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2016年11月29日 (火) 00:06時点における版

ダナ・ホワイト

ダナ・ホワイトDana White1969年7月28日 - )は、アメリカ合衆国総合格闘技団体「UFC」の代表。数々のスター選手を育て上げている名プロモーターでもある。 コネチカット州マンチェスター出身。

UFC日本大会開催(2012年2月26日)に伴う事前記者会見で、名前の表記についての記者の質問に対して、本人がダナは女の子っぽくなるという理由でデイナを希望してからは[1]デイナ・ホワイトと表記するメディア媒体が多くなっている。

概要

プロモーターとしてコナー・マクレガーロンダ・ラウジーチャック・リデルアンデウソン・シウバジョルジュ・サンピエールなどのスター選手を育て上げただけでなく、団体の代表として、ロレンゾ・フェティータと共にルールの整備による競技化の推進、テレビ放送及び視聴形態の拡張、選手の福利拡充、他団体の買収などを実施することで、UFCを短期間で世界規模の団体へと成長させた。詳細はUFCのリンク先を参照。

来歴

元はアマチュアボクサーであったが、1992年ネバダ州ラスベガスに自身の会社「ダナ・ホワイト・エンタープライゼス」を設立。アマチュアボクサー時代の経験を活かし、ボクシングの指導やボクササイズのジムを経営する。経営が軌道に乗ると、プロボクサーのマネージメント業にも進出した。

総合格闘家のジョン・ルイスと偶然知り合うと柔術のレッスンを受けるようになり、その流れから、当時UFCと契約の問題を抱えていたティト・オーティズチャック・リデルに頼まれマネージャーとなりUFCと交渉を行う。

そのような状況の中、当時UFCを運営していたSEG社(Semaphore Entertainment Group)が、暴力性への批判等からUFCの規模を縮小させ売却先を探していることを知ると、小学生時代からの友人で、ネバダ州アスレチック・コミッションにおいてコミッショナーを務めた経験を持ち、ホテルカジノ「ステーション・カジノ」を経営するロレンゾ・フェティータにこの話を持ちかけ、2001年にロレンゾとその兄フランクと共にUFCを買収。UFCの運営会社「ズッファ(Zuffa, LLC)」を設立して代表に就任した。

人物

「勝敗をジャッジに委ねるな」と言うのが口癖。

ロレンゾがUFCを辞任するまでは、主にダナ・ホワイトは現場の取り仕切りとUFCの顔となり広報活動を、ロレンゾ・フェティータはUFCの経営面を担っていた。

少年時代はブルース・リーモハメド・アリの大ファンだった。

2007年にPRIDEを買収した後、PRIDEが消滅したことやUFCの日本大会開催に妨害があることについて「我々にはPRIDEのための計画があったし、日本大会を開催するつもりだった。しかし、そこにはマフィアが横行していた。そんなところでビジネスをするのは実に面倒だ。そのせいでPRIDEというブランドが消滅することになってしまったのは非常に残念だ」と語っていたが[2]、その後、「そのことはだいぶ無くなったので大丈夫です」と語り、数度に渡って日本でUFCの大会を開催している[3]

UFC以外の他の総合格闘技団体に対しては批判的な姿勢をとっており、BodogFightEliteXCなど、多くの新興団体を「ジョーク」と発言する等[4]UFCへの自負が強い[5]

UFC以外の団体と契約している選手についても批判的な発言をすることがある[6]。また、UFCの選手であっても、現在は和解しているがティト・オーティズなど犬猿の仲であった選手もいる。

総合格闘技対ボクシングのドリームマッチが度々話題になるが、ボクシングルールか総合格闘技ルールでの対戦に関わらず、コナー・マクレガーフロイド・メイウェザー・ジュニアアンデウソン・シウバロイ・ジョーンズ・ジュニアのように選手がお互いに対戦を望んだとしても、「ロイ・ジョーンズの悪口は言いたくないし、彼のことが好きだしファンだった。しかし彼の全盛期は約15年前だ。今の彼は世界最高レベルのボクサーではない。もちろん試合をやろうと思えばやれるし、大々的に宣伝して儲けることも可能だろう。でも稼ぐことは出来たとしても、長期的に見れば総合格闘技に悪影響を及ぼすことになる。我々はこの総合格闘技というスポーツが好きだからそういう試合はしたくない」というスタンスを取っており[7]、UFCと契約している選手には、UFC以外の試合には出場を一切認めない方針のため、実現していない。

Twitterで「今から30分後に私は○○に行くから、そこに来たファンにはUFCの招待券をプレゼントしよう」などとツイートしてファンに招待券をプレゼントすることがある。

出演

  • Like Water (2011)
  • Once I Was a Champion (2011)

脚注

関連項目

外部リンク