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和戸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 埼玉県 > 宮代町 > 和戸
和戸
宮代町総合運動公園
和戸の位置(埼玉県内)
和戸
和戸
北緯36度2分36.27秒 東経139度41分55.75秒 / 北緯36.0434083度 東経139.6988194度 / 36.0434083; 139.6988194
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
南埼玉郡
市町村 宮代町
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
345-0812[2]
市外局番 0480[3]
ナンバープレート 春日部
座標の場所は和戸交差点を示す

和戸(わど)は、埼玉県南埼玉郡宮代町町名および大字。現行行政地名は和戸一丁目から五丁目、および大字和戸。町名部分は住居表示実施地区。郵便番号は345-0812[2]

地理

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埼玉県の東部地域で宮代町の北西部に位置する。北側および西側で久喜市(大字太田袋、大字下早見、久喜東、大字吉羽)、東側で杉戸町(大字下野、大字下高野)と隣接している。南側では大字須賀、大字国納、和戸横町、宮代台、大字西粂原、大字国納(飛地)と隣接する。中落堀川が流れ、北端の境界としている。大落古利根川が流れ、東端の境界[注釈 1]としている。 地内の北部を中心に大字国納の飛地が大小複数個所存在する。地内の北西部およびさいたま幸手線沿道に大字和戸の飛地が存在する。

地内は町丁部分は和戸駅に近く、区画整理された住宅地であるが、その住宅地の中に農地も点在して見られる。大字部分は北西部を中心に広大な水田地帯が広がるなど、農地が多くみられるが、北東部に纏まった住宅地も見られる。その水田地帯を横切るように首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が建設され、それを機にその周辺に巨大な物流施設が出来、そこが新たな地名(和戸横町)となった[4]

河川

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地価

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住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、和戸五丁目5番14号の地点で4万9,500円/m2となっている[5]

歴史

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もとは江戸期より存在した武蔵国埼玉郡百間領の和戸村で、江戸初期に国納村より分村したと云う[6]。さらに古くは戦国期より見出せる岩槻領のうちの和戸があり、そのころは鷲宮神社神領を和戸のうちに有していた[6]。村高は正保年間の『武蔵田園簿』では547石余(田214石余、畑332石余)、『元禄郷帳』によると580石余、『天保郷帳』によると595石余であった[6]化政期の戸数は100軒で、村の規模は東西30町、南北5、6町であった[6]。村内を通る幅四間(約7.2メートル)の日光御成街道には、古利根川を渡る長さ十一間(約20メートル)の和戸橋が架けられていた[7][6]

なお、岩槻近傍にかつて同音異字の和土村(わどむら)という自治体が1954年(昭和29年)まであったが、合併7か村との融和に因む名前で有り[6]、当地とは無関係である。

世帯数と人口

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2024年(令和5年)4月時点での世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字丁目 世帯数 人口
大字和戸 701世帯 1,460
和戸一丁目 246世帯 505人
和戸二丁目 190世帯 369人
和戸三丁目 238世帯 533人
和戸四丁目 376世帯 774人
和戸五丁目 317世帯 749人
合計 2,068世帯 4,390人

小・中学校の学区

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町立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[13]

大字・丁目 番地 小学校 中学校
大字和戸 全域 宮代町立須賀小学校 宮代町立須賀中学校
和戸一丁目 全域
和戸二丁目 全域
和戸三丁目 全域
和戸四丁目 全域
和戸五丁目 全域

交通

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鉄道

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道路

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地域

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寺社

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町丁
  • 浅間神社
  • 和戸教会 - 埼玉県で一番歴史の古いキリスト教会。当初は和戸交差点の場所に所在した[9]。現在は小売店(コンビニ)が建つ。
  • 厳島神社 - 和戸児童公園内にある小祠
大字
  • 宇宮神社
  • 胡録神社
  • 愛宕神社
  • 諏訪神社
  • 天満宮
  • 西方院
  • 雷電神社(飛地)

施設

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町丁
  • 宮代和戸郵便局
  • 杉戸警察署須賀駐在所
  • 和戸公民館 - かつての須賀支所(3代目須賀村役場)の場所。 須賀村役場は1914年(大正3年)までは和戸駅の南側隣接地(2代目)に所在した[9]
  • 和戸宿集会所
    • 和戸児童公園
  • クレストヒルズ公園
大字
  • 宮代町総合運動公園
    • 体育館「ぐるる宮代」
  • 桃山台団地
    • 桃山台自治会館
    • 桃山台中央公園
    • 桃山台南公園
    • 桃山台コミプラ公園(仮称)[14]
    • 桃山台緑地
    • 桃山台遊水池
  • 特別養護老人ホームみどりの森
  • 久喜宮代清掃センター
  • 宮代台北遊水地公園
  • 宮代台自治会会館
  • 沖の山集会所
  • 沖の山公園
過去の施設
  • 南彩農業協同組合須賀支店 - 和戸一丁目に所在。2011年1月に宮代支店に統合され、廃止。
  • 富士銀行春日部支店和戸出張所 - 和戸一丁目、和戸停車場線の終点の場所に所在。みずほ銀行の時期を経た後廃止。
  • 和戸幼稚園[6] - 和戸三丁目、現在の和戸教会の辺りに所在。

脚注

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注釈

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  1. ^ 杉戸町大字下高野の区域が、古利根川の右岸側に突き出している場所がある。
  2. ^ 『旧高旧領取調帳データベース』の検索結果を参照。
  3. ^ 現在の西方院の南側200メートル程の場所。数基の墓石が立つ。
  4. ^ 大半の区間は2011年(平成23年)3月26日に開通済。起点付近(沖ノ後交差点)が未完成であった。

出典

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  1. ^ a b 丁目・字別住民基本台帳人口”. 宮代町役場 (2024年1月12日). 2024年4月28日閲覧。
  2. ^ a b 埼玉県>南埼玉郡宮代町の郵便番号一覧”. 郵便局. 2024年4月28日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2024年4月28日閲覧。
  4. ^ a b 幸手都市計画事業宮代和戸横町地区土地区画整理事業の換地処分の公告(埼玉県告示第86号)”. 埼玉県庁 (2023年1月31日). 2024年4月28日閲覧。
  5. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  6. ^ a b c d e f g h i j k 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 906、1382頁。
  7. ^ 『みやしろ風土記 増補』 100-101頁。
  8. ^ a b 『みやしろ風土記 増補』 98-99頁。
  9. ^ a b c 平成29年度企画展 文化財案内板でめぐる宮代町”. 宮代町郷土資料館. pp. 4-8. 2024年4月28日閲覧。
  10. ^ a b 平成21年度第1回企画展 みやしろ歩け歩け! - 写真でめぐる宮代の歴史と文化文化財 -” (PDF). 宮代町郷土資料館. pp. 3-11 (2009年4月). 2024年4月29日閲覧。
  11. ^ a b c d 『平成27年度企画展 宮代町60年のあゆみ』 18-19頁。
  12. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 増補15頁。
  13. ^ 宮代町の小学区、中学校区”. 宮代町 (2022年11月15日). 2024年4月28日閲覧。
  14. ^ 宮代町まちづくりデータブック” (PDF). 宮代町役場. pp. 57-58 (2021年3月). 2024年4月28日閲覧。

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県(増補版)』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 
  • 『みやしろ風土記 増補』宮代町教育委員会、1994年3月30日。 
  • 平成27年度企画展 宮代町60年のあゆみ” (PDF). 宮代町郷土資料館 (2015年7月18日). 2024年4月28日閲覧。
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

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外部リンク

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