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*『現代アジアの肖像(11)スカルノとスハルト――偉大なるインドネシアをめざして』([[岩波書店]]、1997年) |
*『現代アジアの肖像(11)スカルノとスハルト――偉大なるインドネシアをめざして』([[岩波書店]]、1997年) |
2016年11月15日 (火) 14:47時点における版
白石 隆(しらいし たかし、1950年2月22日[1] - )は、日本の国際政治学者。京都大学名誉教授、内閣府総合科学技術会議議員、政策研究大学院大学学長。専門は、東南アジア地域研究、とくにインドネシア政治。
来歴・人物
愛媛県生まれ。愛光高等学校卒業、1972年東京大学教養学部卒業。1974年同大学院修士課程修了、1977年コーネル大学大学院博士課程修了、1986年博士号取得(Ph.D、政治学)。
東京大学東洋文化研究所助手(1975-79年)、同大学教養学部助教授(1979-87年)、コーネル大学アジア研究学部助教授(1987-90年)、同准教授(1990-96年)、教授(1996年1-7月)、京都大学東南アジア研究所教授(1996-2005年)を経て、2005年政策研究大学院大学副学長、京大名誉教授。2007年アジア経済研究所所長を歴任。2011年より政策研究大学院大学学長を務める。
受賞歴
- An Age in Motion(1990年)でアジア・太平洋賞を受賞。
- 1992年、『インドネシア』でサントリー学芸賞を受賞。
- 2000年、『海の帝国』で第1回読売・吉野作造賞を受賞。
- 2007年、紫綬褒章を受章。
- 2016年、文化功労者に選出。
社会的活動
- 文部科学省国立大学法人評価委員会第1期専門委員(大学共同利用機関法人分科会分属)
著作
単著
- An Age in Motion: Popular Radicalism in Java, 1912-1926, (Cornell University Press, 1990).
- 『インドネシア――国家と政治』(リブロポート、1992年/新版、NTT出版、1996年)
- 『現代アジアの肖像(11)スカルノとスハルト――偉大なるインドネシアをめざして』(岩波書店、1997年)
- 『崩壊インドネシアはどこへ行く』(NTT出版、1999年)
- 『海の帝国――アジアをどう考えるか』(中央公論新社[中公新書]、2000年)
- 『インドネシアから考える――政治の分析』(弘文堂、2001年)
- 『帝国とその限界――アメリカ・東アジア・日本』(NTT出版、2004年)
- 『海洋アジアvs.大陸アジア 日本の国家戦略を考える』(ミネルヴァ書房、2016年)
共著
- (石井米雄・友田錫・木村哲三郎・毛里和子)『アジアの21世紀――対立と協調』(アジア書房、2001年)
- (ハウ・カロライン)『中国は東アジアをどう変えるか――21世紀の新地域システム』(中公新書、2012年)
共編著
- (土屋健治)『東南アジアの政治と文化』(東京大学出版会、1984年)
- The Japanese in Colonial Southeast Asia: Translation of Contemporary Japanese Scholarship on Southeast Asia, co-edited with Saya Shiraishi, (Cornell University Press, 1993).
- Network Power: Japan and Asia, co-edited with Peter J. Katzenstein, (Cornell University Press, 1997).
- (村松岐夫)『日本の政治経済とアジア諸国(上・下)』(国際日本文化研究センター、2003年)
- Beyond Japan: the Dynamics of East Asian Regionalism, co-edited with Peter J. Katzenstein, Cornell University Press, 2006).
翻訳
- クンチャラニングラット編『インドネシアの諸民族と文化』(加藤剛・土屋健治と共訳、めこん、1980年)
- タウフィック・アブドゥルラ編『インドネシアのイスラム』(白石さやと共訳、めこん、1985年)
- ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体――ナショナリズムの起源と流行』(白石さやと共訳、リブロポート、1987年/増補版、NTT出版、1997年)
- リチャード・J・サミュエルズ『日本防衛の大戦略――富国強兵からゴルディロックス・コンセンサスまで』(日本経済新聞出版社、2009年)