で場数を踏んではいたが、結局は誰か他人の音楽であり100%自分にフィットする音楽はないと思い知らされ、自分の音楽を1から10まで自分自身で組み立てなければダメだと思うようになった。25、6歳のときイギリス・ロンドンに半年ほど留学した経験も大きかった。「自分は日本人だからこそできる音楽を作ればいいんだ」と気楽に考えられるようになり、自由に曲を作ってみようという気持ちになれた。[7][8]
- 東京事変に加入したのは、椎名林檎の東京事変用のデモテープ制作[注 9]に協力したことがきっかけ。新しいギタリストを探していた時にそのデモを聴いたメンバーたちが彼のギターサウンドを気に入り、椎名に彼に決めるよう求めると、当初は渋っていた椎名も了承して加入を打診。彼はこの申し入れを2ndアルバム『大人』[注 10]のレコーディング直前にようやく承諾し、晴れて加入が決定した。また加入前から椎名林檎の3rdアルバム制作に参加したり、東京事変第1期メンバーだった晝海幹音・H是都M両名の脱退後は椎名の個人的な相談相手になったりしていた。[23]
- 浮雲という芸名は椎名によって名付けられた[13]。
- 無類の車好き(シトロエン・アミ、シトロエン・BXを所有)・自転車好き。都内の移動なら自転車を選ぶ。スタジオの行き帰りも自転車。2009年4月からは季刊の雑誌「自転車日和(辰巳出版)」にてコラム「自転車なんて、動けばよい」を連載している。
- ビザール・ギターのコレクターとしても有名で、自宅に50本ほどのギターをコレクションしている[24]。
- 2016年のリオデジャネイロパラリンピック(第15回夏季パラリンピック)閉会式の中で行われた、パラリンピック旗を次期開催地の東京に引き継ぐ式典「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」の終盤、東京をアピールするパフォーマンスのバックミュージックに使用されたピチカート・ファイヴの楽曲「東京は夜の七時」のヴォーカルパートを本名の長岡亮介名義で務めた[注 11][19]。
ギタースタイル
- 最も好むギタリストは、カントリーギタリストのピート・アンダーソン[25]。
- 独創的なギターフレーズはルーツにカントリーやブルーグラスがあり、そこからさまざまなジャンルと交わりながら育まれたもの[7]。
- 東京事変のメンバーによる浮雲のギター・プレイについてのアンケートでは、従来型ギターの概念を覆すアプローチ、奇想天外で縦横無尽なフレーズ、グルーヴ感と香ばしい音色、しっかり設計された建築物のように繊細な作曲などが高く評価され、ギターらしくないフレーズをギターらしい音で奏でる天才とも称されている[26]。
- 元東京事変の 亀田誠治が「よほど意図的でない限り、8ビートのまっすぐなリフを刻むのは浮雲くんのカラーではない」と発言しているように、カントリーギターを思わせるアドリブ感のあふれる非常にテクニカルなギタースタイルが特徴[27]。
- ギターらしくないフレーズを好んで弾き、鍵盤楽器のように弾くこともある。ペトロールズの三浦淳悟によれば、イメージしているフレーズがギター以外の楽器(鍵盤やホーン・セクション、あるいはスクラッチなど)だったりするからであるという。[28]
- もともとカントリーをやっていたのでチキン・ピッキング[注 12]が得意[29]。
- 東京事変加入当初は音を歪ませないようにしていたが、その後、特にこだわらなくなった[8][29]。
- 楽曲ごとにスライド奏法やフィンガー・ピッキング、ワウペダルなどのエフェクターを効果的に利用し、繊細且つ変幻自在のギターサウンドを聴かせる。
- 必要最小限の音数で魅せる機能美に溢れたギターワーク、しなやかな指先が放つしゃれた音使いなど楽曲を輝かせるために必要不可欠なプレイを要所に組み込むことで、唯一無二の音世界を生み出すギタリストである。
- ギターの魅力はちっちゃくて小脇に抱えられるということだという[29]。
主な使用機材
ギター
使用するギターには俗に「ビザール・ギター」と呼ばれる個性的なものが多いが、初めて手にしたエレキギターは"フェンダージャパンのストラト"であるとのこと[30]。
- 69年製テレキャスター(フェンダー製)
- フロントのピックアップをストラトの物に交換してある。高校一年生くらいの頃から使っている一番信頼しているギター[10]。多くのギターを所有している彼だが、「何かあったら、このギターを持って逃げる」とのこと。かつては6弦がワンタッチでドロップDにできるようバンジョーペグに交換されたエスクワイヤーのネックが取り付けられていたが、通常のテレキャスターのネックに取り替えられている(取り外されたエスクワイヤーのネックは後に「ベンテレ」に移植された)。
- 82年製モダーン(ギブソン製)
- ペトロールズで使用。トーンの配線を切り、1ボリュームのみにしてある。ピックガードも交換されている。もともとテレキャスターを弾いていたが、人気のギターゆえに弾いている人間も多く、ギターボーカルが格好だけで持っていると思われるのが嫌で買ったもの。形が変なのでそれだけで印象に残るかもしれないと思い、それでいて基本的には歪ますわけでもなく、大人っぽい音が出るというそのギャップも当人の中では大事だった。[10]
