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桑名一博

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

桑名 一博(くわな かずひろ、1932年1月19日 - )は、日本のスペイン文学者、翻訳家。多くの翻訳書がある。

経歴

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東京生まれ。1956年東京外国語大学スペイン語学科卒業。1963年龍谷大学講師、1965年神奈川大学助教授、1972年愛知県立大学助教授、1975年教授、1980年外国語学部長、1983年東京外国語大学教授、1995年定年となり清泉女子大学教授を務めた。

1988年、フランシスコ・デ・ケベード『大悪党』をはじめとするスペイン古典文学の翻訳で会田由賞受賞。

ホセ・オルテガ・イ・ガセットのほか、ガブリエル・ガルシア=マルケスなど20世紀ラテンアメリカ文学の翻訳も多く出した。

編著

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翻訳

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  • 大衆の反逆 / 無脊椎のスペイン』(オルテガ、白水社、オルテガ著作集2) 1969、のち復刊 1998 - 前者は白水Uブックスほか多くの新版が刊
  • 『小論集 観念と信念』(オルテガ、白水社、オルテガ著作集8) 1970、のち復刊 1998
  • 「土曜日の次の日」(ガルシア=マルケス、集英社、世界の文学28『カルペンティエール / マルケス』) 1978
  • 「大悪党 - ブスコンの生涯」(ケベード、集英社、世界文学全集6、『悪漢小説集』) 1979
  • 『ラ・カテドラルでの対話』(バルガス=リョサ野谷文昭共訳、集英社、世界の文学) 1979、のち同、ラテンアメリカの文学 1984
  • 『ママ・グランデの葬儀 他7編』(ガルシア=マルケス、安藤哲行共訳、国書刊行会) 1979、のち集英社文庫 1982
  • 『転轍手』限定版(フワン・ホセ・アレオラ、プレス・ビブリオマーヌ) 1980
  • 『ある虐殺の真相』(バルガス=リョサ、集英社ギャラリー、世界の文学) 1990
  • 『神託必携・処世智の技(抄)』(グラシアン、編、筑摩書房、澁澤龍彦文学館2) 1991
  • 『死神の友達』(ペドロ・アラルコン菅愛子共訳、国書刊行会、バベルの図書館) 1991
  • 『落葉 他12篇』(ガルシア=マルケス、高見英一, 井上義一共訳、新潮社) 2007
  • 『悪い時 他9篇』(ガルシア=マルケス、高見英一, 内田吉彦, 木村榮一, 安藤哲行共訳、新潮社) 2007

脚注

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