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塚口さんさんタウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
塚口さんさんタウン
TSUKAGUCHI SUN SUN TOWN
地図
地図
店舗概要
所在地 661-0012
兵庫県尼崎市南塚口町2-1
座標 北緯34度45分7.4秒 東経135度24分59秒 / 北緯34.752056度 東経135.41639度 / 34.752056; 135.41639 (塚口さんさんタウン)座標: 北緯34度45分7.4秒 東経135度24分59秒 / 北緯34.752056度 東経135.41639度 / 34.752056; 135.41639 (塚口さんさんタウン)
開業日 1978年7月7日[1]
施設管理者 尼崎都市開発[1]
営業時間 店舗により異なる
最寄駅 阪急神戸本線伊丹線 塚口駅
JR福知山線(JR宝塚線) 塚口駅
最寄バス停 阪神バス阪急バス 阪急塚口バスターミナル
伊丹市営バス 塚口バス停
外部リンク 公式ウェブサイト
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ソコラ塚口クロス
SoCoLA TSUKAGUCHI CROSS
店舗概要
所在地 661-0012
兵庫県尼崎市南塚口町2-1-3
開業日 2022年11月2日[2]
施設管理者 野村不動産[2]
敷地面積 6,485[2] m²
商業施設面積 6,055[2] m²
中核店舗 イオンフードスタイル ソコラ塚口店
店舗数 ÆON FOOD STYLEと25の専門店
営業時間 店舗により異なる
前身 塚口さんさんタウン(3番館)
最寄駅 阪急神戸本線伊丹線 塚口駅
JR福知山線(JR宝塚線) 塚口駅
最寄バス停 阪神バス阪急バス 阪急塚口バスターミナル
伊丹市営バス 塚口バス停
外部リンク SOCOLA塚口クロス
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ダイエー 塚口店・イオンフードスタイル
daiei Tsukaguchi
ÆON FOOD STYLE by daiei
店舗概要
所在地 661-0012
兵庫県尼崎市南塚口町2-1
開業日 1978年
施設管理者 尼崎都市開発[1]
商業施設面積 15,000 m²[注 1]
中核店舗 ダイエー 塚口店・イオンフードスタイル
店舗数 ÆON FOOD STYLE by daieiと15の専門店
最寄駅 阪急神戸本線伊丹線 塚口駅
JR福知山線(JR宝塚線) 塚口駅
最寄バス停 阪神バス阪急バス 阪急塚口バスターミナル
伊丹市営バス 塚口バス停
外部リンク ダイエー塚口店・イオンフードスタイル
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塚口さんさんタウン(つかぐちさんさんタウン)は、兵庫県尼崎市にある複合商業施設である。

「塚口サンサンタウン」は誤り[注 2]

本項では、建て替えにより同一住所に開業した商業施設の「SOCOLA塚口クロス」(ソコラつかぐちクロス)についても記述する。

概要

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1978年市街地再開発事業により、阪急塚口駅の南口一帯に開業した。路線バスやタクシー用のロータリーの三方を囲むように、3棟のビルが建設され、東側のビルから時計回りに1番館から3番館まで棟番号が振られている。後述するように、3番館は2017年11月に営業を終了し解体されたため、2022年11月現在は2番館までの2棟構成である。

S・S」という赤色のシンボルマークが制定されている。2つの「S」には「3(SAN)棟のビル[注 3]」・「さんさんと輝く太陽がこの街に降り注ぐようにという願い(自由・平等・博愛の3つ=SANの精神)」といった意味が込められており、中央の「」は太陽(SUN)を表している[3]

東側の1番館と西側にあった旧3番館は、ダイエーおよび各種専門店を中心としたショッピングセンターとして営業。南側の2番館は、低層階が飲食店等の商店・学習塾等の教室・尼崎市や兵庫県関連を含む各種企業の事務所、高層階が集合住宅で構成され、ダイエーは入居していない。最盛期には、全館で合わせて200以上の専門店が営業していた[4]

各館と周辺の道路はペデストリアンデッキで接続され、地上に降りなくても移動ができる。2番館と旧3番館(後述のSOCOLA塚口クロス)の間のロータリーに出入りする道路の真上の部分には「スカイコム広場」という催事用のスペースが設けられており、南側には地元出身でお笑いコンビ・ちゃらんぽらんの一員として活躍した画家の大西幸仁による壁画が掲げられている[5]

