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「国立公文書館」の版間の差分

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* 尋憲記 12冊
* 尋憲記 12冊
* 公文録(図表共)並びに索引 4146冊1301点 - 太政官が各省と収受した明治元年-18年の公文書を、省庁別・年次別に編集したもの
* 公文録(図表共)並びに索引 4146冊1301点 - 太政官が各省と収受した明治元年-18年の公文書を、省庁別・年次別に編集したもの
* '''(2018年度指定見込み)'''江戸幕府書物方関係資料<ref>[[http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1402236.html 「文化審議会答申〜国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定について〜」]](文化庁サイト、2018年3月9日発表)</ref>
* '''(2018年度指定見込み)'''江戸幕府書物方関係資料<ref>[http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1402236.html 「文化審議会答申〜国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定について〜」](文化庁サイト、2018年3月9日発表)</ref>


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2018年3月29日 (木) 00:06時点における版

国立公文書館
National Archives of Japan
施設情報
専門分野 古文書公文書
事業主体 日本
管理運営 独立行政法人国立公文書館
所在地 102-0091
東京都千代田区北の丸公園3番2号[1]
位置 北緯35度41分24.8秒 東経139度45分13.8秒 / 北緯35.690222度 東経139.753833度 / 35.690222; 139.753833座標: 北緯35度41分24.8秒 東経139度45分13.8秒 / 北緯35.690222度 東経139.753833度 / 35.690222; 139.753833
ISIL JP-3000001
統計・組織情報
蔵書数 約133万冊(2013年3月時点)
来館者数 約4,600人(2012年度)
年運営費 2,246百万円(2012年度)
館長 加藤丈夫[1]
職員数 49人[1]
公式サイト http://www.archives.go.jp/
法人番号 3010005005429 ウィキデータを編集
地図
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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本館(東京都千代田区)
分館(茨城県つくば市・北緯36度9分26.8秒 東経140度3分56.7秒

国立公文書館(こくりつこうぶんしょかん)とは公文書を一般公開している国立機関。本頁では日本の国立公文書館について記述する。

概要

日本政府の付属機関等から移管された歴史資料など重要公文書を一般公開している。所蔵資料は明治時代以来の公文書が約60万冊(2006年3月現在)・旧内閣文庫約53万冊。公文書を閲覧できるように閲覧室に常設したり常設展や企画展にて公開したりしている。

沿革

従来、各官庁の公文書はそれぞれの官庁で保管されてきたが、公文書を保存し公開するため江戸幕府以来の古文書・古書を含む内閣文庫の所蔵資料を移管して 総理府の附属機関として東京都千代田区北の丸公園に国立公文書館1971年昭和46年)に開館。

国立公文書館法に基づき2001年平成13年)に独立行政法人化。行政執行法人(旧・特定独立行政法人)であるため、職員の身分は国家公務員となっている。公文書の収集・管理体制が諸外国に比べて遅れていることが指摘されてきたが、2007年12月、政府では体制を強化し、将来的に公文書館を独立行政法人から国の機関に戻す方針を発表した[2]

1998年には茨城県つくば市の筑波研究学園都市内につくば分館を設置。2001年には館の組織としてアジア歴史資料センターが開設された。同センターはデジタルアーカイブとしてインターネットなどを通じてアジア歴史資料を提供することを目的としているため、閲覧室は設けていない(同センターの事務所は東京都文京区本郷にある)。

2016年5月26日衆議院議院運営委員会の小委員会で、新国立公文書館として憲政記念館の敷地を建設することを決定した[3]

所蔵資料

主なものは次のとおり。

  • 公文書
    • 天皇が署名した日本国憲法の原本をはじめ、法律政令などの原本
    • 明治以降、各官庁で作成され、公文書館に移管された公文書
公文書館の開設以降は、各官庁での保存期限が過ぎた文書のうち重要なものを公文書館に移管している。関東大震災、戦災などで失われた文書もあり、全ての記録が保存されている訳ではない。公文書館に移管された文書でも、個人情報に関する場合は、公開を制限・禁止しているものがある。
※外交・防衛・皇室関係の公文書については、別に外務省外交史料館防衛省防衛研究所図書館、宮内庁書陵部で所蔵している。
  • 内閣文庫
内閣文庫の所蔵資料は、江戸城紅葉山文庫昌平坂学問所から引き継いだ古書・古文書をはじめ、太政官の公文書、政府が収集した古文書・洋書などを含む貴重な資料群である。
  • 寄贈・寄託文書
公文書ではないが個人や団体から寄贈された貴重な書類や書籍などが所蔵されている。書類だけでなく竹下登が所持していた「平成奉書紙」なども寄贈されている。