- テレファントム(Song Bird製)
- テレファントム マンドリン(Song Bird製)
- テレファントムをモチーフに作られたエレキ・マンドリン。
- ストラトファントム(Song Bird製)
- 上記のテレファントムと形状は同じだが構造が異なり、ストラトキャスター仕様になっている。ピックアップは全てVoodoo。ピックアップセレクターは6段階に変更でき、通常のストラトの5段階に加えリア・フロントのハーフトーンが選択できるように作られている。
- 66年製メロディメーカー(ギブソン製)
- 「60年代の青いSGが欲しいが値段が高い」ことを理由に入手したSGシェイプの1PUモデル。
- 70年製ギブソン・SG(ギブソン製)
- 入手時には"妙な"改造がなされていたとのこと。ピックアップは"ソープバー"タイプのP-90。ストップ・テイルピース仕様に変更。しかし後に「どうも心が通じ合わなくて珍しく手放した」とのこと。
- S-100(ギルド製)
- 上記のギブソン・SGを手放した際に代わりに入手した"SGシェイプ"のギター。
- スクワイア ヴィーナス XII(スクワイア製)
- ピックアップは2基のミニ・ハムバッカー。ツマミ脇にハートのシールが貼られている。
- セントブルース61サウス(St.Blues製)
- ピックアップはフロントがP-90タイプ、リアはシングルコイル。どちらもSt.Blues製。
- モズライト US カスタム ショッププロトタイプ(モズライト製)
- 浮雲の希望によりシルバーメタリックに塗装。ボリュームスイッチをオン/オフ・スイッチへ変更。東京事変のシングル「能動的三分間」のPVなどで使用された。
- 80年製ヘンドリック ジェネレータ(ヘンドリック製)
- "もんち"というギタリストからの借り物。東京事変の楽曲「勝ち戦」のPVで使用された。
- TeeVee(RS Guitar Works製)
- ボディはフライングVながらピックアップ、ブリッジなどの部品や配置はテレキャスター。テレキャスターの音が一番好きだが使っている人が多いため、他の人とかぶりたくないのでそういう仕様にしている。特にお気に入りは世界に3本しかないというペイズリー柄。[29]
- STee(RS Guitar Works製)
- ボディはSGながらピックアップ、ブリッジなどの部品や配置はテレキャスター。長岡の発案で誕生したという。
- Workhorse(RS Guitar Works製)
- リバースヘッドのテレキャスタータイプ、本来ピックアップはドッグイヤー型のP90がリアに1基取り付けられているのみだがフロントにテスコのゴールド・フォイルが追加されている。ピックガードは未装着だがレリック加工で日焼け痕が施されている。
- サンダーボルト(Song Bird製)
- 形状はマニアの間で“フライングZ”とも呼ばれる、かつてギブソン社で製造されたかもしれないとされるいなずま形のモデルと同形。このギターは本人曰く「ソングバード・ギターワークショップにヘッドの折れたギブソン・フライングVを修理に持ち込んだら数年後にこんな形で戻って来た」とのこと[31]。
- アメリカンショウスター(VintAxe製)
- もともとはORIGINAL LOVE田島貴男が所有していたものを借りていたが、後に譲り受けた[32]。
- フェンダー・テレキャスター with B-Bender(Song Bird製)
- フェンダーメキシコのテレキャスターボディに2弦用のストリングベンダーを装着したカントリースタイルのエレクトリックギター。ネックは愛用している他のテレキャスターがかつて装着していたエスクワイヤーのものを流用。通称「ベンテレ」。
- エレクトロ ES-17
- リッケンバッカーのサブブランドから発売された425の廉価版。never young beachのギターボーカル・安部勇磨から譲り受けたもの。
- その他
- ギブソン・レスポール、ギブソン・ES-335、エピフォン・リヴィエラ、エピフォン・ソレント、グヤトーン LG-75(グヤトーン製)、ファントムVI(VOX製)、リッケンバッカー・360/12、Goya R80 Red Sparkle、Danelectro Guitarin Model、アンペグ・クリスタルなど。
ディスコグラフィー
ソロ名義
発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1st | 2014年10月 | LOUNGE LOVER | CDシングル | ENCD-28 | 詳細
|
ENNDISC | 2014年の眼鏡店を回るツアー“Vital Things”でツアー会場となった数店舗にて限定販売された。 |
2015年4月18日 | 7"シングルレコード | ENCD-030 | 詳細
A面
B面
|
ENNDISC/JET SET | RECORD STORE DAY[注 14]限定でアナログ化。 |
コラボレーション作品
