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=== 指定司書 ===
=== 指定司書 ===
「図書館」には階層があり、階層ごとに指定司書と呼ばれる階層の長が存在する。別名はセフィラ。</br>前作に登場した施設管理システムで、今作では機械ではなく生身として一時的に蘇っている状態にある。
「図書館」には階層があり、階層ごとに指定司書と呼ばれる階層の長が存在する。別名はセフィラ。<br />前作に登場した施設管理システムで、今作では機械ではなく生身として一時的に蘇っている状態にある。
;マルクト
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:声 - [[高森奈津美]]
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2024年4月29日 (月) 00:04時点における版

Library of Ruina
ジャンル シミュレーションゲーム
対応機種 Xbox One
Xbox Series X/S
SteamMicrosoft Windows
PlayStation 4
Nintendo Switch
開発元 Project Moon
発売元 Project Moon
アークシステムワークス(PS4, Switch)
発売日 Xbox One, Series X/S, Steam
2021年8月11日
PS4, Switch
2024年4月25日
テンプレートを表示

Library of Ruina』(ライブラリーオブルイナ)は、大韓民国インディーゲームスタジオProject Moonが開発し2021年8月11日に発売されたゲームソフト[1]

2024年4月25日、アークシステムワークスより、日本語吹き替えボイスが追加されたPlayStation 4/Nintendo Switch版が発売された[2]

概要 

Project Moonが2018年に発売した『Lobotomy Corporation』と世界観を共有するスピンオフ作品。プレイヤーは、「招待状」を受け取った人物に「接待」という名の戦闘で勝利し本に変え、「全てのことが記されたたった一つの本」を手に入れるのが目的の「図書館」にて館長として「接待」においての味方である司書を操作し勝利するのが目的である。

ストーリー

9級フィクサー「ローラン」は気が付くと図書館らしき場所に飛ばされていた。驚くローランの前に青い髪の女性が現れ、警戒した様子でローランの目的を訊ねる。しかし混乱したような長ったらしい返答に苛立つと女性はローランの手足を切断した。意識を取り戻したローランの手足は修復されており、女性は無礼をひとまず詫びて「アンジェラ」と名乗った。ローランは「誰も侵入できないこの場所に貴方は突然現れた。不安要素の貴方を殺すも逃がすも私の計画に支障が出る可能性がある。だから私の元で働きなさい」と一方的に告げられてしまう。そして生殺与奪を握られた為、仕方なくアンジェラの召使いとして図書館に招待されたゲストとの接待を重ねて行くのだった。

登場人物 

声は特記がない限り、日本語版の声優である。また、一部のキャラクターの声優は不明。

ローラン
声 - 武内駿輔
本作の主人公である総記の階指定司書。5月15日生まれ。33歳。身長178cm。
図書館に迷い込みアンジェラからの拷問を受け、気が付くと、アンジェラの心変わりで潰された四肢は戦闘向けに再構成されて再生されており、半ば脅迫に近い形で雇われ、ゲストの相手をさせられる。
職業はフィクサー(作中における傭兵)で、最下位の9級である。くたびれた見た目とは裏腹にコミュニケーション能力が非常に高く、図書館の司書にされた旧L社のセフィラたちともすぐに打ち解けた。 ただし、その言動は皮肉屋で軽薄そうな印象で、自分の事は最低限しか語らない。「それはそれで、これはこれ」が口癖。都市について詳しく、箱入り娘だったアンジェラに様々な説明をしてくれる。
プレイヤーが最初に使えるプレイアブルキャラクターでもあり、最序盤では基本的、彼を出撃させることになる。
アンジェラ
声 - 長谷川育美
図書館館長兼司書として「全てのことが記されたたった一つの本」を手に入れるために招待状を送っている女性。
見た目は青い髪の女性だが、正体はガイノイド。前作『Lobotomy Corporation』のナビゲーター役であり、かつてはロボトミー社を管理していた人工知能であった。

指定司書

「図書館」には階層があり、階層ごとに指定司書と呼ばれる階層の長が存在する。別名はセフィラ。
前作に登場した施設管理システムで、今作では機械ではなく生身として一時的に蘇っている状態にある。

