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アンゲリカ酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アンゲリカ酸
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識別情報
CAS登録番号 565-63-9
PubChem 643915
ChemSpider 559009 チェック
ChEMBL CHEMBL55941 チェック
特性
化学式 C5H8O2
モル質量 100.12 g mol−1
融点

45.5 °C, 319 K, 114 °F

沸点

185 °C, 458 K, 365 °F

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アンゲリカ酸(アンゲリカさん、Angelic acid)、アンゼリカ酸は不飽和カルボン酸の一種である。IUPAC名は (Z)-2-メチルブタ-2-エン酸 (Z)-2-methylbut-2-enoic acid。セイヨウトウキ(アンゼリカ、学名 Angelica archangelica)の根から、ルートヴィヒ・ブフナー (Ludwig Andreas Buchner) によって1842年に発見された[1]。そのほかセリ科の植物などに含まれる。

カルボキシル基の隣に炭素-炭素二重結合を持ち、チグリン酸シス・トランス異性体である。揮発性がある無色の結晶で、刺激性のある酸味とにおいを持つ。以前は鎮静剤として用いられていた。

参考文献

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  1. ^ Buchner, L. A. (1842). "Ueber eine eigenthümliche flüchtige Säure aus der Angelicawurzel: Eine briefliche Mittheilung". Justus Liebigs Ann. Chem. 42: 226–233. doi:10.1002/jlac.18420420211.

関連項目

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