オダトモヒト
オダ トモヒト | |
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生誕 |
1991年3月10日(33歳) 日本・愛知県蒲郡市 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2012年 - |
ジャンル | 少年漫画 |
代表作 | 『古見さんは、コミュ症です。』 |
受賞 |
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オダ トモヒト(1991年3月10日[1] - )は、日本の男性漫画家。愛知県蒲郡市出身[2]。東京工芸大学芸術学部マンガ学科卒業[3]。血液型はO型[1]。妻は漫画家の古鉢るか。
大学在学中の2012年に小学館新人コミック大賞の大賞を受賞し、以来、主に『週刊少年サンデー』(小学館)で作品を発表している。デビュー当初は小田智仁という名義で活動していたが、後に現在のペンネームに変更している。
来歴
[編集]中学生のころ、兄に借りた漫画を読んで漫画家という職業を意識するようになり、また以前から絵が上手いと褒められていたこともあって、漫画家を志すようになる[4]。
大学進学後、読み切り作品「ワールドワーストワン」を携えて、週刊少年ジャンプ編集部に持ち込みを行うも、作品を酷評されたり、ネームを何本か持って行った際に「多分意味ないと思うけど見るわ」「これ面白かったから32ページにして描いてきて」と言われるなど、ぞんざいな扱いを受けてしまう[4]。その後、ジャンプスクエアの編集者からいい評価をもらい、週刊少年サンデー編集部を訪れた際に、編集者から作品を激賞され、作品原稿を小学館新人コミック大賞へ回される[4]。そして2012年、「ワールドワーストワン」で同賞の少年部門の大賞を受賞する[5]。翌2013年、大学を卒業する[6]。
2014年、『週刊少年サンデー』で『デジコン』の連載を開始し、週刊連載デビューを果たす[2]。 2015年、『週刊少年サンデー』15号をもって『デジコン』の連載が終了[7]。その後、同誌42号で読み切り漫画「古見さんはコミュ症です。」を発表し[8]、この作品からペンネームをオダトモヒトに変更する。この読み切りが好評だったため、2016年より『古見さんは、コミュ症です。』として連載を開始する[9]。2022年、同作が第67回小学館漫画賞少年向け部門を受賞する[10]。
作風
[編集]オダは、デビュー当初はバトル漫画を描いていたが、その後、キャラクターの日常を描く漫画へと作風を変化させている[11]。
小学館新人コミック大賞の大賞受賞作「ワールドワーストワン」はバトル漫画であるが[11]、同作についての評価は賛否が分かれている。オダによると、週刊少年ジャンプ編集部に持ち込んだときは、編集者から「つまらない」と酷評されたという[4]。一方、小学館新人コミック大賞で審査委員を務めた青山剛昌は、話のノリのよさを高く評価している[12]。オダ自身は『デジコン』の連載を通じてバトル漫画は自分に合わないと感じたといい、その理由として、戦闘シーンを描く際に絵の構図が思いつかなかったことを挙げている[11]。
漫画家の西森博之は、「ワールドワーストワン」について、女の子が魅力的と評価している[12]。オダによると高校時代は女性キャラクターの顔を好んで描いていたといい、『古見さんは、コミュ症です。』でも主人公の古見硝子の顔のアップを多く入れている[11]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- デジコン(『週刊少年サンデー』2014年40号 - 2015年15号) - 連載デビュー作。小田智仁名義。
- 古見さんは、コミュ症です。(『週刊少年サンデー』2016年25号 - 連載中)
読み切り
[編集]- ワールドワーストワン(第70回小学館新人コミック大賞 少年部門大賞) - 小田智仁名義。
- 宇宙コンビニ業務日誌(『週刊少年サンデー』2012年44号[13]) - 小田智仁名義。
- 古見さんはコミュ症です。(『週刊少年サンデー』2015年42号[8]) - 「古見さんは、コミュ症です。」の読切版。週刊少年サンデーS2022年2月号に特別掲載された。
書籍
[編集]- 『デジコン』、小学館〈少年サンデーコミックス〉2014年 - 2015年、全3巻、小田智仁名義
- 『古見さんは、コミュ症です。』、小学館〈少年サンデーコミックス〉2016年 - 、既刊35巻(2024年10月18日現在)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b オダトモヒト「水曜日のDiary」『週刊少年サンデー』第21号、小学館、2019年4月10日、477頁。
- ^ a b “主人公たちが通う学校 モデルは母校・御津高校舎 今月から少年誌連載 蒲郡出身・小田さん”. 東愛知新聞 (東愛知新聞社). (2014年9月24日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2018年7月6日閲覧。
- ^ “マンガ学科卒業生オダトモヒトさんが週刊少年サンデーで新連載!”. 東京工芸大学芸術学部マンガ学科ブログ. 東京工芸大学 (2016年5月18日). 2017年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月30日閲覧。
- ^ a b c d 横山裕二「サンデー非科学研究所 研究その68 オダ先生は、コミュ症ですか?」『週刊少年サンデー』第59巻第44号、小学館、2017年8月23日、448-453頁。
- ^ “これまでの受賞者”. 小学館新人コミック大賞公式サイト. 小学館. 2017年10月30日閲覧。
- ^ “【卒業生の活躍】小田智仁君『週刊少年サンデー』で連載開始!!”. 東京工芸大学芸術学部マンガ学科ブログ. 東京工芸大学 (2014年8月31日). 2017年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月30日閲覧。
- ^ “満田拓也「MAJOR」続編がサンデーで始動、吾郎の息子が歩む野球道とは”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年3月11日). 2017年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月30日閲覧。
- ^ a b “週刊少年サンデー:手始めに読み切り5作品 新人・若手の新連載は来月から”. MANTANWEB. MANTAN (2015年9月9日). 2017年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月30日閲覧。
- ^ “「だがしかし」描き下ろしブロマイドがサンデーに! 全サ、コミュ症の新連載も”. コミックナタリー. ナターシャ (2016年5月18日). 2017年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月30日閲覧。
- ^ “第67回小学館漫画賞は「二月の勝者」「ミステリと言う勿れ」「消えた初恋」「古見さん」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月18日) 2022年1月19日閲覧。
- ^ a b c d 横山裕二「サンデー非科学研究所 研究その69 オダ先生は、コミュ症ですか? 2」『週刊少年サンデー』第45号、小学館、2017年8月30日、456-461頁。
- ^ a b “第70回新人コミック大賞 受賞作 少年部門”. 小学館新人コミック大賞公式サイト. 小学館. 2017年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月6日閲覧。
- ^ “【学生の活躍】「宇宙コンビニ業務日誌」小田智仁”. 東京工芸大学芸術学部マンガ学科ブログ. 東京工芸大学 (2012年10月3日). 2017年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- オダトモヒト (@ooodaaaatooo) - X(旧Twitter)
- サンデーまんが家BACKSTAGE オダトモヒト