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旅客区画最上層の6階に設置される展望浴室には、露天風呂が設置される。<br />
プロムナードとシアタールームを廃止してゲームコーナーを大幅縮小する事により、従来のフェリーよりも客室のスペースを広く取っている。
プロムナードとシアタールームを廃止してゲームコーナーを大幅縮小する事により、従来のフェリーよりも客室のスペースを広く取っている。



2017年8月29日 (火) 00:08時点における版

らべんだあ
新潟港に入港する本船
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 新日本海フェリー
運用者 新日本海フェリー
建造所 三菱重工業下関造船所
姉妹船 あざれあ
建造費 約90億円[1]
信号符字 7JYK
IMO番号 9810824
MMSI番号 431009156
経歴
発注 2016年5月10日[1]
起工 2016年5月
進水 2016年9月6日
竣工 2017年3月
就航 2017年3月9日
現況 就航中
要目
総トン数 14,400 トン
全長 197.5 m
26.6 m
デッキ数 8層
機関方式 ディーゼル
推進器 2軸
出力 22,000 kW
航海速力 25ノット
旅客定員 600名
車両搭載数 トラック150台、乗用車22台
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らべんだあは、新日本海フェリーが運航するフェリー

概要

三菱重工業下関造船所で建造され、進水式ではソプラノ歌手の鈴木慶江が支綱切断を行った。

2017年3月9日に小樽 - 新潟航路に就航。本船と2番船のあざれあの就航により、それまで小樽 - 新潟航路に就航していたらいらっくゆうかりは、敦賀 - 新潟 - 秋田 - 苫小牧東航路寄港便へ転配。最古参となっていたフェリーあざれあフェリーしらかばを置換えた。

また本船の就航によりダイヤ改正が行われ、本船便は新潟発(火・木・土)11時45分発・小樽着4時30分、小樽発(水・金・日)17時00分・新潟着9時00分となった。往路は同日中に道東や道北を廻れるアクセスを維持しつつ、復路も道東で昼近く道央でも昼過ぎまで滞在できるなど利便性が改善された。

設計

同じく下関造船所で建造されたおがさわら丸 (3代)に続いて本船も垂直ステムを採用しており、外観上の特徴となっている。高速船型、近接2軸推進システムなどの採用により、従来船と比較して航行エネルギーが10パーセント削減された[2]

船体寸法は前船とほぼ同一ながら、総トン数は約4,000トン減少したため、乗用車の搭載能力が半減している。個室の増加もあり、旅客定員も約300名削減され、600名となった。デッキは8層構造で上部から操舵室・乗組員区画、3層の旅客区画、3層の車両甲板、最下部が機関室となる。また、車両甲板は、すずらん・あかしあ同様に、1層目と2層目は可動式スロープで連絡しており、車両甲板ニ層目の船尾中央および船尾右舷にランプウェイ、三層目船尾右舷にスライド式のドアを装備する。

船内

船室

専用テラス付のデラックスルームAが12室増やされ32室となるなど個室が増やされ、新設のペット同伴室(2室)を含む全116室が設けられる。先に建造されたすいせんすずらんと同様に大部屋は寝台化によるプライベートベッドとなり、従来の2等和室は未設置[2]

またステートAは一部を除き外側となった上、インサイドルームは外側よりも割安な運賃設定とした。代わりにツーリストはすべて内側かつ4・5層目に配置されたことから、従来新日本海フェリーが行っていた階層で等級を分ける方式でなく、他のフェリー会社が行っている外側が上等級という方式を取り入れた。

船室タイプの一覧
クラス 部屋数 定員 設備
スイートルーム 4室 2名 展望バス・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・専用テラス
デラックスA(ツイン) 24室 2名 バス・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・専用テラス
デラックスA(和室) 8室 3名 バス・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・専用テラス
ステートA(ツイン) 45室 2名 シャワー・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・窓あり外側
ステートA(ツイン・インサイド) 13室 2名 シャワー・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・窓無内側
ステートA(ツイン・ペット同伴) 2室 2名 シャワー・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・窓あり外側
ステートA(和洋室) 22室 4名 シャワー・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・窓あり外側
ツーリストS 4室 10・12名×2室 TV・ドア施錠
ツーリストA(寝台) 8室 22名×3室
28名×5室
ツーリストC(寝台) 1室 18名×1室 Aがキルケットに対しCは掛け毛布
ドライバー室 8室 6名

旅客区画最上層の6階に設置される展望浴室には、露天風呂が設置される。
プロムナードとシアタールームを廃止してゲームコーナーを大幅縮小する事により、従来のフェリーよりも客室のスペースを広く取っている。

船内設備

供食・物販設備

  • グリル
  • レストラン
  • カフェ
  • ショップ(売店)

パブリックスペース

  • エントランス
  • プロムナード
  • フォワードサロン
  • スモーキングルーム

入浴設備

  • 大浴場 - サウナ・露天風呂付
  • バリアフリー浴室
  • ランドリー

娯楽設備

  • ドッグフィールド
  • アミューズボックス(ビデオ・カラオケ)
  • スポーツコーナー
  • ゲームルーム

脚注

  1. ^ a b 新日本海フェリー株式会社 (29 June 2016). 有価証券報告書 第49期(平成27年4月1日 - 平成28年3月31日) (Report). 金融庁. 2016年7月4日閲覧
  2. ^ a b 新日本海フェリー、新潟-小樽航路などに新造船を来春就航 - 新潟日報(archive.is)

外部リンク