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SURVIVE

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『SURVIVE』
B'zスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
J-POP
時間
レーベル Rooms RECORDS
プロデュース 松本孝弘
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 最高順位1位(オリコン)
  • ゴールドディスク
  • 第12回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー
  • B'z アルバム 年表
    Flash Back-B'z Early Special Titles-
    (1997年)
    SURVIVE
    (1997年)
    B'z The Best "Pleasure"
    (1998年)
    テンプレートを表示

    SURVIVE』(サブァイブ)は、日本ロックグループB'z1997年11月19日Rooms RECORDSからリリースした、9枚目のオリジナルアルバム、およびそのアルバムの3曲目に収録されている楽曲のタイトルである。第12回日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。アルバム未収録シングル曲は「ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~」、「Real Thing Shakes」。

    内容

    前作から丁度2年の時を経てリリースされた。しかし、このとき既にベストアルバム発売の噂が立ち始めていた為に印象が薄く世間的には約半年後に発売されたベスト盤の方が有名である。収録曲12曲ながら非常に濃いロックの楽曲が多いが、非常に耳に馴染みやすい内容になっているため、「B'zの最高傑作」とも称される。具体的には前作『LOOSE』よりもギター音がややハードになり、ロック色が増した内容となっている。前作と同様、名バラードと称すべき曲が多いのも特徴である。10周年を迎える直前の、これまでの集大成的内容の作品と位置づけされる。「スイマーよ!!」や「泣いて 泣いて 泣きやんだら」といった隠れた人気曲が多く収録されていることも特徴で、ベスト盤の次はこの作品がオススメというファンも多い。後に、アレンジ・ツアーサポートとしてなくてはならない存在となる徳永暁人が全面的に参加した。アルバムタイトルの『SURVIVE』には「もがいてあがいてSURVIVEする。それが美しいと思った。」という意味が込められている。
    裏ベストアルバム『B'z The "Mixture"』に収録されている未発表曲「あなたならかまわない」は本来ならこの作品に収録されるはずだったアウトテイクである。前作『LOOSE』同様、通常盤のみの発売で、ブックレット(写真集)、ブックレットとCDケースを入れる紙製の箱が付属しており、ブックレットの36ページ目の写真は2バージョンある。あまり知られてないがこのアルバムはCD EXTRA仕様となっており、パソコンにCDを入れるとB'zの画像と曲の歌詞、そして「Liar! Liar!」のPVが見られる。しかし、パソコンによっては正しく再生されない(最悪の場合パソコンが壊れる)場合があるので取り込む時は注意が必要である。海外の海賊盤では「Perfect Edition」と称して本作未収録の1st beat「ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~」、「ビリビリ」、「哀しきdreamer」、「MOVE」や製作時期がほぼ同じ「さまよえる蒼い弾丸」、「Hi」、「HOME」、「The Wild Wind」、「あなたならかまわない」を追加したものが発売されているようである。
    尚ツアーを通して、アルバムの収録曲が全曲演奏されたのは、意外にも『RUN』とこのアルバムだけである。

    売上

    • 初動売上は104万枚。この週は河村隆一のアルバム『Love』と熾烈な1位争いを展開。河村のアルバムが土曜発売だったため2万枚という僅差で首位獲得。累計では172.3万枚の大ヒットとなった。
    • とはいえ、今作の先行シングルのミリオンヒットは「Calling」のみであったため、先行シングルの三曲ともがミリオンヒットした前作の半分弱程度の枚数までに落ち込んだ。
    • 1998年年間アルバムチャート10位。

