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利用者:甲州街道/sandbox

反訳士(はんやくし)とは、一般社団法人日本反訳士協会が定めた民間資格の名称である。
ICレコーダー、テープレコーダー携帯電話などに記録された音声会話を、同協会の公用文書式反訳書作成プログラムを使って反訳書に書き起こす技術を習得した者に対して、裁判等の証拠書類である反訳書に称号・肩書として付すことが認められる。
「反訳士」の職名は、同協会理事の山田正孝が商標登録(日本国第5544416号)を受けている。

資格概要

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録音機器に収録された音声を文字に書き起こす作業は、一般にはテープ起こしと呼ばれ、対談、インタビュー、講演、会議等で収録された音声を文字に起こす職業の人をテープライターなどと呼ぶが、この反訳士の資格は、同協会が作製したプログラムを使って文字を高精度に書き起こし公用文書式の反訳書に整える技術を習得し、反訳士の職名で、裁判証拠書類等の反訳書を作成する。
同協会によって、反訳士技能養成講座が開催されている。
同協会の資格認定試験を受験し、合格後に使用条件契約書を交わし職名使用資格発行を受けた上で、反訳士の称号・肩書を使用する。
在宅でも、裁判所提出証拠書類である反訳書の作成や、取材、インタビュー、講演、会議議事録等の文書を作成して、プロである反訳士として活動できる。
同協会では、資格認定者をホームページに紹介するとしている。

必要環境と備品

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反訳士技能養成講座

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第一章 (43ページ) PDF
反訳士技能養成講座についての詳細、法に関する知識、ソフトの説明、文字表記の決まり、漢字の使用についての決まり、送り仮名の付け方、料金表や見積書・請求書等の各種様式のテンプレート、ほか。
第二章 (23ページ)  PDF
ソフトの起動・設定、音声データの読み込み、ソフトの使い方、会話の書き起こし方、公用文書式の形成、エラーへの対応、保存、パスワード管理、ほか。
第三章 (1098ページ)  PDF 全国の方言

反訳士の役務と職名とは

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商標法役務とは、他の人のために商標権権利者が行う労務や便益で、独立して商取引の目的であるとされ、商標法施行令では、役務区分が定められている。
同協会の保持する役務は下記である。

【第35類】
反訳、テープ起こし
【第41類】
セミナーの企画・運営又は開催,電子出版物の提供,図書及び記録の供覧、 図書の貸与、書籍の制作、教育・文化、放送番組の制作における演出、 録音済み磁気テープの貸与,録画済み磁気テープの貸与、通訳、翻訳、 セミナーの企画,運営又は開催。その他,の使用権利(商標法第25条)で専有される。

反訳士の職名(商標)は、同協会の反訳士技能養成講座の認定試験の合格者に与えられる称号・肩書で、使用条件契約書に定められている。
同協会は、個人情報保護など、法の遵守を厳しく謳っている。

外部リンク

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一般社団法人 日本反訳士協会