セカンド・トーマス礁
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外交紛争のある島 他名: Ayungin Shoal 仁愛礁 Bãi Cỏ Mây | |
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セカンド・トーマス礁の写真 ランドサット7が撮影したもの | |
地理 | |
所在地 | 南シナ海 |
座標 | 北緯9度43分 東経115度53分 / 北緯9.717度 東経115.883度座標: 北緯9度43分 東経115度53分 / 北緯9.717度 東経115.883度 |
実効支配 | |
フィリピン | |
州 | パラワン州カラヤン |
領有権主張 | |
中華人民共和国 | |
市 | 三沙市 |
フィリピン | |
州 | パラワン州カラヤン |
中華民国 | |
市 | 高雄市 |
ベトナム | |
人口統計 | |
人口 | 無し |
セカンド・トーマス礁(セカンド・トーマスしょう、英語: Second Thomas Shoal、タガログ語: Ayungin、簡体字中国語: 仁爱礁、ベトナム語:Bãi Cỏ Mây / 𣺽𦹯𥷻)は、南沙諸島のユニオン堆(英語: Union Banks、中国語: 九章群礁)の東部に位置する環礁である[1]。報道ではアユンギン礁の名前も用いられる[2]。
地理
[編集]ミスチーフ礁から南東に約14海里離れている。南北の距離は15 km、東西の距離は5.6 km[3]。
領有
[編集]1992年、中華人民共和国が高脚式建造物を造成[4]。1999年、フィリピンが派兵・駐留して実効支配している[5]。中華人民共和国、中華民国(台湾)、フィリピン、ベトナムが主権を主張している[6]。
2016年7月12日の常設仲裁裁判所の裁定(南シナ海判決)で、低潮高地であるため、礁自体は領海、排他的経済水域(EEZ)、大陸棚を生成しないこと、ならびにフィリピンのEEZおよび大陸棚の一部であることが判断として示された[7][8]。
脚注
[編集]- ^ “PH-CN-20160712-Award: PCA Case No.2013-19 In the matter of The South China Sea Arbitration (The Republic of The Philippines - The People's Republic of China)” (PDF) (English). 常設仲裁裁判所. p. 122. 2018年1月17日閲覧。
- ^ “「何者も恐れず」 中国との衝突受け強調―比大統領”. 時事ドットコム (2024年6月23日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ “仁愛礁”. 南海诸岛网 (2013年5月10日). 2013年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月3日閲覧。
- ^ 平間洋一. “建艦思想に見る海上防衛論―中国海軍編”. 2013年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月3日閲覧。
- ^ “菲律宾宣布对仁爱礁完成例行驻军轮调”. BBC (2013年6月19日). 2019年3月3日閲覧。
- ^ 浦野起央「南シナ海の安全保障と戦略環境(二・完) (PDF) 」 政経研究 49(2)、pp.35-87、2012年9月25日、日本大学、2018年1月17日時点でのオリジナルよりアーカイブ、ただし40ページの表では、セカンド・トーマス礁は中国が占有しているとされている。
- ^ “PH-CN-20160712-Award: PCA Case No.2013-19 In the matter of The South China Sea Arbitration (The Republic of The Philippines - The People's Republic of China)” (PDF) (English). 常設仲裁裁判所. p. 256. 2018年1月17日閲覧。
- ^ 南シナ海仲裁裁判所の裁定:その注目点と今後の課題 海洋情報 FROM THE OCEANS(笹川平和財団)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- セカンド・トーマス礁 (Google Map)