名義 | 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
竹内朋康、長岡亮介 | 2015年12月18日 | Tune Up Yourself/事件は現場で | 7"シングルレコード | GHF-001 | 詳細
A面
B面
|
GUITAR MAGAZINE/JET SET | ギター・マガジン2015年4月号『恍惚の黒いグルーヴ』と題したブラック・ミュージック大特集の付録CDに収録されたセッション音源をアナログ盤として単独リリース。 |
参加作品
アーティスト名 | 発売日 | 収録作品 | 参加曲 |
---|---|---|---|
SOIL&"PIMP"SESSIONS | 2016年4月6日 | 『Black Track』 | 「Connected feat. Nagaoka Ryosuke」[33] |
所属バンド
楽曲提供・プロデュース
※所属バンドの楽曲は除く。
- 椎名林檎/椎名林檎×斎藤ネコ
- 「映日紅の花」(2003年、アナログ盤『加爾基 精液 栗ノ花』収録) - 作・編曲
- 「花魁」(2007年、アルバム『平成風俗』収録) - 日本語詞・作曲
- 「丸の内サディスティック(EXPO Ver.)」(2009年、アルバム『三文ゴシップ』収録) - 編曲
- ともさかりえ
- 「目覚め」(2009年、アルバム「トリドリ。」収録) - 作詞・作曲
- 平井堅
- 「魔法って言っていいかな?」(2016年、シングル「魔法って言っていいかな?」収録) - 編曲[35]
- THE BAWDIES
- Rei
- ミニアルバム『BLU』(2015年) - 共同プロデュース[38]
サポート/レコーディング参加
- illion(RADWIMPSのフロントマン野田洋次郎のソロプロジェクト)[注 17](2013年 - )
- 大橋トリオ(2013、2016年)[注 18][40][41]
- ORIGINAL LOVE(田島貴男)[注 19](2016年)
- salyu[注 20]
- 椎名純平(2000 – 2003年)
- 椎名林檎(2003年 - )
- ジム・オルーク(2016年)
- 女王蜂(2013年)
- 須藤寿 GATARI ACOUSTIC SET(HiGEのフロントマン須藤寿のソロプロジェクト)[注 21](2012年 - )
- 土岐麻子[注 22](2014年)
- ともさかりえ[注 23](2009年)
- ドレスコーズ(志磨遼平)(2014年)
- 星野源(2013年 - )
- ハンバート ハンバート(2017年)
- ラキタ(2011年 - )
- LOVE PSYCHEDELICO[注 24](2015年)
脚注
注釈
- ^ ツアーバンドのバンドマスターも務める[5]。
- ^ 大学生の頃からハウスバンドのメンバーとして出演していた。
- ^ 家にギターがある環境だったが、それまでは触れることなく成長した[11]。
- ^ バンドメンバーは父親とその友人という編成。ブルーグラスをやっていた父親がカントリーミュージックをやりたいと思った時にブルーグラスでは使用しないエレキギターを弾ける人間が必要になり、一番身近にいたということで誘われてエレキギターを買ってもらって参加した[11]。
- ^ そのため、アルバムのスペシャルサンクスの欄には彼の名前が記載されている。
- ^ 椎名林檎はソロでやれば良いと思っていたので当初はあまり乗り気ではなかったが、同時に加入した鍵盤奏者の伊澤一葉が自分と似たようなことを言っていると知って「同じ考えの人が一緒ならいいかな」と思って参加を決めた[8]。
- ^ 香港最大のロックフェス「Clockenflap 2015」と台湾・国際コンベンションセンターでのワンマンライブ。
- ^ 椎名が依頼した理由は、彼が普段話したり歌を口ずさんだりしているのを聞いて声が良いと思ったから。
- ^ 1stアルバム『教育』および2nd『大人』。
- ^ 第二期東京事変としては1枚目となる。
- ^ 編曲は式全体のクリエイティブスーパーバイザー兼音楽監督を務めた椎名林檎。
- ^ ピックを持ちながら中指・薬指で弦を弾く奏法。
- ^ 正確にはミュージック・ビデオ用にアレンジされた「秘密 for DJ」。
- ^ 毎年4月の第3土曜日に世界同時開催されるレコードの祭典。
- ^ katokunnlee(カトクンリー)率いる音楽ユニット。
- ^ アヴちゃん(Vo/女王蜂)、長岡亮介(G / ペトロールズ)、KenKen(B / RIZE)、中村達也(Dr / LOSALIOS、MANNISH BOYS)の4人によるスペシャルプロジェクト[34]。
- ^ ライブでのサポートは長岡の他、栗本ヒロコ(B / ex. 毛皮のマリーズ)、川崎昭(Dr / mouse on the keys)、Dean Deavall(Key, Cho)、林田順平(Cello, G, Key)など[39]。
- ^ どちらも元東京事変の伊澤一葉とともに参加。
- ^ 長岡以外のバンドメンバーは、小松シゲル(Dr / NONA REEVES)、村田シゲ(B / □□□)、冨田謙(Key / NONA REEVES)、真城めぐみ(Cho / ヒックスヴィル、ましまろ)[18]。
