「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の版間の差分
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2018年4月28日 (土) 00:17時点における版
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 坂元裕二 |
演出 |
並木道子 石井祐介 高野舞 |
出演者 |
有村架純 高良健吾 高畑充希 西島隆弘 森川葵 坂口健太郎 浦井健治 福士誠治 安田顕 大谷直子 田中泯 柄本明 高橋一生 松田美由紀 小日向文世 八千草薫 ほか |
エンディング | 手嶌葵「明日への手紙」 |
製作 | |
プロデューサー | 村瀬健 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2016年1月18日 - 3月21日 |
放送時間 | 月曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式サイト | |
特記事項: 初回・第2話・第5話は15分拡大(21:00 - 22:09)。初回の20:59 - 21:00に別途『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 放送直前カウントダウン』を放送。 |
ドラマ |
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(いつかこのこいをおもいだしてきっとないてしまう)は、フジテレビ系「月9」枠にて2016年1月18日から3月21日まで放送されたテレビドラマである[1]。主演は有村架純と高良健吾の二人[2]。略称は『いつ恋』(いつこい)[3]。第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞作品賞・脚本賞などを受賞した[4]。
企画・制作
それぞれに辛い過去を背負っているにも関わらず明るく前向きに生きようとする主人公の音(有村架純)と練(高良健吾)の二人を中心としながら、彼らを取り巻く四人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく群像ラブストーリーで、坂元裕二によるオリジナル脚本[5]。プロデューサーは村瀬健、演出は並木道子、石井祐介、高野舞[5]。 作中では前半は東日本大震災が発生する2011年前後と、後半では5年後となる2016年と、時系列が分かれた2部構成で物語が進む。
2015年11月25日に追加キャストが発表された[6][7]。また、同年12月14日に追加キャストならびに主題歌が発表された[8]。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
幼い頃に母を亡くした音(有村架純)は、北海道で養父母と暮らしていた。一方、福島から上京した練(高良健吾)は、東京の運送会社で引っ越しの仕事に就いていた。練には、木穂子(高畑充希)という恋人がいた。ある日、練は、友人の晴太(坂口健太郎)が、旅先の北海道で拾ったというカバンの中から「音へ」と書かれた古い手紙を見つける。練は、手紙を持ち主に届けるため、トラックで北海道へ向かう。
キャスト
主要人物
- 杉原 音(すぎはら おと)
- 演 - 有村架純
- 北海道出身。幼少期に母を亡くしている。会話に時折関西弁を混ぜて話す。職業は介護福祉士で、介護施設「春寿の杜」で勤務。現状を受け入れながらも明るく前向きに生きる性格。
- 曽田 練(そだ れん)
- 演 - 高良健吾
- 福島県出身。東京で運送会社「柿谷運送」の引越しの仕事に就いている。両親を早くに亡くしている。心優しく、人を疑うことを知らない。
音が北海道で関わった人々
- 林田 雅彦(はやしだ まさひこ)
- 演 - 柄本明(第1話)
- 音の育ての父
- 林田 知恵(はやしだ ちえ)
- 演 - 大谷直子(第1話)
- 音の育ての母
- 白井 篤史(しらい あつし)
- 演 - 安田顕(第1話)
- 音の婚約者
仙道家によく遊びに行く人々
- 日向 木穂子(ひなた きほこ)
- 演 - 高畑充希
- 広告代理店勤務の女性。当初は不倫をしていた。入院していた。
- 市村 小夏(いちむら こなつ)
- 演 - 森川葵(幼少期:飯尾夢奏[9])
- 練の後輩で、好意を抱いている。デザイナー志望。
- 中條 晴太(なかじょう はるた)
