古岩屋
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古岩屋(ふるいわや)は、愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬にある岩峰が連なる名所である。国の名勝に指定されている。四国カルスト県立自然公園に属する。
概要
[編集]直瀬川の両岸に高さ60mから100mの円錐状の峰が20余り連なっている。結晶片岩を基盤とした第三期の礫岩峰である。水の浸食作用によって岩が剥き出しとなり、無数の穴が空いている。この穴から”古岩屋”と呼称されるようになった。直瀬川の川岸にはサクラやカエデが生え、岩肌にはセッコク・イワヒバなどが自生しており、新緑や紅葉が楽しめる。また、岩肌の穴は外敵を防ぐのに適しているため、ウグイス・シジュウカラ・ヤマガラ・メジロ・キジなど野鳥の巣が多く見られる。岩窟にはコウモリの姿も見られる。
昭和19年(1944年)11月7日、国の名勝に指定された[1][2]。また、昭和39年(1964年)には四国カルスト県立自然公園の一部となった。
久万高原町から愛媛県道12号西条久万線を東へ行くと国民宿舎古岩屋荘があり、その周辺が古岩屋である。古岩屋荘の前には、杖立て地蔵尊の祠があり、古岩屋荘のすぐ北に林道と川を挟んで遍路道があり、遍路道を西に入っていくと大師岳(65m)の根元に大師堂があり、さらに進むと不動堂とその背後の不動岳(80m)の甌穴に約3mの不動明王が立つ。なお、林道を使えば不動堂の前まで車で行ける。
ギャラリー
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岩峰
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県道の北を見る
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県道の南を見る
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古岩屋荘の正面
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紅葉
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直瀬川
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大師堂
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大師堂
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不動岳の不動明王
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杖立て地蔵尊
- 岩峰には名前が付けられていて、古岩屋荘の正面の画像の左から千窟岳(70m)、桂岳(60m)、右へ続いて、鐘釣岳(100m)、嶋田岩、千丈岳、子持岳(90m)
- また、不動明王の周辺には、不動岳、観音岳、大師岳、小屏風岳、それらの背後には権現岳が聳える。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- パンフレット『ようこそ、久万高原町へ』 久万高原町/発行 2009年
- 現地説明板
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]座標: 北緯33度40分5.88秒 東経132度58分29.3秒 / 北緯33.6683000度 東経132.974806度