所在地情報

所在地
  • 東京都千代田区北の丸公園3番2号
交通

指定文化財

独立行政法人国立公文書館所有の重要文化財は以下のとおりである。

  • 法曹類林 3巻
  • 本朝続文粋 13巻 - 『本朝文粋』に倣って、後一条天皇から崇徳天皇までの約120年間に作られた優れた漢詩文232編を蒐集・分類した、平安時代の漢文学の隆盛を今に伝える漢詩文集の一つ。本書は現存最古の写本で、金沢文庫の創始者・北条実時1272年文永9年)に書写させた。『本朝続文粋』は明治時代まで写本のみで伝来したため、誤記・異同が多く、古い時代のものが完本として伝えられるのは珍しい。
  • 宋版廬山記 5冊
  • 元版全相平話 5冊 - 時代の至治年間(1321年-23年)に刊行。中国の歴史上の出来事をフィクションを交えながら面白く講談した大衆向けの歴史物語。「武王伐紂書」3巻、「楽毅図斉七国春秋後集」3巻、「秦併六国平話」3巻、「前漢書続集」3巻、「三国志」3巻の5種類を収録。本書は現存する唯一の版本で、中国文学史や書誌学の貴重な資料として世界的に知られる。題名の「全相」とは全てのページに挿絵があること、「平話」とは歴史を専門に語る講談のこと。紅葉山文庫旧蔵。
  • 宋版周易新講義 3冊
  • 宋版子略・史略 3冊
  • 宋版東坡集 12冊
  • 宋版淮海集 10冊
  • 管見抄 9冊
  • 宋版鉅宋広韻 5冊
  • 宋版予章先生集 7冊
  • 宋版頴浜先生大全文集 15冊
  • 宋版平斎文集 12冊
  • 宋版梅亭先生四六標準 19冊
  • 国絵図並びに郷帳 127鋪85冊 紅葉山文庫伝来
    • 元禄国絵図8鋪、天保国絵図119鋪、天保郷帳85冊
    • 附:元禄国絵図写8鋪、天保国絵図縮図写12鋪、天保郷帳写19冊、桐箱(天保九年勘定所墨書)4合
  • 正保城絵図 63鋪 紅葉山文庫伝来
  • 朽木家文書(1,066通) 38巻13冊9通
  • 諸宗末寺帳 34冊9通 附:入目録(内一通貞享元年)2通
  • 間宮林蔵北蝦夷等見分関係記録 14帖7鋪
    • 北蝦夷島地図并凡例(文化七年七月)1帖7鋪、北夷分界余話(文化八年三月)10帖、東韃地方紀行(文化八年三月)3帖
  • 吾妻鏡(北条本) 51冊
  • 北槎聞略 12冊2巻1帖9鋪 - 18世紀末ロシア大黒屋光太夫
  • 貞享暦(巻四補写本) 7冊 渋川春海
  • 庶物類纂 465冊、庶物類纂図翼 28冊 - 加賀藩前田綱紀稲生若水に編纂させた博物書
  • 阿蘭陀本草和解 2冊 - 野呂元丈抄訳 自寛保元年三月至寛延三年三月書写奥書
  • 大乗院寺社雑事記 尋尊記1巻122冊、政覚記38冊、経尋記23冊 - 興福寺大乗院門跡の日記
  • 経覚私要鈔 82冊 - 興福寺大乗院門跡の日記
  • 三箇院家抄 4冊 - 興福寺大乗院門跡関係の記録
  • 尋憲記 12冊
  • 公文録(図表共)並びに索引 4146冊1301点 - 太政官が各省と収受した明治元年-18年の公文書を、省庁別・年次別に編集したもの
  • (2018年度指定見込み)江戸幕府書物方関係資料[4]

脚注

関連機関など

関連項目

外部リンク