    売上はいずれも(株)オリコン調べ。

    記録

    収録曲

    曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。

    1. DEEP KISS (4:14)
      心臓の音がだんだん大きくなり、その後いきなり激しいギター音で始まるハードロックナンバーで、ファンの間では人気が高い。かなりギターリフに存在感がある。その一方で、冒頭の鼓動音や救急車のサイレンの音のサンプリングも用いられている。曲の最後では特殊なフィルターを使って犬の鳴き声をあげている。松本曰く、この曲の編曲は一日で仕上げたという。2003年の『The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』ツアーでも披露された。
    2. スイマーよ!! (3:18)
      テクノとロックを組み合わせた、サポメンである徳永暁人の色が濃く出た曲。タイトルは「鳩よ!」という雑誌の名前が元になっているらしい。ファンの間での人気はかなり高く、『B'z The Best "Treasure"』の収録曲を決めるファン投票(上位14曲が収録される)では15位となり、惜しくも収録曲の座を逃がした。また、この曲は、1997年の「Music Starion Super Live」で歌われ、B'zファンに限らず、多くの人に知れ渡ることになった。31stシングルの「ultra soul」の2nd beatには「スイマーよ2001!!」としてアレンジされたものが収録された。ここでは、一部歌詞が変更・追加されている。また、2000年に発売されたライブDVD『once upon a time in 横浜 ~B'z LIVE GYM'99 "Brotherhood"~』の発売前に、「映像化して欲しいライブ映像」のリクエストを募集したところ、見事1位を獲得し、同DVDではボーナストラックとして、『"SURVIVE"』ツアーの演奏された模様が収録されている。
    3. Survive (4:47)
      表題曲の割に大人しいロックバラード。稲葉曰くsurviveとは「生きろ」という意味らしい。ファンの間でも評価が高い。
    4. Liar! Liar! (3:22)
      シングル曲。アルバムでは最後に制作された。『B'z The Best "Treasure"』にも収録。本人たち曰くB'zで最も時間がかからずに完成した曲。
    5. ハピネス (4:51)
      タイトル通り幸せな感じがする心安らぐラブソング。アルバム曲にもかかわらずドラマ「ガラスの仮面2」の主題歌にも使用された。ファンの人気も高く、『The Ballads ~Love & B'z~』に収録されている。
    6. FIREBALL (4:12)
      シングル曲。『B'z The Best "Treasure"』にも収録される。
    7. Do me (3:27)
      この曲は、『Pleasure '97 "FIREBALL"』ツアーで披露されて、要望が多かったため、アルバムに収録された。ちなみに披露された原曲と、だいぶアレンジが異なっており、歌詞もかなり変更されている。尚、『"FIRE BALL"』ツアーがドームツアーだった為、「ツアーのために作ったのでは?」と思われるかもしれないが、稲葉は「ツアーは意識していなく、(ドームツアーと同じタイミングになったのは)全くの偶然」と言っている。
    8. 泣いて 泣いて 泣きやんだら (3:37)
      心安らぐバラード曲。もともとは数年前から構想のアイデアがあった。この曲も人気も高く、『The Ballads ~Love & B'z~』に収録されている。また、歌謡曲(演歌)のテイストも感じさせる曲に仕上がっており、ロックと歌謡曲が非常に上手く融合されている楽曲となった。このアルバム以降、歌謡曲のテイストを感じさせる曲が、それぞれのアルバムに収録されている。
    9. CAT (3:41)
      女性を「CAT」、すなわち猫にたとえて歌っている。サビの中では、稲葉が「ニャオニャオ」と「ミャオミャオ」と猫の鳴き声を上げているのが印象的である。キーが高く稲葉もライブで歌う際苦労したとか。
    10. だったらあげちゃえよ (3:51)
      稲葉の早口が印象的なジャジーでポップなハードロックナンバー。 デモは沖縄で制作された模様。CMではB'zやスタッフをはじめとした人たちが勢ぞろいして歌っている映像が流れた。
    11. Shower (4:37)
      稲葉と深い親交があった故勝新太郎に捧げたとされているバラード。叙情的な歌詞と心が暖かくなるメロディが見事に合わさっている。ファンの間で人気が高い。
    12. Calling (5:56)
      シングル曲。実はアルバム全体をこの曲でサンドイッチするというアイデアもあった。『B'z The Best "Pleasure"』と『The Ballads ~Love & B'z~』にも収録されている。

    参加ミュージシャン

    前作 B'zのオリジナル アルバム 次作
    LOOSE Brotherhood


    オリコン週間アルバムチャート第1位
    1997年12月1日
    前作:
    DREAMS COME TRUE
    SING OR DIE
    B'z
    SURVIVE
    次作:
    河村隆一
    Love

    関連項目

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