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アトリエ劇研

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アトリエ劇研
情報
旧名称 アートスペース無門館
完成 1984年
開館 1996年
閉館 2017年8月31日
客席数 公演によって異なるが、50から最大100
用途 演劇ダンス
運営 NPO法人劇研
所在地 606-0856
京都市左京区下鴨塚本町1
位置 北緯35度2分40.39秒 東経135度46分30.54秒 / 北緯35.0445528度 東経135.7751500度 / 35.0445528; 135.7751500 (アトリエ劇研)座標: 北緯35度2分40.39秒 東経135度46分30.54秒 / 北緯35.0445528度 東経135.7751500度 / 35.0445528; 135.7751500 (アトリエ劇研)
アクセス 京都市営地下鉄松ヶ崎駅より南へ徒歩15分
京都市バス下鴨東本町よりすぐ
京都市バス洛北高校前より徒歩10分
外部リンク 公式サイト
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アトリエ劇研(アトリエげきけん)は京都市左京区にかつて存在した小劇場

概況

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1984年に「アートスペース無門館」として開館した。命名の理由は「思想的な主義や主張にこだわらず、アーテイストが自立して自由に活動できる場所、ノンセクトの場所であってほしいという願い」[1]からという。無門館は1995年に一度閉館し、約一年の準備を経てホールと機材を引き継ぎ1996年に「アトリエ劇研」が開館した。京都の小劇場を支える中心的劇場であった。京都からメジャーになった劇団や舞台人の多くが利用してきており、京都小劇場界の草分けであった。2003年11月に管理していた「アトリエ劇研スタッフルーム」と「制作室」が「NPO法人劇研」として法人格を取得し、アトリエ劇研を中心として舞台芸術の振興、人材育成、国際交流、地域文化振興を目的とし活動していた。

客席は桟敷席で最大でも100席程度であり、その後は椅子席が増えたために50-60席程度の設置が多かった。
週末だけの公演にとどまらず1週間程度の公演期間で実施する団体もあった。
市内の劇団だけではなく、京都府外の劇団の公演も行われていた。

NPO法人「劇研」は、アトリエ劇研を中心として、劇研アクターズラボ、シニア劇団/ジュニア劇団を運営し、2010年より「アトリエ劇研アネックス」という別館を所有し12畳の和室を利用して、朗読会や各種講座を開催していた。人材育成や作品制作の支援を目的として舞台作品の試演会を行う「C.T.T.(Contemporary Theater Training)」もアトリエ劇研でスタートし、現在は大阪や名古屋、広島などでも活動を広げている(ただし、現在は、C.T.T.事務局の運営であり、アトリエ劇研は京都での発表会場としての位置づけである)。

また、地域との共生を目指し、2008年頃より2011年3月末まで、毎月第4月曜には「アトリエ劇研 やさい市」を開催していた。

館主の高齢化などの事情で、2017年8月31日をもって閉館した。

アクセス

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  • 京都市営地下鉄松ヶ崎駅より南へ徒歩15分
  • 京都市バス下鴨東本町よりすぐ
    • JR京都駅、京阪七条駅から206系統、地下鉄北大路駅から204、206系統
  • 京都市バス洛北高校前より徒歩10分
    • JR京都駅、阪急京都河原町駅から205系統、京阪出町柳駅から1系統

参考文献

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  • 特定非営利活動法人劇研『天に宝を積む アートスペース無門館からアトリエ劇研まで30年の歩み』 マリアパプリケーションズ 2015年9月10日

脚注

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  1. ^ 館主・波多野茂彌「ごあいさつ」『天に宝を積む』

外部リンク

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