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'''タケダアワー'''(Takeda Hour)は、当初は[[武田薬品工業]](タケダ)の[[一社提供]]で、末期は武田薬品を筆頭スポンサーとした複数社提供<ref>『アイアンキング』の番宣葉書の記述では[[カルビー|カルビー製菓]]・[[三菱鉛筆]]・[[クラシエフーズ|カネボウ食品]]の3社が加わっていた[https://twitter.com/kechinbouzoukei/status/916691717461438464]。</ref>で、[[1958年]]2月24日 - [[1974年]]3月31日に[[TBSテレビ|TBS]]系列で放送されていたTBS制作の番組シリーズ枠である。 |
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当初は[[月曜日|月]] - [[土曜日|土曜]]18:00 - 18:10の[[帯番組]]だったが、第2作『[[月光仮面]]』第2部から[[日曜日|日曜]]18:00 - 18:30に変更、そして『月光仮面』第3部第9話から日曜19:00 - 19:30に落ち着いた。 |
2017年11月29日 (水) 00:03時点における版
タケダアワー(Takeda Hour)は、当初は武田薬品工業(タケダ)の一社提供で、末期は武田薬品を筆頭スポンサーとした複数社提供[1]で、1958年2月24日 - 1974年3月31日にTBS系列で放送されていたTBS制作の番組シリーズ枠である。
当初は月 - 土曜18:00 - 18:10の帯番組だったが、第2作『月光仮面』第2部から日曜18:00 - 18:30に変更、そして『月光仮面』第3部第9話から日曜19:00 - 19:30に落ち着いた。
解説
オープニングキャッチでタケダの大阪工場(大阪市淀川区十三)の空撮映像と、東京混声合唱団による「♪タケダ、タケダ、タケダ…」の合唱フレーズが放送されたことで知られる。
なお、カラー放送開始(『ウルトラマン』から)[2]を機にバージョンの変更があった。
『アイアンキング』など複数社提供に移行した後の番組では、オープニングキャッチが省略され、通常の提供読みとなっていた。
作品リスト
タイトル | 放映期間 | 話数 | 製作会社 | 出演者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ぽんぽこ物語 | 1957年11月11日 - 1958年2月22日 | 75 | 東京テレビ新社 | 小鳩くるみ、栗原真一、岡延子 | |
月光仮面 | 1958年2月24日 - 1959年7月5日 | 130 | 宣弘社 | 大瀬康一、谷幹一、久里千春 | 先述の通りに枠変更 |
豹(ジャガー)の眼 | 1959年7月12日 - 1960年3月27日 | 38 | 大瀬康一、近藤圭子、天津敏 | ||
泣き笑いさくらんぼ劇団 | 1960年4月3日 - 1960年7月31日 | 笠置シズ子、若水ヤエ子、伊豆肇 | |||
夕やけ天使 | 1960年8月7日 - 1962年9月30日 | 楠トシエ、松島トモ子、馬場勤、津島恵子、益田喜頓 | |||
隠密剣士 | 1962年10月7日 - 1965年3月28日 | 128 | 大瀬康一、牧冬吉、大森俊介、宇佐美淳也、天津敏 | ||
新・隠密剣士 | 1965年4月4日 - 1965年12月26日 | 39 | 林真一郎、牧冬吉、白鳥みずえ、高塔正康 | ||
ウルトラQ | 1966年1月2日 - 1966年7月3日 | 28 | 円谷プロ | 佐原健二、西條康彦、桜井浩子、江川宇礼雄、田島義文 | 最終回は「ウルトラマン前夜祭」に差し替え |
ウルトラマン | 1966年7月17日 - 1967年4月9日 | 39 | 小林昭二、黒部進、石井伊吉、二瓶正也、桜井浩子 | この作品よりカラー放送 | |
キャプテンウルトラ | 1967年4月16日 - 1967年9月24日 | 24 | 東映 | 中田博久、小林稔侍、佐川二郎、伊沢一郎、城野ゆき | |
ウルトラセブン | 1967年10月1日 - 1968年9月8日 | 49 | 円谷プロ | 中山昭二、森次浩司、菱見百合子、石井伊吉、阿知波信介、古谷敏 | |
怪奇大作戦 | 1968年9月15日 - 1969年3月9日 | 26 | 勝呂誉、岸田森、松山省二、小林昭二、小橋玲子、原保美 | ||
妖術武芸帳 | 1969年3月16日 - 1969年6月8日 | 13 | 東映 | 佐々木功、藤岡重慶、楓ミツヨ、堀川亮、原健策、月形龍之介 | |
