コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

南三陸町震災復興祈念公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南三陸町震災復興祈念公園
Minamisanriku Memorial Park of Earthquake Disaster
中橋から防災対策庁舎・祈りの丘方面
分類 国営公園・県営公園・町営公園[1]
所在地
座標 北緯38度40分39.5秒 東経141度26分41.0秒 / 北緯38.677639度 東経141.444722度 / 38.677639; 141.444722座標: 北緯38度40分39.5秒 東経141度26分41.0秒 / 北緯38.677639度 東経141.444722度 / 38.677639; 141.444722
面積 6.3 ha
開園 2020年令和2年)10月12日
運営者 日本国、宮城県、南三陸町
設備・遊具 南三陸町防災対策庁舎など
駐車場 普通車:100台、大型バス:3台[2]
アクセス 気仙沼線BRT 志津川駅
三陸沿岸道路 志津川IC
公式サイト 南三陸町
テンプレートを表示

南三陸町震災復興祈念公園(みなみさんりくちょうしんさいふっこうきねんこうえん)は、宮城県南三陸町にある公園である。

東北地方太平洋沖地震東日本大震災、以下「震災」と略記)によって犠牲となった人の追悼・鎮魂の場であるとともに、甚大な被害の記憶や教訓を継承し、震災からの復興を祈念するための震災復興公園として整備された。かつて市街地であった場所に造られ、令和では初めての津波記憶石第34号がある[3][4]。園内には旧南三陸町防災対策庁舎が位置する。

沿革

[編集]
  • 2016年平成28年)
    • 6月 - 事業認可
    • 12月 - 工事着工
  • 2019年令和元年)12月 - 一部開園(祈りの丘、復興祈念のテラスを含むエリア)
  • 2020年(令和2年)
    • 3月 - 一部開園(みらいの森、語り継ぎの広場の一部を含むエリア)
    • 10月 - 全体開園

施設

[編集]
祈りの丘

公園の中心にある小高い丘は「祈りの丘」と名付けられた築山。祈りの丘の頂上部分、志津川湾を望む位置には、震災で犠牲になった町内の犠牲者804名の名簿を納めた「名簿安置の碑」並びに、町の復興を祈念して設えられた「復興祈念のテラス」が設置されており[5]、丘上からは震災遺構高野会館が見える[6]

旧南三陸町防災対策庁舎

津波により多くの犠牲者を出し、鉄骨だけが残存した[6]。周辺は「復興祈念のテラス」という名称の広場として整備され、献花台も設けられている[6]

中橋

隈研吾設計で、南三陸産の杉を使用している[5]南三陸さんさん商店街南三陸311メモリアルと並ぶ、隈の設計による「南三陸町3部作」の一つ[7]

公園内の植生

[編集]

「みらいの森」エリアに、町の木であるタブノキをはじめとする70本の植樹が2020年12月になされた[8]

アクセス

[編集]

周辺

[編集]

中橋を渡った先に道の駅さんさん南三陸があり、その中に南三陸さんさん商店街、震災伝承施設である南三陸311メモリアル、BRT志津川駅がある。

脚注

[編集]
  1. ^ 「南三陸町震災復興祈念公園」が全体開園しました”. 復興庁公式ウェブサイト. 2023年1月13日閲覧。
  2. ^ 南三陸町震災復興祈念公園について”. 南三陸町公式ウェブサイト. 2023年1月13日閲覧。
  3. ^ 全優石津波記憶石プロジェクト”. 2023年1月13日閲覧。
  4. ^ 南三陸町に令和初の津波記憶石「名簿安置の碑」が完成”. PR TIMES. 2023年1月14日閲覧。
  5. ^ a b 南三陸町震災復興祈念公園”. 南三陸観光ポータルサイト. 2023年1月14日閲覧。
  6. ^ a b c “あの日を忘れない。「南三陸町震災復興祈念公園」で祈りを捧げよう”. ORICON NEWS. (2021年9月30日). https://www.oricon.co.jp/article/1653031/ 2023年1月14日閲覧。 
  7. ^ 命の尊さや震災の記憶を次世代に。今年10月に開館する「南三陸311メモリアル」の詳細が発表」『美術手帖カルチュア・コンビニエンス・クラブ、2022年8月30日。2023年2月11日閲覧。
  8. ^ 南三陸町震災復興祈念公園で植樹式が開催されました”. UR都市機構. 2023年1月14日閲覧。

外部リンク

[編集]