「ペンシルバニア鉄道H6形蒸気機関車」の版間の差分
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[[1920年代]]にはいると、H6a形及びH6b形の699両が過熱式に改造すると共に、シリンダー径を22inから23inに改造、'''H6sa形'''と'''H6sb形'''に改番となった。 |
[[1920年代]]にはいると、H6a形及びH6b形の699両が過熱式に改造すると共に、シリンダー径を22inから23inに改造、'''H6sa形'''と'''H6sb形'''に改番となった。 |
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H6形は幹線、閑散線の貨物列車や入換用として幅広く使用され、急勾配区間では重連や三重連で長大貨物列車の牽引もしばしば見られた。<ref>Westing, Fred. Pennsy Steam and Semaphres. Superior Publishing ISBN |
H6形は幹線、閑散線の貨物列車や入換用として幅広く使用され、急勾配区間では重連や三重連で長大貨物列車の牽引もしばしば見られた。<ref>Westing, Fred. Pennsy Steam and Semaphres. Superior Publishing ISBN 0-517-369559</ref> |
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正確な資料がないので明らかではないが、[[1938年]]頃[[南満州鉄道]]が中古のH6sb形を30両輸入、'''ソリサ形'''として運用したといわれている。ペンシルベニア鉄道から来たコンソリデーション形なので、通称'''ペンソリ'''といわれた。[[中華人民共和国]]成立後'''KD10型'''と改番された。 |
正確な資料がないので明らかではないが、[[1938年]]頃[[南満州鉄道]]が中古のH6sb形を30両輸入、'''ソリサ形'''として運用したといわれている。ペンシルベニア鉄道から来たコンソリデーション形なので、通称'''ペンソリ'''といわれた。[[中華人民共和国]]成立後'''KD10型'''と改番された。 |
2016年11月15日 (火) 17:20時点における版
ペンシルバニア鉄道H6形蒸気機関車 | |
---|---|
PRR 2846 | |
基本情報 | |
運用者 | ペンシルバニア鉄道 |
製造所 | ペンシルバニア鉄道アルトゥーナ工場、ボールドウィン、Alco他 |
製造年 |
H6: 1899年 - 1901年 H6a: 1901年 - 1905年 H6b: 1905年 - 1913年 |
製造数 |
H6: 189両 H6a: 1,242両 H6b: 603両 総計: 2,034両 |
改造数 | 699両がH6sa/H6sbへ改造 |
主要諸元 | |
軸配置 | 2-8-0 |
軌間 | 1,435 mm |
長さ |
20.09 m (65 ft 11 in[1]) (70F70形炭水車含む) |
機関車重量 | 92,9 t (204,800 lb[1]) |
動輪上重量 | 81,65 t (180,000 lb[1]) |
総重量 | 155.9 t |
先輪径 | 0.91 m |
動輪径 | 1.42 m |
シリンダ数 | 2気筒 |
シリンダ (直径×行程) |
H6/H6a/H6b: 560 mm × 710 mm H6sa/H6sb: 580 mm × 710 mm |
ボイラー圧力 | 1.34 MPa |
火格子面積 |
H6: 3.09 m2 その他: 4.55 m2 |
燃料 | 石炭 |
燃料搭載量 | 13.2 t (29,200 lb[1]) |
水タンク容量 | 27,000 L (7,200米ガロン[1]) |
引張力 |
H6: 190.01 kN H6a/H6b: 187.57 kN H6sa/H6sb: 195.01 kN |
備考 | 2846号機が保存[2] |
コンソリデーション形貨物用機関車 2846号機 | |
直近都市 | ストラスバーグ |
---|---|
座標 | 北緯39度59分 西経76度10分 / 北緯39.98度 西経76.16度 |
面積 | 0.040 ha |
建設 | 1905 |
建築家 | ボールドウィン |
複合資産 | Pennsylvania Railroad Rolling Stock TR |
NRHP登録番号 | 79002263[3] |
NRHP指定日 | 1979年12月17日 |
ペンシルバニア鉄道H6形蒸気機関車(英語: Pennsylvania Railroad's class H6)は、1899年から1913年にかけて製造されペンシルバニア鉄道(PRR)で運用されたテンダー式蒸気機関車である。仕様の違いにより幾つかの形式に分かれるが、全て本項にて記述する。
概要
H6形蒸気機関車は軸配置が2-8-0のコンソリデーション形貨物用機関車で、最多生産数である2,032両が製造された。前述の通り仕様の差異により三つの形式に分かれる。[4]
形式 | 火室 | 火格子 | 引張力 | 動輪径 | #製造数 | 製造年 |
---|---|---|---|---|---|---|
H6 | 狭火室 | 33.3 | 42717 | 56インチ | 189 | 1899-01 |
H6a | 広火室 | 49 | 42168 | 56インチ | 1242 | 1901-05 |
H6b | 広火室 | 49 | 42168 | 56インチ | 603 | 1905-13 |
1920年代にはいると、H6a形及びH6b形の699両が過熱式に改造すると共に、シリンダー径を22inから23inに改造、H6sa形とH6sb形に改番となった。
H6形は幹線、閑散線の貨物列車や入換用として幅広く使用され、急勾配区間では重連や三重連で長大貨物列車の牽引もしばしば見られた。[5]
正確な資料がないので明らかではないが、1938年頃南満州鉄道が中古のH6sb形を30両輸入、ソリサ形として運用したといわれている。ペンシルベニア鉄道から来たコンソリデーション形なので、通称ペンソリといわれた。中華人民共和国成立後KD10型と改番された。
保存機
1905年にボールドウィンで製造されたH6sb形のPRR2846号機がペンシルベニア鉄道博物館にその他のH形蒸機と共に保存されており、1979年にコンソリデーション形貨物用機関車 2846号機としてアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録された。
参考資料
- ^ a b c d e Pennsylvania Railroad. “PRR H6b 2-8-0 Steam Loco”. PRR.Railfan.net. 2008年1月2日閲覧。
- ^ “Motive Power Roster Steam Locomotives: 24”. Railroad Museum of Pennsylvania. 27 January 2010閲覧。
- ^ National Park Service (13 March 2009). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service.
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引数が必須です。 (説明) - ^ Staufer, Alvin F., Edson, D. William, and Harley, E. Thomas. Pennsy Power lll. Staufer. ISBN 0-944513-10-7
- ^ Westing, Fred. Pennsy Steam and Semaphres. Superior Publishing ISBN 0-517-369559