グロソップのハワード男爵
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グロソップのハワード男爵 | |
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Arms:Quarterly: 1st, Gules a Bend between six Cross Crosslets fitchy Argent, on the bend (as an Honourable Augmentation) an Escutcheon Or charged with a demi-Lion rampant pierced through the mouth by an Arrow within a Double Tressure flory counter-flory of the first; differenced by a Crescent (Howard of Glossop); 2nd, Gules three Lions passant guardant in pale Or in chief a Label of three points Argent (Plantagenet of Norfolk); 3rd, Checky Or and Azure (Warren); 4th, Gules a Lion rampant Or (Fitzalan)Crests:1st: issuant from a Ducal Coronet Or a Pair of Wings Gules each charged with a Bend between six Cross Crosslets fitchy Argent (Howard); 2nd: on a Chapeau Gules turned up Ermine a Lion statant guardant with tail extended Or ducally gorged Argent (Plantagenet of Norfolk); 3rd: on a Mount Vert a Horse passant Argent holding in his mouth a Slip of Oak Vert fructed proper (Fitzalan) Supporters:Dexter: a Lion Argent; Sinister: a Horse Argent holding in his mouth a Slip of Oak Vert fructed proper; each differenced by a Crescent
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創設時期 | 1869年12月9日 |
創設者 | ヴィクトリア |
貴族 | 連合王国貴族 |
初代 | 初代男爵エドワード・フィッツアラン=ハワード |
現所有者 | 18代ノーフォーク公エドワード・フィッツアラン=ハワード |
相続人 | アランデル伯爵ヘンリー・フィッツアラン=ハワード |
相続資格 | 初代男爵の嫡出直系男子[1] |
付随称号 | なし |
現況 | 存続 |
モットー | Sola Virtus Invicta (Virtue alone is unconquerable) |
1972年以降、ノーフォーク公爵の従属爵位。 |
グロソップのハワード男爵(英語: Baron Howard of Glossop)は、イギリスの男爵位。連合王国貴族。
第13代ノーフォーク公爵ヘンリー・ハワードの次男エドワード・フィッツアラン=ハワードが1869年に叙されたのに始まる。第4代男爵マイルスが本家のノーフォーク公爵位を継承したため、現在はノーフォーク公爵位の従属爵位の一つとなっている。
歴史
[編集]第13代ノーフォーク公爵ヘンリー・ハワードの次男エドワード・フィッツアラン=ハワード(1818-1883)は1848年から庶民院議員となり、自由党の政治家として活躍した。1869年12月9日にグロソップのハワード男爵に叙された[1][2][3]。
第2代男爵はエドワードの長男フランシス(1859-1924)が継承した[3][4]。
第3代男爵はフランシスの長男バーナード(1885-1972)が継承した[3][5]。
第4代男爵はバーナードの長男マイルス(1915-2002)が継承した。マイルスは1975年に本家の第17代ノーフォーク公爵位を継承したため、ノーフォーク公爵家とグロソップのハワード男爵家は合体することになった[6]。20世紀中ノーフォーク公爵家の所有地は減少傾向にあり、1966年には1万5000エーカーになっていたが、この合体により1976年には2万5000エーカーに回復した[7]。
現在はマイルスの息子エドワード(1956-)がノーフォーク公爵の従属爵位の一つとして第5代グロソップのハワード男爵位を保有している。
グロソップのハワード男爵(1869年)
[編集]肖像 | 爵位の代数 名前 (生没年) |
受爵期間 | 備考 |
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初代グロソップのハワード男爵 エドワード・フィッツアラン=ハワード (1818-1883) |
1869年12月9日 - 1883年12月1日 | 第13代ノーフォーク公爵ヘンリー・ハワードの次男 | |
第2代グロソップのハワード男爵 フランシス・フィッツアラン=ハワード (1859-1924) |
1883年12月1日 - 1924年9月22日 | ||
第3代グロソップのハワード男爵 バーナード・フィッツアラン=ハワード (1885-1972) |
1924年9月22日 - 1972年8月24日 | ||
第4代グロソップのハワード男爵 第17代ノーフォーク公爵 マイルス・フィッツアラン=ハワード (1915-2002) |
1972年8月24日 - 2002年6月24日 | 1971年に第12代バーモント男爵 1975年に第17代ノーフォーク公爵 | |
第5代グロソップのハワード男爵 第18代ノーフォーク公爵 エドワード・フィッツアラン=ハワード (1956-) |
2002年6月24日 - 受爵中 | 第18代ノーフォーク公爵の従属爵位として |
法定推定相続人は、現当主の息子であるアランデル伯爵(儀礼称号)ヘンリー・フィッツアラン=ハワード(1987-)。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “No.23559”. The Gazette 26 November 1869. 2020年3月13日閲覧。
- ^ Dictionary of National Biography (英語). London: Smith, Elder & Co. 1885–1900. .
- ^ a b c “Howard of Glossop, Baron (UK, 1869)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年3月12日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Francis Edward Fitzalan-Howard, 2nd Baron Howard of Glossop” (英語). thepeerage.com. 2014年11月21日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Bernard Edward Fitzalan-Howard, 3rd Baron Howard of Glossop” (英語). thepeerage.com. 2014年11月21日閲覧。
- ^ 海保(1999) p.172
- ^ 海保(1999) p.248-249
関連項目
[編集]- ノーフォーク公爵
- アランデル伯爵―ノーフォーク公の従属爵位。
- サリー伯爵―ノーフォーク公の従属爵位。
- ダーウェントのフィッツアラン子爵―同族であったが、1962年廃絶。
参考文献
[編集]- 海保眞夫『イギリスの大貴族』平凡社〈平凡社新書020〉、1999年(平成11年)。ISBN 978-4582850208。