「大人 (アダルト)」の版間の差分
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| Producer = 東京事変、[[井上雨迩]] |
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| Reviews = ''[[オールミュージック|Allmusic]]'' {{Rating-5|4}} [http://www.allmusic.com/album/adult-mw0001498009 link] |
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| Certification = * プラチナ([[日本レコード協会]]) |
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| Last album = [[教育 (東京事変のアルバム)|教育]] <br /> (2004年) |
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2018年5月11日 (金) 01:11時点における版
『大人(アダルト)』 | ||||
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東京事変 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2005年 | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | 東芝EMI/Virgin Music | |||
プロデュース | 東京事変、井上雨迩 | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
Allmusic link | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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東京事変 アルバム 年表 | ||||
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『大人(アダルト)』収録のシングル | ||||
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『大人 (アダルト)』は、日本のバンド・東京事変の2枚目のスタジオ・アルバム。2006年1月25日に東芝EMI/Virgin Musicより発売された。
概要
本作は1stアルバム『教育』からおよそ1年2ヶ月ぶりの発売となる通算2作目のオリジナル・アルバム。また新メンバーの伊澤一葉と浮雲の2人を迎えてからは最初のアルバムであり、シングルとアルバムを通じてバンドとしては初のオリコンチャート1位を獲得している[1]。
前作『教育』のコンセプトは教育番組であったが、今作は「大人」、つまり専門チャンネルのアダルトチャンネルをコンセプトに製作された[注 1][2]。歌詞を手掛けた椎名林檎が「女性が生活しているなかで、いろいろな弊害があるなか、いかにポジティヴに進むかという様子を綴りたかった」と語っているように、特別なシチュエーションではなく日常生活の中での女性の姿が綴られている[3]。サウンドについては、ロック、ジャズ、ソウル、ファンク、ボサノバ、歌謡曲という椎名のルーツ音楽を明らかにしながらもそれらを2006年仕様にアップデートした、前作以上に緻密に編み上げられたバンド・アンサンブルとなっている[2]。
初回生産限定盤“HOMME”仕様(CD+DVD:2枚組)と通常盤“FEMME”仕様(CDのみ)の2タイプでの発売[4]。“HOMME”仕様はデジトレー付ワンピースボックスとなっており、ジャケット写真の香水の瓶も“HOMME”仕様と“FEMME”仕様の2種それぞれで異なる。
楽曲制作
制作期間は椎名の自宅スタジオでの伊澤とのプリプロダクションに2カ月、リハーサルも含むレコーディングが始まってから2カ月の計4か月[5][6]。以前は3日間スタジオを借りたらその日に3曲ずつ録ってあとはエンジニアの井上雨迩に委ねるというやり方を取っていたが、今回は何度も立ち返って曲を再考したので時間がかかってしまった[6]。しかし、まず曲があってアレンジする期間があってという具合に、レコーディングの工程はしっかりしていた[7]。
レコーディングに入る2ヶ月前の5月に一人だけ先にスタジオに入っていた伊澤があらかじめ曲のアレンジを組み立て、椎名と刄田も参加した7月のリハーサルからは伊澤と椎名の二人でアレンジを詰めていった[5][7]。もし時間があれば5人でスタジオに入って作っていってもよかったが、亀田は多忙でほとんど参加できず、浮雲にいたっては加入が決まったのはレコーディングのわずか2、3日前だったため、本作では椎名が作ったデモやそれに駄目出しして伊澤が自分の機材で一から打ち込み直したものに歌を乗せて曲を仕上げていった[5]。曲によっては6パターンほどのアレンジがあった[5]。
浮雲が参加した時にはすでに収録曲もリズムのパターンも決まっていたため、レコーディングでは、椎名曰く「そこに上もの[注 2]をのせるというスタジオ・ミュージシャンのような仕事をしてくれた」という[7]。また伊澤は初めてメンバー全員が揃う日の前日に腱鞘炎が悪化したためレコーディングに参加出来ず、1人だけ1ヶ月遅れで録音した[7]。その時にはすでに他のメンバーは全て録り終わった後だったので曲にどうアプローチをすれば良いかかなり悩まされたが、おかげで緻密で濃密な詰まったアレンジになったと語っている[7][8]。
収録内容
CD
- 秘密(A Secret)
- ライブツアー「東京事変 live tour 2005“dynamite!”」で新曲としてすでに披露されていた曲。その時よりキーが半音下げられ、ダイナミックなバンド・サウンドから一転してピアノがスウィングする洗練されたアレンジとなっている[2]。編曲は伊澤が単独で行っている。
- 『教育』製作時点でメンバーの間では次のアルバムの1曲目は本楽曲にしようとあらかじめ決めていたという。
- 別バージョンとして「秘密 for DJ」が配信限定でリリースされ、アナログ盤アルバム「ADULT VIDEO ORIGINAL SOUND TRACK」に収録された。ミュージック・ビデオも製作され、DVD「ADULT VIDEO」に収録されている。このバージョンでは、浮雲のギターソロ前にギターについて唄ったラップが挿入されており、ラップ詞も浮雲が担当した。
