渡辺一史 (作家)
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渡辺 一史 | |
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誕生 |
1968年2月26日(56歳) 愛知県名古屋市 |
職業 | 作家、フリーライター |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 北海道大学文学部行動科学科中退 |
活動期間 | 2003年 - |
ジャンル | ノンフィクション |
主な受賞歴 |
第25回講談社ノンフィクション賞(2003年) 第34回サントリー学芸賞(社会・風俗部門、2012年[1]) |
デビュー作 | 『こんな夜更けにバナナかよ』 |
渡辺一史(わたなべ かずふみ、1968年2月26日[2] - )は、日本のフリーライター、ノンフィクション作家。北海道札幌市在住[3]。読売新聞読書委員。
略歴
[編集]大阪府立北野高等学校を経て、1987年北海道大学理Ⅱ系入学。高橋世織の教え子でもあったが[4]、自ら創刊したキャンパス雑誌の編集にのめり込み[5]、1991年9月北海道大学文学部行動科学科中退。その後北海道を拠点にフリーライターとして活動する[6]。多数の道内市町村・郷土関係の出版物に共同執筆として参加している。
2003年、札幌で自立生活を送る重度身体障害者とボランティアを描いた『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』で第25回講談社ノンフィクション賞、第35回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
2012年、取材・執筆に8年を要した二冊目の著書『北の無人駅から』で第16回林白言文学賞、第12回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、第34回サントリー学芸賞[1]、第26回地方出版文化功労賞受賞。
2018年、『こんな夜更けにバナナかよ』が大泉洋主演・前田哲監督で実写映画化される[7]。
著書
[編集]- 『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』北海道新聞社 2003 文春文庫、2013
- 同題名の映画ノベライズ(橋本裕志脚本)も文春文庫、2013
- 『北の無人駅から』北海道新聞社 2011
- 『なぜ人と人は支え合うのか 「障害」から考える』ちくまプリマー新書 2018
脚注
[編集]- ^ a b 『第34回サントリー学芸賞 選評』(プレスリリース)サントリーホールディングス、2012年11月13日 。2018年8月25日閲覧。
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.470
- ^ “ダイバーシティ実践論9「こんな夜更けにバナナかよ──映画化と原作執筆の舞台裏」 | DOORプロジェクト”. 2023年1月24日閲覧。
- ^ “気象観測が好きな文学少年が映像文化論を展開するまで”. Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン) (2013年10月21日). 2023年1月24日閲覧。
- ^ “『こんな夜更けにバナナかよ』原作者・渡辺一史:北海道から見える日本社会の縮図を追い続けて”. nippon.com (2018年12月26日). 2023年1月24日閲覧。
- ^ プロフィール
- ^ “大泉洋がわがまま言い放題!『こんな夜更けにバナナかよ』特報解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年8月24日) 2018年8月25日閲覧。