アディティア (補給艦)
表示
アディティア | |
---|---|
基本情報 | |
建造所 | ガーデンリーチ造船所 |
運用者 | インド海軍 |
前級 | ディーパク級 |
次級 | ジョティ |
艦歴 | |
発注 | 1987年7月 |
進水 | 1993年11月15日 |
就役 | 2000年4月3日 |
現況 | 現役 |
要目 | |
満載排水量 | 24,612トン |
総トン数 | 16,211トン |
長さ | 172.0 m |
幅 | 23.0 m |
吃水 | 7.5 m |
主機 |
ECR-MAN/B&W 16V40/45 ディーゼルエンジン×2基 |
推進 | スクリュープロペラ×1軸 |
電源 |
・主軸発電装置(1,500 kW)×2基 ・ディーゼル発電機(500 kW)×3基 |
出力 | 23,972馬力 |
速力 | 20ノット |
航続距離 | 10,000海里 (16kt巡航時) |
乗員 | 191名、航空要員6名 |
兵装 |
・CRN-91 30mm機関砲×3基 ・イグラ近SAM |
搭載機 |
ヘリコプター×1機 (HALチェタクまたはシーキング) |
アディティア(INS Aditya, A59)は、インド海軍の補給艦。当初、艦名は「ラジャバ・ガン・パラン」(INS Rajaba Gan Palan)と予定されていた。また同型艦の建造も計画されていたが、これは実現しなかった[1][2]。
設計
[編集]設計はドイツのブレーマー・フルカン造船所によっておこなわれており、同社が先行して建造していた初代ディーパク級の改良型として、船体を延長した設計となっている。航海艦橋は船首側に移動したほか、修理設備が強化された[2]。また艦内には空調設備が完備されている[1]。
- 物資移送
- カナダ製のヘップバーン型補給システムを備えており、ドライカーゴ用と液体貨物兼用の洋上補給ステーション(RAS)が片舷あたり1ヶ所ずつ、計4ヶ所設定されている。また甲板上には力量20トンのデッキクレーンが設置されている[2]。
- 物資格納
- 標準的な搭載内容は下記の通りとなっている[2]。
- 貨油(ディーゼル油および航空燃料)14,200キロリットル(12,000トン)
- 清水2,250キロリットル
- ドライ・カーゴ(糧食、弾薬、予備部品など)2,170立方メートル(5,000トン)
- またこのほか、甲板上に貨物コンテナ6個を搭載できる。
固定兵装としてはCRN-91 30mm機銃を搭載するが、これはBMP-2歩兵戦闘車の砲塔部分を転用したものである。またこのほか、近接防空用として、イグラ携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)24発を搭載している[2]。
艦歴
[編集]1987年7月にガーデンリーチ造船所に発注されたが、建造進捗は非常に緩慢であり、また1999年には、海上公試で主機関のトラブルを生じて、更に遅延することになった。2000年4月3日に就役している[1]。
参考文献
[編集]- ^ a b c Stephen Saunders, ed (2009). Jane's Fighting Ships 2009-2010. Janes Information Group. p. 348. ISBN 978-0710628886
- ^ a b c d e Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 286. ISBN 978-1591149545
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、アディティア (補給艦)に関するカテゴリがあります。
- Bharat-Rakshak