柔道一直線 | 1969年6月15日 - 1971年4月4日 | 92 | 桜木健一、吉沢京子、高松英郎、牧冬吉、名古屋章、近藤正臣 | 6月15日放送は「前夜祭」 | |
ガッツジュン | 1971年4月11日 - 1971年11月21日 | 33 | 宣弘社 | 藤間文彦、丘みつ子、桜井マリ、瑳川哲朗、小夜福子、秋元羊介 | |
シルバー仮面 | 1971年11月28日 - 1972年5月21日 | 26 | 柴俊夫、亀石征一郎、篠田三郎、夏純子、松尾ジーナ、玉川伊佐男 | 第11話より『シルバー仮面ジャイアント』 | |
決めろ!フィニッシュ | 1972年5月28日 - 1972年10月1日 | 18 | 東宝 | 志摩みずえ、三ツ木清隆、中山仁、白川由美、坂上二郎、新井春美 | |
アイアンキング | 1972年10月8日 - 1973年4月8日 | 26 | 宣弘社 | 石橋正次、浜田光夫、森川千恵子、伊豆肇、右京千晶 | |
へんしん!ポンポコ玉 | 1973年4月15日 - 1973年7月29日 | 15 | 国際放映 | 安東結子、小林文彦、堺左千夫、姫ゆり子、砂塚秀夫、小林千登勢 | |
GO!GO!アイドル | 1973年8月5日 - 1973年9月30日 | 9 | (なべおさみとゲストのアイドルが取材フィルムを見ながらトークを進める芸能バラエティ番組) | ||
隠密剣士(荻島真一版) | 1973年10月7日 - 1973年12月30日 | 12 | 宣弘社 | 荻島真一、牧冬吉、山瀬洋、天津敏、水島道太郎、吉沢京子 | |
隠密剣士 突っ走れ! | 1974年1月6日 - 1974年3月31日 | 14 | 荻島真一、牧冬吉、山瀬洋、有馬昌彦、水沢アキ、天津敏 |
「タケダアワー」廃止後の武田薬品単独提供番組
- 末期になると、タケダを筆頭とした複数社提供となっていたが、1974年4月7日から『進め!フィンガー5』→『学校そば屋テレビ局』のバラエティー番組に切り替わった。ここで完全にタケダが降板して複数の企業が提供するようになり、「タケダアワー」の枠は廃止されたが、1982年4月からABC製作・テレビ朝日系列向けに、やはり毎週日曜日19時からの枠でタケダの一社提供テレビ番組『三角ゲーム・ピタゴラス』が登場(タケダの歌=オープニングキャッチがTBS当時とは違うもので、歌や画像をリニューアルしたバージョン[3]=が復活する)。
- 1983年3月からは大阪ローカル番組として3年弱にわたり親しまれた『世界一周双六ゲーム』が全国ネット番組として同枠で放送されたが、途中から複数企業提供番組になり(オープニングキャッチは無くなる)、末期はタケダが降板。
- (注)タケダアワー当時、大阪地区のTBS系列はABCだった。
- その後、1992年にそれまでロート製薬の一社提供(末期は複数企業提供)でMBS製作・JNN(1975年3月まではNET(現・テレビ朝日)系向けに放送されていた『アップダウンクイズ』→『クイズ!!ひらめきパスワード』が終了した日曜19時からの枠に、TBS製作の武田薬品と武田薬品グループ一社提供テレビ番組『さんまのからくりTV』がスタートしてタケダ提供が復活(但し、オープニングキャッチはなし)。これはその後、1時間枠『さんまのSUPERからくりTV』として継続(2014年9月番組終了)したが、製薬メーカーの紳士協定があるためタケダの単独提供は番組前半のみ。後半は複数企業の提供で放送され、このような態勢が2007年春まで続いた。
- ちなみにフジテレビ系・関西テレビの『おくにじまんスター自慢』→『特集 ザ☆スター』→『相性診断!あなたと私はピッタンコ』→『激突!お笑いルーレット』→『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』→『ひらけ!GOMA王国』→『SMAP×SMAP』もロート製薬が前半のみの提供(2010年3月まで)で、これと同様の措置がとられている。
- 2007年3月25日、武田食品工業(現・ハウスウェルネスフーズ及びMCフードスペシャリティーズ)が武田薬品グループを離れたことなどにより、後半のスポンサーである花王・伊藤園と同じ2枠・60秒の提供枠に減少したことに伴い、『SUPERからくりTV』はタケダ・花王・伊藤園の3社を中心とした複数社提供に移行。隔週で番組の前半・後半のいずれかにタケダのCMが放送されていたが、2008年3月30日にスポンサーを降板、提供枠を木曜21時のドラマ枠に移行した(2008年4月-2009年3月まで)。のちに、スポンサー枠を30秒に縮小し、『関口宏の東京フレンドパークII』、『ぴったんこカン・カン』に分割し移行した。『東京フレンドパーク』は2010年3月に、『ぴったんこカン・カン』は2011年9月に降板している。
