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ホンダ・CB1100R

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホンダ・CB > ホンダ・CB1100R
CB1100RD (1983年モデル)
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
エンジン 1,062 cm3 4ストローク
空冷DOHC4バルブ並列4気筒
内径×行程 / 圧縮比 70.0 mm × 69.0 mm / 10:1
最高出力 120 PS / 9,000 rpm
最大トルク 10.0 kgf·m / 7,500 rpm
車両重量 235 kg
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CB1100R(シービーせんひゃくアール)は本田技研工業1981年から1983年に製造・販売を行った排気量1,062cc空冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒エンジンを採用し、レースで使用することを前提に開発したオートバイである。

CB900Fを元に開発され、1981年から1983年まで限定生産されたスポーツバイクである[1]。製造台数が全世界で5,000台程度に設定され、新車価格が250万円と設定された[注 1]

レース出場を強く意識したモデルであり、1980年代に市販車をベースに改造したマシンで戦われる耐久レースを舞台に活躍した。

車両解説

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モデルイヤーコードはCB1100RB(1981年)・CB1100RC(1982年)・CB1100RD(1983年)である。型式名はRBがSC05、RC・RDがSC08とされた。ヨーロッパおよびオーストラリアでのホモロゲーションをクリアするためにRBは1,050台、RCとRDはそれぞれ1,500台が製造販売された。

排気量1,062cc空冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒エンジンを搭載し、1981年モデルは最高出力115ps(88.0kw)/9000rpm[1]をマークする。

車名のRはレーシングバージョンを意味しており、実際に装備されるパーツもART製鍛造ピストン・強化プライマリーチェーン・簡単に脱着でき極限まで小型化されたジェネレータ・当時では珍しいクリップオンハンドルのほか、車体もCB900Fではエンジンの脱着を容易にするためにダウンチューブが一部ボルトオン構造となっていたフレームを強度を優先するために一体化し、軽量化の観点からFRP製カウリングや容量26リットルの燃料タンクはアルミ製。生産作業も手組みとされた。

1981年モデルはノンカウルのRB-Iとハーフカウルを装着するRB-IIがありシングルシート仕様であったがRCからはフルカウル・アルミ製燃料タンク・後部シートが装着された。1982年モデルと1983年型モデルでは、主に塗装が白の部分をパールホワイトに、赤と青の部分をメタリックに、アッパーカウルをレースレギュレーションに合わせ前後長を短縮・スイングアームならびにフロントフォークを変更した。

1983年にはCB900FとCB1100Rが統合したCB1100F(SC11)を発売した。

脚注

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注釈

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  1. ^ CB750Fの5倍近い価格設定であった。

出典

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  1. ^ a b Brown, Roland (2005), The ultimate history of fast motorcycles, Bath, England: Parragon, p. 170–171, ISBN 1-4054-5466-0 

外部リンク

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関連項目

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