マルクト
声 - 高森奈津美
歴史の階指定司書。前作『Lobotomy Corporation』でのコントロールチームのセフィラ。赤いカチューシャをつけた短髪の女性。
前作では精神的に不安定な所もあったが、成長した今作では都市の心の病の歴史と向き合っている。
ローランとは仲が良いが、前作の件からアンジェラとは仲が非常に悪い。
イェソド
声 - 高橋伸也
技術科学の階指定司書。前作での情報チームのセフィラ。紫色の髪で短髪の男性。
前作同様、規律を大切にする厳しく真面目な性格。ただし、彼も前作の件ゆえにアンジェラへは否定的。
アンジェラに近いローランを疎しく思っていたが、後に和解する。
ホド
声 - 天海由梨奈
文学の階指定司書。前作での教育チームのセフィラ。茶髪の温厚な女性。
前作に比べると肩の力が抜けており、精神的な余裕も生まれている。
アンジェラの数少ない理解者。
ネツァク
声 - 馬場惇平
芸術の階指定司書。前作での安全チームのセフィラ。怠惰な性格の緑色の髪の男性。
前作では無造作に伸ばしたロングヘアーだったが、一房垂らしたシニヨンに。口調が今作では大きく変わっており、前作のタメ口から敬語になっている。
アンジェラに対しては憤りよりも一種の諦観が勝っており、彼女へ文句を言うつもりは無いが落胆から再び自堕落な性格に戻っている。
ティファレト
声 - 首藤志奈
自然科学の階指定司書。前作での中央本部部門のセフィラ。金髪のリボンをつけた気の強い女性。
前作より成長しているものの指定司書の中では最も小柄であり、よく、ローラン達におちょくられている。しかし、仲は悪くない模様。
アンジェラに対しては怒りもあるが、それ以上に「彼女が今後何をしていくのかを見たい」と見守るスタンスを取っている。
ゲブラー
声 - 石井未紗
言語の階指定司書。前作での懲戒チームのセフィラ。赤髪の男勝りな女性。
ケセドと並んで、司書の中では最も大柄である。生前は「カーリー」という名の路地裏出身のフィクサーで、ロボトミー社の前身である外郭の研究所に雇われた時には2級フィクサーだったのが、死亡時には護衛専門の特色フィクサー「赤い霧」となっていた。
前作ではある事情から偏執的な怒りを抱き、最終的に大暴れしてしまう事件も起こしてしまったのだが、今作の時点では怒りも晴れて本来の姉御肌とも言える人物になっている。
ケセド
声 - 長岡龍歩
社会科学の階指定司書。前作での福祉チームのセフィラ。青髪の男性。
ゲブラーと並んで、司書の中では最も大柄である。おっとりとした性格で、コーヒーをこよなく愛する。
指定司書としては珍しくアンジェラとの関係は良好。
ビナー
声 - 森千晃
哲学の階指定司書。前作での抽出チームのセフィラ。黒髪の女性。
思慮深く落ち着いた人物だが、その本質は圧倒的な力で相手を痛めつける事を好むサディスト。かつては「調律者」と呼ばれる翼の最強クラス戦力の一人で、前作の悲劇のきっかけとなった存在でもある。
アンジェラに対しては前作の件からかなり好意的な目線を向けており、彼女が為した事に大喜びしている。
ホクマー
声 - 関幸司
宗教の階指定司書。前作での記録チームセフィラ。白髪の年老いた男性。
アンジェラとは一悶着あり、彼女との仲は険悪で互いに威圧的に接している。また、無関係だったはずのローランに対して「お前たちに尽くす礼儀などない」と罵倒するほど立腹だった様子。 だが彼女がどうして離反したかを一番理解できる存在でもある為、彼なりにアンジェラの事は気遣っており、話が全く通じないという訳ではない模様。

フィクサー

リウ協会

ハナ協会

残響楽団

その他

ピート / レニー / マンチ
声 - 木暮晃石(ピート) 柴田芽衣(レニー) 柳晃平(マンチ)
「ネズミ」と呼ばれる、裏路地での最底辺として生きる貧民達。
ピートらは「捨て犬」というストリートギャングに上納金を支払い続ける生活を送っており、行き倒れや貧民の死体から内臓を抜き取り、それを売る事で日銭を得ている。
図書館への招待状を渡された初めての人間で、アンジェラとローランの初接待相手となる。
ゲームのチュートリアルも兼ねており、戦闘システムなどを彼らとの戦いで学ぶことになる。
コンスター / モー / アーノルド
声 - 松岡洋平(コンスター) 大井麻利衣(モー) 相馬康一(アーノルド)
「鉄の兄弟」と呼ばれる、サイボーグの野盗集団。一攫千金を求めて図書館にやってきた。
金稼ぎのために身体のほとんどを機械に置き換えたが、安物の義体ゆえに味覚や痛覚の喪失、生身よりはるかにぎこちない動きなどに苦しんでいる。
発声装置も低品質なため、メンバー全員が吃音症を患っている。

世界観

Lobotomy Corporation
前作の舞台。都市の17区に存在していた翼の一つだが、今作では崩壊し跡地に図書館が立っている。
都市において最高峰の会社。A〜Z社まで有り、特異点と呼ばれる技術を保有することで繁栄している。
AからC社はそれぞれ「頭」「爪」「目」と呼ばれ、一種の政府機関として都市の治安維持と管理を行っており、それらへの反逆は都市からの抹殺を意味する。
翼の管理下にあるコロニー都市。それぞれが翼の管轄下にあり、巣ごとのルールも異なる。
比較的自由な所もあれば、厳しく管理されたディストピアのような巣も存在する。
巣ごとの差異はあれど管理する翼が健在である限りは安全なため、中流から富裕層は基本的に巣で暮らしている。
裏路地
巣の外周や、隣接する巣の狭間などに存在するスラム街。貧民や裏社会の人間が多く暮らしている。
安全な巣と比べると非常に危ない区域で、カニバリズム臓器売買のような違法行為も平然と行われている。
夜のとある時間帯には街中を徘徊して生き物やゴミを強制的に排除する「掃除屋」という怪物が現れる為、夜間の外出は命取りとされる。
図書館
Lobotomy Corporation跡地に建設された建物。普通には入ることができず、「招待状」を受け取ることによって侵入できる。
ここで死亡した人間は「本」という物体に変換され、蔵書として館内に保管される事になる。
ローランや司書などはこの本から死者の力をページとして借り受け、自身を強化して戦う事が可能。
接待
招待状を受け取り図書館に侵入した人物との戦闘。侵入側が勝利すると図書館にある全ての本を読め、図書館側が勝利すると人物を本に変えることができる。

関連項目 

外部リンク

脚注