- ^ キーボードの小林武史とのコンビで参加。
- ^ ヴォーカルが須藤、ギターに長岡、キーボードにgomes(FAB)を擁したトリオ編成[42]。
- ^ ピアノの世武裕子とのシンガーソングライター・コンビでサポート。
- ^ 元東京事変の伊澤一葉とともにサポート。
- ^ LOVE PSYCHEDELICOと長岡以外のバンドメンバーは、千葉広樹(B)、板東慧(Dr/T-SQUARE)、ゴンドウトモヒコ(Horns, Computer Operating)[17]。
出典
- ^ 東京事変 (10 July 2007). "ニューシングル「OSCA」インタビュー" (Interview). Interviewed by 小野田雄. 2016年8月10日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ 在日ファンク (3 October 2012). "音楽ナタリー Power Push (1/3)" (Interview). Interviewed by 柴那典. 2017年3月29日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ .com FLASH! (7 November 2012). "ペトロールズ 『Problems』" (Interview). Interviewed by 大石始. 2017年3月29日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ a b “東京事変 BIOGRAPHY 浮雲 ウキグモ”. EMIミュージック・ジャパン. 2017年3月31日閲覧。
- ^ “星野源、来年1/10にリリースするさいたまスーパーアリーナ公演の模様を収録した映像作品の詳細発表”. Skream! (2017年11月28日). 2017年12月17日閲覧。
- ^ “【知りたい】長岡亮介という人は、なぜこんなにも必要とされ、愛されるのか?”. rockinon.com (2017年10月10日). 2017年10月26日閲覧。
- ^ a b c d Salyu (31 March 2015). "「話したいあなたと」第三回:長岡亮介(ペトロールズ)" (Interview). Interviewed by 三宅正一. 2016年8月10日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ a b c d e f MUSIC TALK (22 August 2017). "東京事変に加入、「ペトロールズ」結成 長岡亮介(前編)" (Interview). Interviewed by 中津海麻子. 2017年10月3日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ “長岡亮介ブログ「ピンクブログ」プロフィール”. 2013年7月15日閲覧。
- ^ a b c d ペトロールズ (16 March 2012). "ペトロールズ × Art Yard Interview" (Interview). 2017年3月29日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ a b c “ペトロールズ長岡亮介、初OA曲は「けっこう好きです」”. J-WAVE (2017年5月30日). 2017年3月31日閲覧。
- ^ a b “Georgy Porgyについて...。”. 椎名林檎『性』. Universal Music Japan. 2016年8月10日閲覧。
- ^ a b c d e “東京事変 - J-WAVE WEBSITE : TOKIO HOT100”. J-WAVE WEBSITE (2010年2月21日). 2013年7月15日閲覧。
- ^ “『J-WAVE LIVE 2000+7』で平井堅と椎名林檎がデュエット!”. rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム) (2007年8月19日). 2017年12月17日閲覧。
- ^ “大橋トリオ、ニューアルバム『plugged』収録のLIVE映像をダイジェストで公開!”. CDジャーナル (2013年3月12日). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “星野 源 COUNTDOWN JAPAN 14/15 クイックレポート”. RO69. ロッキング・オン (2014年12月28日). 2017年1月15日閲覧。
- ^ a b “LOVE PSYCHEDELICO、香港開催「Clockenflap 2015」にヘッドライナーで出演”. Musicman-NET, エフ・ビー・コミュニケーションズ (2015年11月19日). 2016年8月10日閲覧。
