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山崎ナオコーラ

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やまざき ナオコーラ
山崎 ナオコーラ
2016年
誕生 (1978-09-15) 1978年9月15日(46歳)
日本の旗 日本福岡県北九州市
職業 エッセイスト小説家
国籍 日本の旗 日本
教育 学士(文学)
最終学歴 國學院大學文学部日本文学科卒業
活動期間 2004年 -
ジャンル 小説随筆
主題 多様性とカテゴライズ
代表作 『美しい距離』(2016年)
『ミライの源氏物語』(2023年)
主な受賞歴 文藝賞(2004年)
島清恋愛文学賞(2017年)
ドゥマゴ文学賞(2023年)
デビュー作人のセックスを笑うな」(2004年)
ウィキポータル 文学
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山崎 ナオコーラ(やまざき ナオコーラ、yamazaki nao-cola、1978年9月15日 - )は、日本エッセイスト小説家。性別非公表。福岡県北九州市生まれの埼玉県育ち[1]東京都在住。國學院大學文学部日本文学科卒業[1]。卒業論文は、「『源氏物語浮舟論」。会社員を経て、26歳から作家活動を始める。小説は、芥川賞に5回ノミネートされた。エッセイ『ミライの源氏物語』が、Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞している。

来歴

人物

作品の心理描写が高く評価されているが、それには少々驚いており「小説は映画と違って、人物が出てきたときにはそれは紙の上でのインクの染みでしかないんですよね。確固たる顔や性格があるわけではなく、あくまでも読者それぞれの自由な想像に委ねられるんです。私はあえて読者の目に思い浮かびやすい人物を書こうとは思わない。だからこそ小説は自由なものだと思うし、小説でしかできないことがあるはずだと思っています」と語っている[4]。人との関わりは不得意なほうであるという[4]。また、エッセイにも定評がある。抱負として「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」と語っている。

好きなコーラはダイエットコーラである。

作品リスト

小説

  • 『人のセックスを笑うな』(2004年11月、河出書房新社 / 2006年10月、河出文庫、ISBN 9784309408149
    • 人のセックスを笑うな(『文藝』2004年冬季号)
    • 虫歯と優しさ(文庫版のみ収録、『西日本新聞』2005年12月5日、13日、19日、26日朝刊)
  • 『浮世でランチ』(2006年9月、河出書房新社 / 2009年8月、河出文庫、ISBN 9784309409764
    • 初出:『文藝』2006年夏季号
  • 『カツラ美容室別室』(2007年12月、河出書房新社 / 2010年10月、河出文庫、ISBN 9784309018409
    • 初出:『文藝』2007年秋季号
  • 『論理と感性は相反しない』 (2008年3月、講談社 / 2011年6月、講談社文庫、ISBN 9784062769136
    • 書き下ろし(論理と感性は相反しない、人間が出てこない話、プライベート、芥川、恐怖の脅迫状、架空のバンドバイオグラフィー、素直におごられよう、ブエノスアイレス、秋葉原、化石キャンディー、社長に電話、まったく新しい傘、アパートにさわれない、嘘系図、蜘蛛がお酒に)
  • 『長い終わりが始まる』(2008年6月、講談社 / 2011年10月、講談社文庫、ISBN 9784062770705
    • 初出:『群像』2008年2月号
  • 『手』(2009年1月、文藝春秋ISBN 9784163278209 / 『お父さん大好き』に改題 2013年3月、文春文庫)
    • 手(『文學界』2008年12月号)
    • 笑うお姫さま(『よむ花椿』2008年10月号)
    • わけもなく走りたくなる(『M girl 流行通信増刊号』2008年春夏版)
    • お父さん大好き(書き下ろし)
  • 『男と点と線』(2009年4月、新潮社 / 2012年2月、新潮文庫、ISBN 9784101383712
    • 慧眼[5](『文藝』2006年冬季号)
    • スカートのすそをふんで歩く女(『文學界』2009年3月号)
    • 邂逅(『新潮』2008年12月号)
    • 膨張する話(『群像』2006年5月号)
    • 男と点と線(『新潮』2009年3月号)
    • 物語の完結(『新潮』2008年5月号)
  • 『ここに消えない会話がある』(2009年7月、集英社
    • ここに消えない会話がある(『すばる』2009年4月号)
    • ああ、懐かしの肌色クレヨン(『青春と読書』2007年12月号)
    • 『「『ジューシー』ってなんですか?」』(文庫化にあたり改題、2011年11月、集英社文庫、ISBN 9784087467673
  • 『あたしはビー玉』(2009年12月、幻冬舎ISBN 9784344017603 / 2013年8月、幻冬舎文庫)
    • 初出:『星星峡』2007年9月号 - 2008年3月号、2009年2月号 - 4月号
  • 『この世は二人組ではできあがらない』(2010年2月、新潮社 / 2012年12月、新潮文庫、ISBN 9784101383729
    • 初出:『新潮』2009年12月号
  • 『ニキの屈辱』(2011年8月、河出書房新社、ISBN 9784309020631 / 2014年6月、河出文庫)
    • 初出:『文藝』2011年夏季号
  • 『私の中の男の子』(2012年2月、講談社、ISBN 9784062174589
  • 『昼田とハッコウ』(2013年9月、講談社、ISBN 9784062180269 / 上下巻、2015年9月、講談社文庫)
    • 初出:『群像』2010年3月号 - 2012年3月号
  • 『ボーイミーツガールの極端なもの』(2015年4月、イースト・プレスISBN 9784781612935
  • 『可愛い世の中』(2015年5月、講談社、ISBN 9784062194976
  • 『反人生』(2015年8月、集英社、ISBN 9784087716221
  • 『ネンレイズム/開かれた食器棚』(2015年10月、河出書房新社、ISBN 9784309024165
  • 『美しい距離』(2016年11月、文藝春秋、/ 2020年1月、文春文庫 ISBN 9784167914264
    • 初出:『文學界』2016年3月号
  • 『偽姉妹』(2018年6月、中央公論新社ISBN 9784120050909
    • 『ニセ姉妹』(文庫化にあたり改題、2022年2月、中公文庫、ISBN 9784122071728
  • 『趣味で腹いっぱい』(2019年2月、河出書房新社、ISBN 9784309027784
    • 『鞠子はすてきな役立たず』(文庫化にあたり改題、2021年8月、河出文庫、ISBN 9784309418353
  • 『リボンの男』(2019年12月、河出書房新社、ISBN 9784309028521
    • 初出:『文藝』2019年秋季号
  • 『肉体のジェンダーを笑うな』(2020年11月、集英社、ISBN 9784087717327
    • 父乳の夢(『すばる』2017年3月号)
    • 笑顔と筋肉ロボット(『すばる』2020年11月号)
    • キラキラPMS(または、波乗り太郎)(『すばる』2020年8月号)
    • 顔が財布(『東京中日新聞』2020年8月22日)
  • 『あきらめる』(2024年3月、小学館、ISBN 978-4093801294