旧3番館は、ビルの老朽化や現行の耐震基準に未対応であること[6]、また周辺の大規模商業施設との競合による入居テナントの減少などが進んだことから、2017年11月15日をもって閉館となり、ビルは解体された[7]。旧3番館には長年屋上遊園地があり、高さ約20メートルの観覧車が周辺地域にとってのランドマークにもなっていた。遊園地は2000年代には営業休止となったが、観覧車は2008年頃まで撤去されずに残されていた[4][8]。なお、核テナントのダイエーは旧3番館の閉館を機に1番館の2・3階のみに営業規模を縮小し、店舗名を「ダイエー塚口店・イオンフードスタイル」とした。

旧3番館の跡地には野村不動産による高層マンション「プラウド阪急塚口駅前」が建設され、2022年秋より入居開始となった[9]。低層階の2階から地下1階については、同社が展開する地域密着型商業施設のブランドを冠したショッピングセンター「SOCOLA(ソコラ)塚口クロス」として同年11月2日に開業した[2]。「SOCOLA」ブランドの商業施設は関西初開業となる[6]。ダイエーは同施設にも入居し、「イオンフードスタイル ソコラ塚口店[10]の名称で営業しているが、従来より1番館に入居する「ダイエー塚口店・イオンフードスタイル」も営業を継続しているため、ロータリーをはさんで東西にダイエーによるスーパーが2店舗存在する状態となっている[注 4]。SOCOLAの開業に合わせ、1番館の3階で営業していたダイエーの調剤薬局および薬店がSOCOLAの1階へ、同じく2階の自家製パンの売り場が「イオンフードスタイル ソコラ塚口店」内へ移転した[10]

フロア構成

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階層 1番館 2番館
6階 北部保健福祉センターのフロア 住宅(5 - 14階)
5階
4階 阪急塚口サービスセンター・専門店のフロア コミュニティーひろば
3階 ÆON FOOD STYLE by daiei・専門店のフロア クリニックとオフィスのフロア
2階 カルチャーとオフィスのフロア
1階 マツヤデンキのフロア サンサンストリート
B1階 カルチャーセンター・専門店のフロア 駐車場
B2階 映画館のフロア
3番館の閉館前のフロア構成(2016年現在、2番館は前述の通り)
階層 1番館(ダイエー) 3番館(ダイエー) 3番館(専門店街)
屋上 太陽と緑のさんさん広場(遊園地)
6階 書籍のフロア[注 5] 専門店のフロア 味と憩いの街 サンシャイン6(飲食店街)[注 6]
5階 紳士衣料品のフロア インテリアのフロア ハイライフの街
4階 婦人衣料品のフロア 文具のフロア たのしみの街
3階 日用品のフロア ニューライフの街
2階 服飾雑貨のフロア 化粧品・薬のフロア ハイファッションの街
1階 専門店のフロア 食料品のフロア ニューファッションの街
B1階 味ののれん街(飲食店街)
B2階 映画館のフロア 駐車場 駐車場
B3階

主な店舗など

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全店舗の一覧・詳細情報は公式サイト(塚口さんさんタウンは「ショップ検索」、SOCOLA塚口クロスは「フロアガイド」)を参照。

1番館
SOCOLA塚口クロス内の「イオンフードスタイル ソコラ塚口店」とは別店舗。
1階と地下2階に入居。出入口は1階北側の1ヶ所のみで、館内からの行き来はできない。
2階の店舗の他に、地下1階には運営会社のオレンジフードコートの大阪事務所も入居している。
4階の一角で営業しているが、かつては6階のフロア全体にアシーネが入居していた。
旧3番館(ダイエー)の6階より移転。
旧3番館(専門店街)の2階より移転。
旧3番館(専門店街)の地下1階→6階より移転し、4階に入居。
  • 尼崎市北部保健福祉センター
5・6階のフロア全体に入居。
2番館
SOCOLA塚口クロス

「★」を付した店舗は、過去に塚口さんさんタウン内に出店したことがある店舗。

  • イオンフードスタイル ソコラ塚口店
1番館の「ダイエー塚口店」とは別店舗。調剤薬局・薬店の売り場も「イオンフードスタイル」名義で営業。
テイクアウト専用店舗。かつて阪急塚口駅の北側(現在のホリーズカフェ 阪急塚口駅前店)にも出店していたことがある。
旧3番館の閉館を機に、ブックオフの旧店舗の近隣(コープこうべ塚口店の向かい側のビル)に移転。SOCOLA塚口クロス内にも改めて出店した。
1番館の3階より移転(退去跡には靴のヒラキが入居)。

過去に営業していた店舗

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1番館
現在は、塚口サンサン劇場の利用客向けの待合室兼展示スペースとなっている。
現在はデイリーファッション パレットが入居・営業している。
2番館
現在はパリミキが入居・営業している。
3番館
従来は阪急塚口駅の北側(いかりスーパー塚口店の西隣のビル)で営業していた。

