坂口正芳
表示
坂口 正芳(さかぐち まさよし、1957年8月18日[1] - )は、日本の警察官僚。東京都出身。第26代警察庁長官。
経歴
[編集]東京都立日比谷高等学校[2]、東京大学法学部を卒業後、1980年に警察庁に入庁した。同期に北村滋、高橋清孝、岡本毅(岡本硝子社長[3]、埼玉県警察本部刑事部長)がいる。交通警察関係に長く関わり[4]、警視庁交通部長を務める[5]。
広島県警察で警察署長を務めていたとき、勾留中の少年が逃走した際に辞職を考えたことがあったという[4]。
また、大阪府警察刑事部長時代に泉南郡熊取町小4女児誘拐事件(2003年)の発生に遭遇、2011年に再び府警本部長として関わる立場となったが、未解決のまま大阪府警を離れた[6]。
警察庁長官官房総括審議官、大阪府警察本部長、警察庁長官官房長(2013年1月就任)などを歴任[5]。警察庁次長(2015年1月就任)を経て、2016年8月10日より2018年1月17日まで警察庁長官を務めた。後任は栗生俊一[7]。
略歴
[編集]- 1994年3月18日 大阪府警察警務部参事官
- 1995年8月28日 警察庁交通企画課理事官
- 1997年3月28日 警察庁会計課企画官
- 1999年2月12日 警視庁第一方面本部長兼警務部参事官
- 1999年7月15日 警察庁長官官房付
- 2001年9月10日 秋田県警察本部長
- 2003年1月31日 大阪府警察刑事部長
- 2004年8月20日 警察庁刑事局組織犯罪対策部企画分析課長
- 2006年4月5日 警察庁長官官房会計課長
- 2008年4月14日 警視庁交通部長
- 2009年3月31日 警視庁警務部長
- 2009年6月26日 警察庁長官官房総括審議官
- 2011年10月25日 大阪府警察本部長
- 2013年1月25日 警察庁長官官房長
- 2015年1月23日 警察庁次長
- 2016年8月10日 警察庁長官
- 2018年1月18日 辞職
- 2018年5月1日 日本生命保険相互会社特別顧問[8]
- 2019年6月21日 日本碍子監査役[9]
- 2019年6月21日 日本自動車連盟代表理事・副会長[10]
- 2022年6月21日 日本自動車連盟会長に就任
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2017年版』(読売新聞東京本社、2017年)p.223
- ^ 月刊リベラルタイム2017年6月号 特集「エリート達がつくられる公立名門校」
- ^ 会長挨拶|岡本硝子 同社公式サイト
- ^ a b “ひと・警察庁長官に就任した坂口正芳さん”. 毎日新聞. (2016年8月11日) 2017年6月10日閲覧。
- ^ a b “警察庁長官に坂口正芳氏 大阪府警本部長など歴任”. 朝日新聞. (2016年8月2日) 2017年6月10日閲覧。
- ^ “【きょうの人】第26代警察庁長官に就任 坂口正芳氏(59) 強くしなやかな警察を”. 産経新聞. (2016年8月20日) 2017年6月10日閲覧。
- ^ “新警察庁長官に栗生俊一氏 テロ対策強化へ”. FNNニュース. (2018年1月18日) 2018年1月18日閲覧。
- ^ 国家公務員法第106条の25第1項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の報告(平成30年4月1日~同年6月30日分)内閣官房内閣人事局
- ^ [1]
- ^ “新役員を選任、新体制スタート 2019年度JAF定時社員総会を開催”. 日本自動車連盟 (2019年6月21日). 2021年2月17日閲覧。
|
|
|