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若鯉戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
広島アルミ杯若鯉戦から転送)
若鯉戦
公式戦
正式名称 広島アルミ杯・若鯉戦
概要
主催 日本棋院、日本棋院広島県本部
後援 中国新聞社
特別協賛 広島アルミニウム工業株式会社
優勝賞金 300万円
決勝 一番勝負
棋戦形式 16名での本戦トーナメント
持ち時間 無し
秒読み 1手30秒、1分の考慮時間10回
創設年 2006年
開催時期 本戦:11月頃
公式サイト 日本棋院 若鯉戦
記録
現若鯉杯 広瀬優一
最多優勝 一力遼・上野愛咲美(2回)
最長連覇 上野愛咲美(2連覇)
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若鯉戦(わかごいせん)は、囲碁棋戦で、30歳以下かつ七段以下の棋士によって争われる。2006年創設。当初は非公式戦であったが、2011年第6回より公式戦となった。正式タイトル名は、協賛企業名を冠した広島アルミ杯・若鯉戦である。

出場棋士

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日本棋院または関西棋院所属の、30歳以下かつ七段以下の棋士が出場する(第10回 - )。

  • 第1-5回(非公式戦)は、30歳以下かつ五段以下の日本棋院所属棋士の出場[1][注 1]
    地元広島県在住の山本賢太郎ら、地方に在住する棋士に本戦へのシード権を与える独自の制度があった[1]
  • 第6-9回は、30歳以下かつ六段以下の日本棋院所属棋士の出場。
  • 新人王戦とは異なり、一度優勝した棋士でも参加資格を満たしていれば再出場できる。

方式

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  • トーナメント方式で争われる。予選は各支部で行われ、東京男性・東京女性・関西男性・中部男性・関西中部女性の枠を争う。前述のように、第1-5回は地方在住の棋士に本戦へのシード権が与えられていた。本戦(16名)は、広島県広島市でトーナメント方式で2日に渡って行われる。決勝は1番勝負。
  • コミは、6目半。
  • 持時間は初手から1手30秒で秒読み時計を使用し、1分単位で合計10回の考慮時間がある(いわゆるNHK杯方式)。第3回までは各30分、使い切ってから1分の秒読み式であった。

歴代優勝者と決勝戦

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(左が優勝者)

  1. 2006年 謝依旻 - 李沂修 - 非公式棋戦として開催
  2. 2007年 志田達哉 - 三谷哲也
  3. 2008年 三谷哲也 - 安斎伸彰
  4. 2009年 内田修平 - 山森忠直
  5. 2010年 寺山怜 - 山本賢太郎
  6. 2011年 内田修平 - 志田達哉 - 今大会以降公式棋戦として開催
  7. 2012年 鈴木伸二 - 一力遼
  8. 2013年 一力遼 - 富士田明彦
  9. 2014年 本木克弥 - 六浦雄太
  10. 2015年 寺山怜 - 志田達哉
  11. 2016年 一力遼 - 本木克弥
  12. 2017年 李沂修 - 姚智騰
  13. 2018年 富士田明彦 - 小池芳弘
  14. 2019年 平田智也 - 六浦雄太
  15. 2020年 藤沢里菜孫喆
  16. 2021年 上野愛咲美西健伸
  17. 2022年 上野愛咲美 – 小池芳弘
  18. 2023年 広瀬優一 – 小池芳弘

記録

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  • 第1回(非公式戦)優勝の謝依旻は、「男女混合棋戦初の女性棋士の優勝」。
  • 第15回優勝の藤沢里菜は、「男女混合公式棋戦初の女性棋士の優勝」。
  • 第16回に上野愛咲美が優勝したことで、史上初めて女性棋士が2年連続で男女混合公式棋戦の優勝者となった。更に上野は第17回でも優勝し、本棋戦初の連覇、かつ「男女混合棋戦初の女性棋士の連覇」、かつ史上初の男女混合棋戦での3年連続女性棋士優勝を記録した。

脚注

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注釈

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  1. ^ 日本棋院のページ(2022年10月29日閲覧)では第1-5回も「六段以下」と記載されているが、六段の棋士は1-5回では出場しておらず、誤りと見られる。

出典

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  1. ^ a b 囲碁若鯉戦、公式戦に「昇格」”. 朝日新聞デジタル (2011年6月21日). 2022年10月29日閲覧。

外部リンク

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