- 演 - 坂口健太郎
- 練の友人。小夏に好意を抱いているが、小夏の気持ちを知っており応援する。
- 仙道 静恵(せんどう しずえ)
- 演 - 八千草薫(第2話 - 第3話、第5話 - )
- 音や練の理解者であり、自宅を彼らのたまり場として解放している。
介護施設「春寿の杜」に関わる人々
- 井吹 朝陽(いぶき あさひ)
- 演 - 西島隆弘(AAA)
- 介護施設「春寿の杜」を経営しているグループ企業の御曹司。従業員をナンパする軽薄な性格。経営者の父に対し愛憎を抱いている。
- 神部 正平(かんべ しょうへい)
- 演 - 浦井健治(第2話 - )
- 井吹 和馬(いぶき かずま)
- 演 - 福士誠治(第3話 - )
- 朝陽の兄。
- 船川 玲美(ふなかわ れみ)
- 演 - 永野芽郁(第2話 - )
- 丸山 朋子(まるやま ともこ)
- 演 - 桜井ユキ(第2話 - )
- 源 大輔(みなもと だいすけ)
- 演 - 我善導(第2話 - )
- 西野 美織(にしの みおり)
- 演 - 林田岬優(第2話 - )
- 松川
- 演 - 松本穂香
- 錦織 康司
- 演 - カゴシマジロー
- 井吹 征二郎(いぶき せいじろう)
- 演 - 小日向文世(第3話 - 第4話、第6話 - )
- 音が勤務する介護施設「春寿の杜」を経営しているグループ企業の社長。ブラック企業同然の経営を平気で行っており、企業の利益のために過去に他企業を何社も倒産させたほか、肉親をも冷酷に切り捨てる、いわゆるマキャヴェリスト。
運送会社「柿谷運送」に関わる人々
- 佐引 穣次(さびき じょうじ)
- 演 - 高橋一生
- 練が働く運送会社の先輩。バツイチであり、冷淡な性格。練が人を疑わないことをいいことに、彼に自分のミスを押し付けたりする。また引越作業中に他人の物品を盗み出そうとするなど、精神破綻を引き起こしていると思われる。
- 加持 登(かじ のぼる)
- 演 - 森岡龍
- 柿谷 嘉美(かきたに よしみ)
- 演 - 松田美由紀
- 練が勤めている運送会社「柿谷運送」の女社長。作中5年後でも行方を眩ましていた練を再就職させるなど包容力が高い。
その他
- 曽田 健二(そだ けんじ)
- 演 - 田中泯(第2話・第5話・第7話)
- 練の祖父。
- 音の母
- 演 - 満島ひかり(第1話・第6話)[10]
- 明日香
- 演 - 芳根京子(第9話・最終話)
- 内藤三希也
- 演 - 葉山奨之(第9話・最終話)
スタッフ
- 脚本 - 坂元裕二
- 音楽 - 得田真裕
- 主題歌 - 手嶌葵「明日への手紙」(JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)
- プロデュース - 村瀬健
- 演出 - 並木道子、石井祐介、高野舞
- 制作 -フジテレビドラマ制作センター
- 制作著作 - フジテレビ
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率[5] | |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1月18日 | 失くした手紙が繋いだ奇跡…二人は出逢った | 並木道子 | 11.6% | |
第2話 | 1月25日 | 東京編スタート 都会の現実、募る想い…もう一度会いたい | 9.6% | ||
第3話 | 2月 | 1日突然のキス、幸せな1日 | 石井祐介 | 10.0% | |
第4話 | 2月 | 8日あなたを好きになりました | 高野舞 | 8.9% | |
第5話 | 2月15日 | 第一部・完結編 突然のさよなら…訪れた運命の日 | 並木道子 | 8.8% | |
第6話 | 2月22日 | 衝撃の再会 | 石井祐介 | 10.7% | |
第7話 | 2月29日 | 明かされる真実 彼に何が起きたのか | 高野舞 | 8.9% | |
第8話 | 3月 | 7日好きです | 並木道子 | 8.8% | |
第9話 | 3月14日 | 決意のとき、別れの夜 | 石井祐介 | 9.4% | |
最終話 | 3月21日 | 永遠の約束 | 並木道子 | 10.2% | |
平均視聴率 9.7%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯) |
評価
介護現場の描写に関する問題点
