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2017年9月29日 (金) 00:09時点における版
コーマス | |
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出身地 | ロンドン、イングランド |
ジャンル | |
活動期間 | 1969–1972, 1974, 2008–現在 |
レーベル |
Dawn Virgin Records |
メンバー |
ロジャー・ウットン グレン・ゴリング アンディ・ヘラビー ボビー・ワトソン ジョン・シーグロアット |
旧メンバー |
ボブ・ヤング ゴードン・カクソン キース・ホール リンゼイ・クーパー |
コーマス(Comus)は1970年代初頭に活動したイギリスのプログレッシブフォークバンドである。最初のアルバムFirst Utteranceは現在まで続くカルト的人気をもたらした。2009年に再結成し、いくつかのフェスに出演し、新たなアルバムもリリースした。
歴史
ケントのブロムリーやその周辺のフォーククラブで音楽スタイルを鍛えていた美大生のロジャー・ウットンとグリーン・ゴリングにより形作られた。そのバンド名はジョン・ミルトンの仮面劇の題名及びギリシアの神に由来している。2人のデュオから6人のアンサンブルへ変化をし、後者はデヴィッド・ボウイが称賛している。ベックナムにあるボウイのアーツラボプロジェクトに定期的に出演していた。また、ロンドンのパーセルルームズで1969年に行われたコンサートにサポートとして彼らを招待している。[3]
ウットンとゴリングによるカバーアートで1971年に最初のアルバム"First Utterance"が出された。
その音楽は主に東洋の打楽器、初期フォーク、動物のような声を混ぜたアコースティックアートロック(アコースティックメタルアンドアシッドフォークとも称される)であった。その歌詞には暴力、殺人、情緒不安定そして神秘が含まれている。
アルバムの後、木管楽器奏者のロブ・ヤングがリンゼイ・クーパーと代わり未だにリリースされていないセカンドアルバムに向けて新たな布陣で挑むこととなった。この布陣でのレコーディングはここ40年にわたって日の目を見ていない。しばらくバンドは解散していたが、ウットン、アンディ・ヘラビー、ボビー・ワトソンが新たなメンバーとともにバンドを再構成し、セカンドアルバム"To Keep from Crying"を1974年にリリースした。
コンプリートボックスセットが2005年にリリースされた。特徴としては2つのスタジオアルバム、唯一のシングルである "Diana"、"All the Colours of Darkness"と呼ばれる以前未リリースであったトラックである。ライナーノーツには数人のバンドメンバーの独占インタビューが入っている。2008年3月にスウェーデンで行われたメロットロネン・フェスティバルに向けて再構成した。[4] いくつかの新しい要素を取り入れながら定期的な演奏を続けている。[5]
2009年6月13日のコンウェイ・ホールのエキノックス・フェスティバルにおいて、37年間で初めてイギリスでパフォーマンスを行った。 [6]
再結成アルバム Out Of The Coma が2012年6月にリリースされた。3つの新トラック "Out of The Coma"、"The Sacrifice"(both Wootton)、"The Return"(Goring)に加え、"The Malgaard Suite"というFirst Utteranceに向けて捨てたフォローアップからの素材による1972年のライブレコーディングを含んでいる[7]
ウットンもまた、スラップ・ハッピーのレコーディングに参加している。クーパーはヘンリー・カウに参加をしに行っている。リードプレーヤーのジョン・シーグロアットはフリーインプロヴァイジングトリオのレッドスクエアの一員でもある。シーグロアットと歌手のボビー・ワトソンは2003年に結婚した。 [8]
影響
1998年にオーペスのボーカリストでソングライターのミカエル・オーカーフェルトは"Drip Drip"の文の一部をアルバム"My Arms, Your Hearse"に用いた。全文は"As I carry you to your grave, my arms your hearse"である。
2005年のオーペスのアルバムGhost Reveriesにも見られる。セカンドトラックの"The Baying of the Hounds"は"Diana"の"And she knows by the sound of the baying, by the baying of the hounds"という部分に由来している。
イギリスのエクスペリメンタルバンド・カレント93はスタジオアルバムHorseyで"Diana"をカバーしている。音楽的には、このバージョンはオリジナルとは大きく異なり、デビッド・ティベットは苦しんだ様子で歌い、目まぐるしいバイオリンによるアレンジに基づいたループで歌の大部分を構成している。
個人
- 現在のメンバー
- ロジャー・ウットン – アコースティックギター、リードヴォーカル (1969-1972、1974年、2008–現在)
- グレン・ゴリング – 6-12 アコースティックギター、エレキギター、スライド、ハンドドラム、バックヴォーカル (1969-72、2008–現在)
- アンディ・ヘラビー – フェンダーベース、スライドベース、バッキングボーカル (1969-1972、1974年、2008–現在)
- コリン・ピアソン – ヴァイオリン、ヴィオラ (1969-72、2008–現在)
- ボビー・ワトソン – リードアンドバックボーカル、パーカッション (1969-1972、1974年、2008–現在)
- ジョン・シーゴロアット – フルート、オーボエ、ハンドドラム (2008年–現在)
- 元メンバー
- ロブ・ヤング – フルート、オーボエ、ハンドドラム (1969-71)
- ゴードン・コクソン -ドラム (1974)
- キース・ヘール – キーボード (1974)
- リンゼイ・クーパー – ファゴット (1972,1974)
ディスコグラフィー
- スタジオアルバム
- First Utterance (1971)
- To Keep from Crying (1974)
- Out of the Coma (2012)
- ライブアルバム
- East of Sweden: Live at Melloboat Festival 2008 (2011)
- Out of the Coma (2012) recorded 1972
- ボックスセット
- Song to Comus: The Complete Collection (2005)
- EPs
- "Diana / In the Lost Queen's Eyes / Winter is a Coloured Bird" (1971)
- ロジャー・ウットンソロシングル
- "Fiesta Fandango" / "New Tide"
参考文献
- ^ a b Peter Grant (9 December 2016). National Myth and the First World War in Modern Popular Music. Palgrave Studies in the History of Subcultures and Popular Music. Palgrave Macmillan. p. 148. ISBN 9781137601384
- ^ McDonald, Steven. Comus - オールミュージック. 17 March 2017閲覧。
- ^ Sleeve notes from the 1995 remastered version of First Utterance (BGO CD275)
- ^ “Comus Official myspace”. 2008年4月26日閲覧。
- ^ “Roger Wootten page”. 2008年6月28日閲覧。
- ^ “Comus News”. 2012年12月20日閲覧。
- ^ “July 2012”. Comusmusic.co.uk. 2012年6月22日閲覧。
- ^ “Comus – Bobbie Watson”. Comusmusic.co.uk. 2012年4月1日閲覧。