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山室光史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山室やまむろ 光史こうじ
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1989-01-17) 1989年1月17日(35歳)
故郷 日本の旗 日本茨城県古河市
身長 159cm
体重 56kg
種目 男子体操競技
所属 KONAMI
MIZUTORI SPORTS CLUB
学歴 埼玉栄高校日本体育大学
獲得メダル
オリンピック
2016 リオデジャネイロ 団体総合
2012 ロンドン 団体総合
世界体操競技選手権
2010 ロッテルダム 団体総合
2011 東京 団体総合
2011 東京 個人総合
2011 東京 つり輪
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山室 光史(やまむろ こうじ、1989年1月17日 - )は、日本の元体操競技選手

略歴

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茨城県古河市出身。1996年(平成8年)秋、体操競技をテレビで見たことをきっかけに小学2年生(7歳)で体操を始め、埼玉県さいたま市のサトエスポーツクラブ[1]まで母の車で通い[2]、元中華人民共和国体操代表の呉傑の指導を受ける。2001年3月6日放送された、TBSテレビの『学校へ行こう!』のコーナー「未成年の主張」にて、古河市立古河第一小学校屋上から出演[3]し当時の大賀茂校長を激励した[4]埼玉栄高校3年時に高校総体個人総合優勝を果たす[5]。高校の上級生には坂本功貴がおり、また在学中に内村航平(東洋高校)と知り合い親交を深める。 日本体育大学体育学部体育学科に進学し、畠田好章の指導を受ける。また以後、内村とチームメイトとなる。

2009年(平成21年)にJAPAN CUP2009の日本代表に選抜されナショナルチーム入り。翌年の2010年世界体操競技選手権(ロッテルダム)が世界選手権初出場となり、つり輪で4位と健闘した。しかし個人総合では、予選のゆかでの大きなミスが響き決勝進出できなかった。

日体大卒業後の2011年(平成23年)4月、内村とともにコナミスポーツ&ライフ(現・コナミスポーツ)に入社。2011年世界体操競技選手権(東京)では、団体での銀メダルに貢献した他、個人総合とつり輪で銅メダルを獲得した。

2012年ロンドンオリンピックでは、団体総合決勝・跳馬で着地時に転倒し、左足甲剥離骨折を発症して戦線離脱。個人総合を棄権した。彩の国功労賞を受賞。

2015年アジア体操競技選手権において、平行棒で新技が決まり「ヤマムロ」と認定された[6]

2016年リオデジャネイロオリンピックでは、団体総合の決勝であん馬つり輪で演技し、金メダルを獲得[7]。11月、紫綬褒章を受章[8]。彩の国スポーツ功労賞受賞[9]

2022年3月31日にコナミスポーツを退社し、MIZUTORI SPORTS CLUBに所属を変更した[10]

2023年6月1日、現役引退とロンドン五輪団体総合銀メダルメンバーだった田中和仁が代表を務める田中体操クラブのコーチに就任することが発表された[11]

特徴

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小柄だが筋力に定評があり、力技と跳躍技を得意としている。最大の得意種目はつり輪で、日体大の卒業論文はつり輪の「後方伸身2回宙返り2回ひねり下り」の研究だった[12]

脚注

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  1. ^ スタッフ紹介”. サトエスポーツクラブ. 2016年8月7日閲覧。
  2. ^ 1999年9月27日 朝日新聞(茨城)「(ぴーぷる)山室光史君 全日本ジュニア体操で準優勝」
  3. ^ この放送から「小学生の主張」が初めて放送された。
  4. ^ 播磨谷拓巳 (2016年8月7日). “【リオ五輪】「学校へ行こう」で校長に誓った五輪 少年は夢を叶え、金を目指す”. BuzzFeed. https://www.buzzfeed.com/takumiharimaya/yamamuro?utm_term=.nk2yAWklV#.mfOEzGLYd 2016年8月7日閲覧。 
  5. ^ 【体操】16年リオ五輪団体金の山室光史が引退式「本当に山あり谷ありの人生だった」”. 日刊スポーツ (2023年6月11日). 2023年6月11日閲覧。
  6. ^ 【体操】「シライ3」をFIG技術委が称賛 ヤマムロ、ツカハラ3も認定” (2016年2月15日). 2021年4月4日閲覧。
  7. ^ 体操男子日本が3大会ぶり王座奪回!内村悲願の団体金メダル” (2016年8月9日). 2016年8月16日閲覧。
  8. ^ 秋の褒章、772人20団体の受章決まる”. 朝日新聞デジタル (2016年11月2日). 2016年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月12日閲覧。
  9. ^ “内村、桐生ら8人を埼玉県が表彰”. スポニチアネックス. (2016年11月30日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/11/30/kiji/K20161130013820760.html 2016年11月30日閲覧。 
  10. ^ 体操・リオ五輪金メダルの山室光史、35歳で迎えるパリ五輪まで現役続行「まだ戦える」”. スポーツ報知. 2022年5月17日閲覧。
  11. ^ “体操男子の山室が引退 リオ五輪団体金メダリスト”. 産経新聞. (2023年6月1日). https://www.sankei.com/article/20230601-E7XIW5BB4BIS7AGCLDM7PYP6UQ/ 2023年6月3日閲覧。 
  12. ^ 2011年2月19日 朝日新聞「(be report)進化続ける体操の大技 「ウルトラC」は遠い昔 」

外部リンク

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