交通アクセス

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伊丹市営バスのバス停が位置する阪急塚口駅の北口からは、駅西側に隣接する踏切か地下道を渡る必要がある。地下道にはSOCOLA地下1階の「イオンフードスタイル ソコラ塚口店」と直結する出入口が設けられている(旧3番館が存在した頃から設置され、地下1階の飲食店街と接続していた)。

脚注

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注釈

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  1. ^ 2001年度時点
  2. ^ 1番館にある映画館は、これとは逆に「塚口サンサン劇場」が正式な名称である。
  3. ^ 後述するように、2017年11月15日をもって旧3番館が閉館・解体されたため、実態に合わなくなった。
  4. ^ レジで発行されるレシートでは、SOCOLA内のソコラ塚口店は「イオンフードスタイル」名義、1番館の塚口店は「ダイエー」名義である(会社名はどちらも「株式会社ダイエー」)。ただし、どちらの店舗も施設内外に掲出されている看板にはダイエーのロゴマークが添えられている(前者は「(daiei)SUPERMARKET」または「(daiei)HEALTH&BEAUTY」、後者は「by(daiei)」と若干異なる)。
  5. ^ 2011年以前は「子供用品のフロア」
  6. ^ 専門店街の南東側に3 - 5階を通過する直通エレベーターが設けられていた。営業末期は飲食店が全て撤退していたため「憩いの街」に改称していた。

出典

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  1. ^ a b c 尼崎都市開発 業務内容”. 尼崎都市開発. 2021年8月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e "1970 年代の尼崎市における初の第一種市街地再開発事業跡地にて地域密着型商業施設「SOCOLA 塚口クロス」 2022年11月開業". PR TIMES(記事提供:野村不動産ホールディングス株式会社). 株式会社 PR TIMES. 2022年9月26日. 2022年9月26日閲覧
  3. ^ 塚口さんさんタウン さんさんタウンとは”. 塚口さんさんタウン. 2021年8月22日閲覧。
  4. ^ a b "松本人志さんも思い出語る「塚口さんさんタウン」とは". 神戸新聞NEXT. 株式会社神戸新聞社. 2019年2月9日. 2021年8月22日閲覧
  5. ^ "あの人は今こうしている お笑いコンビ「ちゃらんぽらん」の大西浩仁さんは画家に転身". 日刊ゲンダイDIGITAL. 2015年6月15日. 2022年12月26日閲覧
  6. ^ a b 〜兵庫・塚口さんさんタウン跡地に、関西初進出の商業施設「SOCOLA 塚口クロス」誕生”. ITmediaビジネス. アイティメディア (2022年9月27日). 2022年11月19日閲覧。
  7. ^ 昭和の面影、また一つ…消える“我らが3番館”、尼崎・塚口「さんさんタウン」最大ビルが11月15日閉館」『産経WEST』(HTML)、産経新聞社2019年4月23日閲覧。
  8. ^ "〈尼崎旧名所特集8〉塚口さんさんタウンの観覧車 ビルの屋上は「別世界」". 神戸新聞NEXT. 株式会社神戸新聞社. 2022年10月8日. 2022年10月14日閲覧
  9. ^ 〜尼崎版「SDGsスマートマンション」第1号に認定〜「プラウド阪急塚口駅前」を発表 沿線最大規模、商業複合・総計画戸数421戸の駅前大規模プロジェクト”. 野村不動産 (2020年6月26日). 2021年8月22日閲覧。
  10. ^ a b "「塚口さんさんタウン3番館」跡地の商業施設、11月に開業 カフェや人気パン店27店舗 尼崎". 神戸新聞NEXT. 株式会社神戸新聞社. 2022年9月26日. 2022年10月14日閲覧
  11. ^ パレット ダイエー塚口店 - 株式会社アージュ

関連文献

[編集]
  • 三國浩、西村豪、辻川敦「塚口さんさんタウンの歴史」『地域史研究』第2024巻第123号、尼崎市立歴史博物館、2024年、18-46頁、doi:10.51055/chiikishikenkyu.2024.123_18 

周辺の主な大規模商業施設

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関連項目

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公道を挟んだ2棟の商業ビルにダイエーの異なるブランドの2つの店舗(ダイエーとDマート)が併存していた時期があり、うち1棟が「SOCOLA」となった点も共通している。先にDマートが閉店し(現在はヤマダデンキが入居)、ダイエーもイオンに転換した(いずれもSOCOLAの開業前)。
同じ兵庫県内に所在し、テナントが全て退去した後のフロアに、所在地の地方公共団体関連の施設が入居する点が1番館の5・6階と共通する。

外部リンク

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