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山岡文彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山岡 文彦(やまおか ふみひこ、1941年 -2019年 )は、日本の植物学者、動物学者、キリスト教牧師

1941年長野県岡谷市生まれ。麻布獣医科大学(現麻布大学)獣医学科卒業。聖書宣教会神学舎卒業。桜美林大学非常勤講師。相模聖書キリスト教会牧師。

研究の特徴

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植物学の研究の主要な部分は、帰化植物に関する研究である。その中で全国の帰化植物を調査するに当たっては、60年代よりの鉄道沿線[1]の調査、高速道路[2]の進展に伴う植物分布の拡大等の調査はもとより、大規模鶏舎等の飼料輸入に伴う侵入、米軍キャンプ地[3]を通じての侵入、港湾周辺、輸入原料加工産業[4]からの侵入等、独特の観点からの調査を行なって来ている。

動物学において、特筆すべきは、聖書の動物の研究である。特に、旧約聖書レビ記11章、申命記14章にある、イスラエル民族が食することができる「清い動物」と食することができない「汚れた動物」についての考察である。山岡は、それらの動物の清、汚の区別の根拠が、当時のイスラエル民族が出エジプトののち、40年間荒野をさ迷った歴史的背景[5]の中にあるのではないかと考え、裏づけの分析を行なっている。

主な著書

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植物動物関係等

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  • 帰化植物100種(グリーンブックス17、ニューサイエンス社)1975年
  • 雑木林の観察(グリーンブックス120、ニューサイエンス社)1985年
  • 歩いてみよう雑木林(家の光協会)1992年
  • 身近な帰化植物(青磁社)1974年
  • 基礎環境衛生学(青磁社)1977年
  • 帰化動物小事典(相模野自然度研究会)2000年
  • 栄養生理学(相模野自然度研究会)2011年
  • 内部寄生虫小事典(相模野自然度研究会)2001年

キリスト教関係

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  • 使徒の働き」講解説教(青磁書房)2001年
  • 汚れた動物と清い動物についての一考察(相模聖書キリスト教会出版部)2003年
  • 聖書の植物(日本ミッション)1989年
  • 聖書の動物(青磁書房)1996年
  • 天と地の創造と人間(相模聖書キリスト教会出版部)2010年
  • 神の人モーセ(後藤光三共著・新生宣教団)2011年
  • 創世記(相模聖書キリスト教会出版部)2015年

調査研究報告書

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  • 群馬県六合村の自然(相模野自然度研究会)2001年
  • 多摩丘陵相模原台地の自然(青磁社)1982年
  • 相模原補給廠を尋ねて(さがみ野植物友の会会誌第5号)1986年
  • 麻布大学の植生調査(相模野自然度研究会)2004年
  • 麻布大学とその付近の動物調査(相模野自然度研究会)2007年
  • 愛川町の動植物(相模野自然度研究会)2002年

その他

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  • 故郷(相模聖書キリスト教会)初版1996年、再版2012年

脚注

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  1. ^ 『身近な帰化植物』5頁、オオブタクサの事例ほか
  2. ^ 『身近な帰化植物』90頁、オニウシノケグスの事例
  3. ^ 『相模原補給廠を尋ねて』全般
  4. ^ 『身近な帰化植物』22頁、ブタナの事例
  5. ^ 『汚れた動物と清い動物についての一考察』2頁

外部リンク

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