- ^ a b “ORIGINAL LOVEの25周年記念ツアー、ヒット曲連発で熱狂トリプルアンコール”. ナタリー (2016年7月13日). 2016年8月10日閲覧。
- ^ a b “パラ閉会式で「東京は夜の七時」に再注目 元「ピチカート・ファイヴ」野宮真貴も「嬉しい気持ち」”. J-CASTニュース (2016年9月19日). 2016年9月20日閲覧。
- ^ “椎名林檎とPerfume、『内村五輪宣言!』でスペシャルパフォーマンス”. BARKS (2017年10月20日). 2017年12月17日閲覧。
- ^ [1]
- ^ 東京事変 (10 July 2007). "ニューシングル「OSCA」インタビュー" (Interview). Interviewed by 小野田雄. 2016年8月10日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ 東京事変. "オフィシャルインタビュー 1/2" (Interview). 2005年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月10日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ “ペトロールズ長岡亮介、ギターを「ゴミ捨て場」で調達!?”. ガジェット通信 (2016年6月18日). 2016年8月10日閲覧。
- ^ ギターマガジン2010年12月号の誌上企画”ギターマガジンが選ぶ!史上最も偉大なギタリスト100人”の中での本人の回答より。
- ^ ギターマガジン2010年3月号。
- ^ ベースマガジン2007年11月号。
- ^ .com FLASH! (7 November 2012). "ペトロールズ 『Problems』INTERVIEW(2)――基本的にはキャッチーでいたい" (Interview). Interviewed by 大石始. 2017年3月29日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ a b c d “ROCK with GUITAR”. J-WAVE (2015年11月1日). 2016年8月11日閲覧。
- ^ “長岡亮介ブログ「ピンクブログ」の2008年9月11日木曜日のエントリー” (2008年9月11日). 2013年7月15日閲覧。
- ^ “長岡亮介(ペトロールズ)/Thundervolt”. One on One Produced by Guitar Magazine. リットー・ミュージック (2014年3月6日). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “ペトロールズ長岡亮介 POSTMAN x POSTMAN”. FLYING POSTMAN PRESS (2014年7月20日). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “SOIL & "PIMP" SESSIONS新作の全貌が明らかに、今晩リード曲初OA”. ナタリー (2016年2月20日). 2016年8月10日閲覧。
- ^ “女王蜂のアヴちゃんらの獄門島一家、初の都内ライヴを10月に開催”. RO69 (2013年8月18日). 2015年11月24日閲覧。
- ^ “平井堅、綾瀬はるかと共演の新CMで話題“キスしたくなる”新曲に反響”. モデルプレス (2016年6月24日). 2016年8月10日閲覧。
- ^ “THE BAWDIESがペトロールズ長岡プロデュースの新機軸ナンバー発表”. 音楽ナタリー (2015年8月29日). 2015年11月24日閲覧。
- ^ “THE BAWDIES、約2年ぶりのアルバムにペトロールズ・長岡亮介ら参加”. RO69 (2016年12月13日). 2017年2月10日閲覧。
- ^ “長岡亮介プロデュース、ギター弾くブルースシンガーReiの全国流通盤”. 音楽ナタリー (2015年1月31日). 2015年11月24日閲覧。
- ^ “野田洋次郎ソロ・illion初ライブでUKオーディエンス魅了”. natalie.mu. (2013年3月19日) 2013年3月19日閲覧。
- ^ “大橋トリオ カルテット編成でビルボード東京に出演”. OTOTOY (2012年11月21日). 2013年7月15日閲覧。
- ^ “大橋トリオ、新アルバムを携えた全国ツアーが開幕「幸せな感じでしょ?」”. ガジェット通信 (2016年4月18日). 2016年8月10日閲覧。
- ^ “須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET、1stアルバム『The Great Escape』の詳細を公開”. RO69 (2012年9月1日). 2013年7月15日閲覧。
外部リンク
- ペトロールズ
- ピンクブログ(長岡亮介のブログ)
- nagaokaryosuke.com(長岡亮介の公式サイト)
- 長岡亮介 (@nagaokaryosuke) - X(旧Twitter)