安曇追分駅
安曇追分駅[* 1] | |
---|---|
駅舎(2021年8月) | |
あずみおいわけ Azumi-Oiwake | |
◄31 有明 (1.5 km) (2.9 km) 細野 29► | |
所在地 | 長野県安曇野市穂高北穂高[1] |
駅番号 | 30 [2] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■大糸線 |
キロ程 | 19.9 km(松本起点) |
電報略号 | オケ[1]←ヲケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
259人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)11月16日[3] |
備考 | |
安曇追分駅 | |
---|---|
あずみおいわけ AZUMI-OIWAKE | |
(1.5 km) 十日市► | |
所在地 | |
所属事業者 | 池田鉄道 |
所属路線 | 池田鉄道 |
キロ程 | 0.0 km(安曇追分起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1926年(大正15年)9月21日[4] |
廃止年月日 | 1938年(昭和13年)6月6日[5] |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
安曇追分駅(あずみおいわけえき)は、長野県安曇野市穂高北穂高にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大糸線の駅である[1]。駅番号は「30」[2]。
市名は「あづみ」だが、駅名は「あずみ」と表記される(大町市の安曇沓掛駅も同様である)。
歴史
[編集]1915年(大正4年)の開業当初はアルプス追分駅と名乗っていたが、北アルプスの登山口と間違えて下車する人が多く[6]、また本来の登山口である有明地区からの要望もあって[7]1919年に安曇追分駅に改称した[8](「信濃追分」は既に信越本線の駅として軽井沢町に所在したため、地域名を冠して「安曇追分」となったが、改称は安曇追分の方が早かった)。
「追分」は千国街道の池田通りと松川通りの分岐点の意味であり[9]、両者は大町市の大町宿付近で合流する。
1926年(大正15年)からは池田鉄道が当駅に乗り入れていたが[4]、1938年(昭和13年)には池田鉄道が廃止となっている[5]。
年表
[編集]- 1915年(大正4年)11月16日:信濃鉄道のアルプス追分駅として開業[3]。旅客駅[10]
- 1919年(大正8年)7月10日:安曇追分駅に改称[8]。
- 1926年(大正15年)
- 1937年(昭和12年)6月1日:信濃鉄道が国有化され、大糸南線となる[11]。
- 1938年(昭和13年)6月6日:池田鉄道が廃止[5]。
- 1957年(昭和32年)
- 1960年(昭和35年)9月:松本駅 - 信濃大町駅間の貨物列車を電化[14]。
- 1962年(昭和37年)8月15日:貨物の取り扱いを廃止[10]。
- 1982年(昭和57年)2月26日:業務委託駅となる[15]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[10]。
- 1985年(昭和60年)10月1日:駅員無配置駅となる[16]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[17]。
- 2020年(令和2年)4月1日:窓口の営業時間を7時から17時を7時から12時に変更する。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を持つ地上駅[1]。駅舎とホームは構内踏切で連絡している[1]。木造駅舎を有する。
豊科駅管理の簡易委託駅で[1]、安曇野市に駅業務が委託されている。
ホームの東側にホーム跡がある。
かつては池田鉄道が発着していたが痕跡はほとんどない。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■大糸線 | 上り | 松本方面[18] |
2 | 下り | 信濃大町・白馬方面[18] |
-
改札口(2021年8月)
-
構内踏切(2021年8月)
-
ホーム(2021年8月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は259人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 330 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 315 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 314 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 309 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 306 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 297 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 339 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 306 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 309 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 305 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 316 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 320 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 310 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 315 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 290 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 303 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 306 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 307 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 306 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 312 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)273 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)271 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)266 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)259 | [利用客数 1] |
- 一日平均乗車人員(単位:人/日)
駅周辺
[編集]駅の西側には農地が広がり、出入口は設けられていない。東側の出入口は小さな広場と面しており、そこから国道147号までの短い街路は、かつては商店や宿が建て込んでいたが、近年ではほとんどが住宅となっており、営業している商店は少ない。
バス路線
[編集]- 安曇追分駅前停留所
国道沿いにあり池田町営バスのあづみ病院、穂高駅方面への路線が発着する。
隣の駅
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大糸線
かつて存在した路線
[編集]- 池田鉄道
- 安曇追分駅 - 十日市駅
脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、103頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b 『大糸線に「駅ナンバー」を導入します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道長野支社、2016年12月7日。オリジナルの2016年12月8日時点におけるアーカイブ 。2016年12月8日閲覧。
- ^ a b c 『東筑摩郡松本市塩尻市誌 第三巻 現代下』 東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会、1965年。
- ^ a b c 「地方鉄道運輸開始」『官報』1926年9月28日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b c 「鉄道運輸営業廃止」『官報』1938年6月10日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 今尾恵介『消えた駅名』東京堂出版、162頁。ISBN 4-490-20530-9。
- ^ 小学館『国鉄全線各駅停車・6 中央・上信越440駅』(1983年刊)p.64 より
- ^ a b 「軽便鉄道停留場名改称」『官報』(第2090号)1919年7月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「1-3 島新田 葺の民家のある屋敷林」『安曇野の屋敷林』(PDF)屋敷林と歴史的まちなみプロジェクト、2011年、12頁 。 - 景観あづみの
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、208頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 大町市史編纂委員会 『大町市史 第四巻 近代・現代』 大町市、1985年9月1日。
- ^ 「安曇追分駅類燒」『交通新聞』交通協力会、1957年4月2日、2面。
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「大糸線・飯山線・篠ノ井線・越後線・弥彦線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第9号、朝日新聞出版、2009年9月6日、11頁。
- ^ 大町市史編纂委員会 『大町市史 第五巻 民俗・観光』 大町市、1984年7月1日。
- ^ 長野鉄道管理局 編『写真でつづる長野鉄道管理局の歩み』長野鉄道管理局、1987年3月10日、480頁。
- ^ “「通報」大糸線安曇追分駅ほか1駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1985年9月13日)
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ a b “時刻表 安曇追分駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月19日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(安曇追分駅):JR東日本