アンソロジー収録作品

  • 「電車を乗り継いで大人になりました」(『恋のかけら』2008年8月 幻冬舎、2012年2月 幻冬舎文庫、ISBN 9784344418172
  • 「私の人生は56億7000万年」(『29歳』2008年11月、日本経済新聞出版社/ 2012年12月、新潮文庫、ISBN 9784101285733
  • 「あたしはヤクザになりたい」(『小説の家』2016年7月、新潮社、ISBN 9784103540502
  • 「正直な子ども」(『短編少年』2017年5月、集英社、ISBN 9784087455892
  • 「喋らないヒロイン」(『鬱の本』2023年12月、点滅社、ISBN 9784991271939

単行本未収録作品

  • 「最後のストロー」(『文學界』、文藝春秋、2019年1月号)
  • 「あきらめる」(『週刊ポスト』、小学館、 2021年10月から連載中)

エッセイ集

絵本

脚注・出典

  1. ^ a b 親友同士の作家のトークライブをレポート 西加奈子×山崎ナオコーラ|ウォーカープラス”. ウォーカープラス(Walkerplus). 2020年11月2日閲覧。
  2. ^ “島清恋愛文学賞に乙川優三郎さん、山崎ナオコーラさん”. 47NEWS. (2017年2月16日). http://www.47news.jp/localnews/ishikawa/2017/02/post_20170216023849.html 2017年3月18日閲覧。 
  3. ^ “ドゥマゴ文学賞に山崎さん”. (2023年9月5日). https://www.asahi.com/articles/DA3S15733786.html 2023年9月20日閲覧。 
  4. ^ a b 「新作ガイド●本 インタビュー 山崎ナオコーラ 男と女のあいまいな関係を描くユニークな名前と世界を持つ新鋭」『日経エンタテインメント!』第12巻第4号、日経BP社、2008年3月、pp.138。 
  5. ^ 掲載時「慧眼クアラルンプール」改題

外部リンク