主人公が勤務先である介護施設において24時間にわたる労働を強いられる、上司からハラスメントともとれる仕打ちを受けるなど、介護現場の労働環境の悪さや賃金の低さを過剰に強調して表現していることを問題視して、日本介護福祉士会は番組制作責任者宛に意見書を送付している[11][12][13]。
受賞
- 第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞(2016年)[4]
- 作品賞
- 脚本賞(坂元裕二)
- 新人賞(西島隆弘)
- 第88回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(2016年)[14]
- 主演男優賞(高良健吾)
- 東京ドラマアウォード 2016[15]
- 作品賞・連続ドラマ 優秀賞
- 主題歌賞(手嶌葵)
脚注
- ^ “『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 - とれたてフジテレビ”. フジテレビ (2015年11月19日). 2015年11月19日閲覧。
- ^ “有村架純×高良健吾、月9で“2016年版東京ラブストーリー””. SANSPO.COM (産業経済新聞社). (2015年11月19日) 2015年11月19日閲覧。
- ^ “まだ間に合う!月9「いつ恋」・火10「お義父さんと呼ばせて」おさらいSP!”. フジテレビ. 2016年2月18日閲覧。
- ^ a b “【コンフィデンスアワード】ドラマ作品賞は『いつ恋』 最終回15分の長回しが絶賛”. ORICON STYLE. (2016年4月22日) 2016年4月22日閲覧。
- ^ a b c “「いつ恋」期間平均視聴率9.7%「極悪がんぼ」下回る月9史上最低”. スポニチアネックス (2016年3月22日). 2016年3月22日閲覧。
- ^ “高畑充希が月9出演 「とと姉ちゃん」と二足わらじ”. 日刊スポーツ (2015年11月26日). 2015年11月26日閲覧。
- ^ “次期朝ドラコンビ高畑充希&坂口健太郎、「月9」で先取り共演”. サンケイスポーツ (2015年11月26日). 2015年11月26日閲覧。
- ^ 手嶌葵、来年1月スタートの有村架純、高良健吾主演、新“月9”ドラマ主題歌に決定 M-ON!Press 2015年12月13日閲覧。
- ^ “飯尾夢奏 career”. スペースクラフト. 2016年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月10日閲覧。
- ^ “満島ひかりが月9「いつ恋」出演、ドラマのテーマ伝える音の亡き母役”. スポーツ報知 (株式会社報知新聞社). (2016年2月15日) 2016年2月15日閲覧。
- ^ 内田千惠子 (2016年2月10日). “意見書” (PDF). 日本介護福祉士会. 2016年2月17日閲覧。
- ^ ただ正芳 (2016年2月16日). “月9ドラマでの介護の描写、「配慮を」- 日本介護福祉士会がフジテレビに意見書”. 医療介護CBnews (キャリアブレイン) 2016年2月17日閲覧。
- ^ 滝沢卓 (2016年2月17日). “ドラマ「いつ恋」に配慮求める意見書 日本介護福祉士会”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2016年2月17日閲覧。
- ^ “第88回ドラマアカデミー賞 受賞結果発表! 主演男優賞”. Smartザテレビジョン. KADOKAWA. 2016年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月10日閲覧。
- ^ “世界に見せたい日本のドラマ 『あさが来た』『赤めだか』がグランプリ”. ORICON STYLE. (2016年11月7日) 2016年11月7日閲覧。
外部リンク
- いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう - フジテレビ
- 【公式】月9 「いつ恋」 (@itsu_koi) - X(旧Twitter)
フジテレビ系 月曜21時枠ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
5→9〜私に恋したお坊さん〜
(2015年10月12日 - 12月14日) |
いつかこの恋を思い出して
きっと泣いてしまう (2016年1月18日 - 3月21日) |
ラヴソング
(2016年4月11日 - 6月13日) |