- 喧嘩上等(Active Fighting)
- ミュージック・ビデオが製作され、DVD「ADULT VIDEO」に収録されている。
- 化粧直し(Powder up my mind)
- ボサノヴァ調の曲で、SOIL&"PIMP"SESSIONSのタブゾンビがトランペットで参加している。
- 2008年、過去に共演したことのある長谷川きよしがアルバム『40年。まだこれがベストではない。長谷川きよし ライヴレコーディング。』の中でカバーしている。
- スーパースター(Super Star)
- 修羅場 adult ver.(The Rat's-nest)
- 雪国(Niigata)
- 椎名は「演歌」だとしている。前曲や次曲と繋がっている。
- ライブツアー「東京事変“DOMESTIC!” Just can't help it.」では1曲目に披露された。
- 歌舞伎(The Kabuki)
- メンバー紹介の曲で、冒頭は各メンバーの担当楽器の見せ場となっている。
- ミュージック・ビデオが製作され、DVD「ADULT VIDEO」に収録されている。
- ブラックアウト(Black Out)
- この楽曲は椎名のソロデビュー10周年記念コンサート「椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜」でも披露された。
- 黄昏泣き(Don't cry my child)
- 別バージョンとして「黄昏泣き for mother」が配信限定リリースされ、アナログ盤アルバム「ADULT VIDEO ORIGINAL SOUND TRACK」に収録された。ミュージック・ビデオも製作され、DVD「ADULT VIDEO」に収録されている。
- 透明人間(Invisible Man)
- 手紙(A Mail)
DVD
※初回生産限定盤“HOMME”仕様のみ
- 秘密(「東京事変 live tour 2005“dynamite!”」より)
- ライブ映像集「Dynamite out」ではカットされ未収録となっていたもの。
- 演奏は東京事変第一期のメンバーで、バンドの新旧の違いを比較するために収録された。
楽曲クレジット
トラックリスト
全作詞: 椎名林檎。 | ||||
# | タイトル | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「秘密」 | 椎名林檎 | 伊澤一葉 | |
2. | 「喧嘩上等」 | 椎名林檎 | 東京事変 | |
3. | 「化粧直し」 | 椎名林檎 | 東京事変 | |
4. | 「スーパースター」 | 亀田誠治 | 東京事変 | |
5. | 「修羅場 adult ver.」 | 椎名林檎 | 東京事変 | |
6. | 「雪国」 | 椎名林檎 | 東京事変 | |
7. | 「歌舞伎」 | 椎名林檎 | 東京事変 | |
8. | 「ブラックアウト」 | 椎名林檎 | 東京事変 | |
9. | 「黄昏泣き」 | 椎名林檎 | 東京事変 | |
10. | 「透明人間」 | 亀田誠治 | 東京事変 | |
11. | 「手紙」 | 伊澤一葉 | 椎名林檎 | |
合計時間: |
演奏
- 全曲
- その他
- トランペット(「化粧直し」):タブゾンビ from SOIL&"PIMP"SESSIONS
- ストリングス(「手紙」):後藤勇一郎ストリングス
- にぎやかし(「秘密」「歌舞伎」):淋しみ組
脚注
注釈
出典
- ^ オリコン (2006年1月30日). “東京事変、シングル、アルバム通じて初の№1獲得!”. 2007年6月1日閲覧。
- ^ a b c “東京事変『第二期東京事変、遂にアルバムをリリース!』”. ORICON STYLE (2006年1月25日). 2017年12月30日閲覧。
- ^ “東京事変、アルバムは「女性のポジティヴに進む様子」を表現”. BARKS (2006年1月26日). 2017年12月30日閲覧。
- ^ “東京事変、2ndアルバム決定! タイトルは……”. BARKS (2005年11月2日). 2017年12月30日閲覧。
- ^ a b c d e 東京事変. "オフィシャルインタビュー 1/2" (Interview). 2005年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月1日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|deadlinkdate=
は無視されます。 (説明); 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ a b 東京事変. "『椎名林檎 独占インタビュー』PART2" (Interview). Interviewed by MTV Japan. 2006年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月7日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|deadlinkdate=
は無視されます。 (説明); 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ a b c d e 東京事変 (10 July 2007). "ニューシングル「OSCA」インタビュー" (Interview). Interviewed by 小野田雄. 2016年8月7日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ 東京事変 (10 September 2007). "2007.8.22New Single『キラーチューン』スペシャル・インタビュー" (Interview). Interviewed by 小野田雄. 2016年8月7日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ 東京事変. "「閃光少女」インタビュー" (Interview). Interviewed by 小野田雄. 2016年8月7日閲覧。
{{cite interview}}
: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ “「本当にありがとう」東京事変、武道館で有終の美飾り解散”. 音楽ナタリー (2012年3月5日). 2013年9月29日閲覧。