ナポレオン岩
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ナポレオン岩(沖瀬) | |
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2014年8月撮影 | |
所在地 | 日本(鹿児島県薩摩川内市) |
所在海域 | 東シナ海 |
所属諸島 | 甑島列島 |
座標 | 北緯31度42分11秒 東経129度41分14秒 / 北緯31.70306度 東経129.68722度座標: 北緯31度42分11秒 東経129度41分14秒 / 北緯31.70306度 東経129.68722度 |
最高標高 | 127 m |
プロジェクト 地形 |
ナポレオン岩(ナポレオンいわ)あるいは沖瀬(ちゅうせ)は、鹿児島県の甑島列島にある無人島である。行政区域上は、薩摩川内市下甑町瀬々野浦に属する。
地理
[編集]下甑島の瀬々野浦港の沖にある標高127メートルの島[1][2]。フランス皇帝ナポレオンの横顔に似ていることからこの名が付けられたとされる[2]。甑島国定公園内にある[2]。 すぐ東の高瀬崎には標高100メートルほどの岩塔、ヘタ沖瀬がある。
ナポレオン岩、ヘタ沖瀬の登頂史
[編集]- 1981年8月 - 池沼慧と鮎沢清次の二人が初登頂[3][4][5][6]。
- 1995年8月 - 志水哲也が単独で第二登[7][6]。ヘタ沖瀬をトライするも敗退[7][8]。
- 2012年春 - 山野井泰史がヘタ沖瀬をトライしようとするも岩まで辿り着けず[8][9]。
- 2013年4月 - 小阪健一郎ら二人が第三登[10]。
- 2014年5月 - 小阪健一郎ら二人がヘタ沖瀬を初登頂[8]。
事故
[編集]2021年5月、ロッククライミングをしていた2人が悪天候のため身動きできなくなり、約21時間後に救出され、鹿児島市の病院にヘリコプターで搬送された[2]。
観光
[編集]下甑島西岸の瀬々野浦(前の平展望所など)から見ることができる[1]。中甑港発着の「観光船 かのこ」から見る場合は臨時便(遊覧西海岸コース)を予約する必要がある[1]。
ナポレオン岩が出てくる作品
[編集]出典
[編集]- ^ a b c ナポレオン岩 薩摩川内市観光物産ガイド、2021年5月5日閲覧。
- ^ a b c d 「ナポレオン岩」で孤立 ロッククライミングの男性2人、21時間後に救助 悪天候の甑島、強風で動けず 鹿児島 南日本新聞、2021年5月5日閲覧。
- ^ 池沼慧「洋上登攀記 - ナポレオン岩の登攀」『東海山岳』No.5、日本山岳会東海支部、1985年、192-194頁。
- ^ 石原俊洋「ワイドルポ<話題の追跡>潮風の中の岩峰登攀 - 池沼慧グループの主張と記録」『岳人』第422巻、東京新聞出版局、1982年、32-35頁。
- ^ 「NAPOLEON-IWA'80 - 甑島列島下甑島ナポレオン岩初登=池沼慧、鮎沢清次」『クライミングジャーナル』50号, 1990年11月号、白山書房、1990年、54頁。
- ^ a b 大内尚樹 編『別冊太陽 日本の秘境- 人跡未踏?の秘境を訪ねる』平凡社、2002年、123-125頁。
- ^ a b 志水哲也「再訪の甑島 - ナポレオン岩・ヘタ沖瀬・観音三滝単独登攀」『山と溪谷』731号, 1996年6月号、山と溪谷社、1996年、183-189頁。
- ^ a b c 小阪健一郎「下甑島・ヘタ沖瀬(高瀬崎)初登頂」『ROCK & SNOW』64号, 2014年夏号、山と溪谷社、2014年、60-61頁。
- ^ 山野井泰史. “山野井通信 - 鹿児島県の甑島で少し登ってきました”. EVERNEW. 2021年12月23日閲覧。
- ^ 小阪健一郎「辺クラ(辺境クライミング)ノススメ - 甑島は岩だらけ!」『ROCK & SNOW』65号, 2014年秋号、山と溪谷社、2014年、58-60頁。