- 2009年10月に『情報7days ニュースキャスター』において、同局での1分提供を復活するも、2013年4月に30秒に縮小している(削られた30秒は『今、この顔がスゴい!』に移行した)。
オープニング
- タケダ オープニング・テーマ
- 作詞・作曲:小倉靖 / 歌:東京混声合唱団
- 『ウルトラQ』や、『ウルトラマン』放送開始前に放送された『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』がビデオ・DVD化された際には、この曲やオープニング映像(白黒版)が収録されている(『ウルトラQ』のDVDには、Vol.7〈最終巻〉の映像特典として収録されている[4])。さらに、2008年公開の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、劇中のテレビ画面にこの曲およびオープニング映像(カラー版)のあと、そのまま『ウルトラマン』第1回オープニングの冒頭部分まで、本放映時とほぼ同じ流れで映し出された(本来は、番組タイトルが表示される短いオープニングと、テーマ曲が流れてスタッフ・キャストが表示されるオープニングとの間に、一旦CMが入っていた)。
- 放映当時、『天才バカボン』『もーれつア太郎』『レッツラゴン』など赤塚不二夫の複数の作品の中で、この曲(替え歌)がギャグとして多用されていた。特に『ア太郎』の長編「まっ黒しっぽを東京でなおせ!」では、ブタ松製薬の社屋の登場シーンに「タケダアワー」のオープニングキャッチのパロディが使われていた。
- 1990年代、鷲尾いさ子と京野ことみが風邪薬『ベンザエース』のCM内にて、このオープニングテーマの替え歌を歌ったことがある。また、2000年代には室井滋がアクテージAN錠のCM内で「タケダ、タケダ、タケダ〜の!」と当オープニングテーマを歌った。
ネット局
※最末期時点。
- ラジオ東京テレビ→TBSテレビ
- 北海道放送
- 青森放送→青森テレビ
- 岩手放送(現:IBC岩手放送)
- 東北放送
- 福島テレビ
- テレビ山梨
- 新潟放送
- 信越放送
- 静岡放送
- 北陸放送
- 中部日本放送(現:CBCテレビ)
- 朝日放送
- 山陰放送
- 山陽放送
- ラジオ中国テレビ→中国放送
- 山口放送→テレビ山口
- テレビ高知
- ラジオ九州テレビ→RKB毎日放送
- 長崎放送
- ラジオ熊本テレビ→熊本放送
- 大分放送
- 宮崎放送
- ラジオ南日本テレビ→南日本放送
- 琉球放送
脚注
- ^ 『アイアンキング』の番宣葉書の記述ではカルビー製菓・三菱鉛筆・カネボウ食品の3社が加わっていた[1]。
- ^ ただし、『ウルトラマン』放送開始時にカラー放送が開始されていなかった当番組のネット局が一部あったため、当該局ではカラー放送開始まではモノクロで放送した。
- ^ 小さい正三角形が倍増して、タケダの商標になるバージョン。
- ^ 2008年から2009年にかけてバンダイビジュアルより再発売されたDVDには、収録されていない。
関連項目
- 武田薬品工業
- 不二家の時間(TBSテレビ日曜日夜の19時台後半の番組枠。不二家の一社提供枠であった)
- ロート製薬(武田薬品同様一社提供番組のオープニング映像がある)
- ブラザー劇場(ブラザー工業一社提供番組。武田薬品同様一社提供番組のオープニング映像がある)
- 土6(毎日放送制作の土曜日夕方の放送枠)
- JNNニュースコープ(1960年代中期、武田薬品が一社提供していたことがあり、オープニングにタケダアワーのテーマが使われた)
- ウロコ座(1956年から1958年まで同局で放送された武田薬品提供舞台番組)
外部リンク
ラジオ東京テレビ 月 - 土18:00 - 18:10枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
タケダアワー
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ラジオ東京テレビ 日曜18時台前半枠 | ||
名犬ラッシー
【日曜20:30に移動】 |
タケダアワー
|
芸能スナップ
(18:00 - 18:10) ○○ショー (18:15 - 18:30) |
ラジオ東京テレビ→TBS系列 日曜19時台前半枠 | ||
タケダアワー
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